ゴジアオイとは?花言葉が恐ろしい?自然発火する?

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ゴジアオイとは?花言葉が恐ろしい美しい花について

ゴジアオイとは?花言葉が恐ろしい?自然発火する?

皆さんはゴジアオイという花をご存知でしょうか。日本では、あまりポピュラーではないため、知らないという方がほとんどでしょう。それでは、どうしてゴジアオイという花は日本ではポピュラーではないでしょうか。

実はゴジアオイがあまりポピュラーでないのはゴジアオイの持つ変わった性質によるものなのです。また、その性質からゴジアオイは、恐ろしい花言葉を持つ花の一種でもあります。ここでは、そんなゴジアオイや花言葉が恐ろしい花について紹介していきます。

ゴジアオイとは?

ゴジアオイとは?花言葉が恐ろしい?自然発火する?

まずは、ゴジアオイの生態について紹介していきます。ゴジアオイは地中海沿岸のヨーロッパ、北アフリカ、並びに西アジアに分布しています。

原種は20種類程度ですが、種間交配種以外にハンニチバナ属などとの属間交配種も作られており、ヨーロッパやアメリカでは一般的な花の一種となっています。

花の名前の由来は、お昼時の数時間の間に花を咲かせる一日花であることによるものです。ゴジアオイの「ゴジ」とは、午時(ごじ)から来たものでありアオイとはゴジアオイの花がアオイ科の花に似ていることから来たとされています。

ゴジアオイはサイコパスな植物?

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みなさんは「植物界のサイコパス」と呼ばれる花をご存知でしょうか。実は「植物界のサイコパス」と呼ばれている花というのはゴジアオイのことなのです。

では、なぜゴジアオイは「植物界のサイコパス」と呼ばれているのでしょうか。それにはゴジアオイの恐ろしい生態が深く関わっています。

では「植物界のサイコパス」と呼ばれる所以たるゴジアオイの恐ろしい生態について、皆さんはご存知でしょうか。

そんな「ゴジアオイ」の生態が恐ろしいといわれる理由は「ゴジアオイ」が自殺する植物であるからです。ここからは、そんな「植物界のサイコパス」とされる「ゴジアオイ」の生態について紹介していきます。

ゴジアオイは繁殖方法が怖すぎる?

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花の繁殖方法といえば、花が落ちて、実が熟したのちにできた種を、風や川の流れ、動物などに運んでもらうのが一般的です。しかしゴジアオイは、それらとは全く違う方法で繁殖します。ここからはゴジアオイの恐ろしい繁殖方法を紹介していきます。

気温35度で発火する分泌液を出す

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ゴジアオイは、変わった方法で種を繁栄を試みます。その第一段階に、繁殖活動を行うに至った成熟したゴジアオイはまず、気温35度から50度で発火する揮発性の油を、茎から分泌します。

そして気化した油は燃えやすいガスとなって充満し、摩擦熱や陽の光によって熱され、発火します。

自然発火し辺り一面を焼き尽くす

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ゴジアオイの茎から分泌された揮発性の油は、蒸発し可燃性のガスになります。そのガスは、摩擦や陽の光などで熱され、自然発火します。その際に、自分もろとも辺り一面を焼き尽くし、繁殖活動を終えます。

森林を丸々燃やしてしまうことも

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ゴジアオイは、繁殖活動の最後の仕上げである「発火」では、場合によっては森林を丸々燃やしてしまうこともあります。種の繁栄のために多くを巻き込むため「植物界のサイコパス」とも呼ばれています。

発火するのは種が最適な条件で発芽するため

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繁殖活動の一環として、周りを焼き払おうとするゴジアオイですが、実はこの行動は合理的ともいわれています。周囲のほかの植物にとっては、迷惑な繁殖方法ですが、周囲を燃やすことによってゴジアオイは日差しと肥料を確保します。

種は耐火性で燃えない

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ゴジアオイは、自分もろとも周り一面を燃やし、種にとって最適な環境を作ろうとします。では、子孫であるゴジアオイの種は、焼き払われないのでしょうか。実はゴジアオイの種は、火に対する耐性があり、周囲が焼き払われても尚、発芽することができます。

ゴジアオイの花言葉が怖い?

ゴジアオイとは?花言葉が恐ろしい?自然発火する?

最近では、フラワーギフトの際に、花言葉にこだわって花を選ぶ方が、増えているそうです。贈った花に、実は怖い花言葉がついていたら、誤解を生むこともあります。トラブルを避けるためにも、怖い花言葉やネガティブな花言葉がついている花は、避けたほうが無難です。

ここまでご紹介してきた「ゴジアオイ」は、恐ろしい方法で、種にとって最適な環境を作り、生涯を終えます。そんなゴジアオイの花言葉について、ご存知でしょうか。

日本ではなじみの薄い花のため、ご存知でない方も多いでしょう。ここでは、そんなゴジアオイの花言葉についてご紹介します。

花言葉は「私は明日死ぬだろう」

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ゴジアオイは、お昼時に花を咲かせ、翌日には萎んでしまいます。この時点でお気づきの方もいるでしょう。実はコジアオイの花言葉は「私は明日死ぬだろう」なんです。お見舞いなどで花を贈るときなど、花を贈るときは注意したほうがよいでしょう。

ゴジアオイ以外にも珍しい花言葉は多い

ゴジアオイとは?花言葉が恐ろしい?自然発火する?

花言葉というと、可愛らしいイメージや素敵なイメージが強いです。ですが、実は花言葉にはゴジアオイの花言葉のような、恐ろしい言葉から面白い言葉まで、いろいろな言葉がつけられています。ここからは、そんな珍しい花言葉をいくつかご紹介します。

怖い花言葉を持つ花5選

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皆さんは怖い花言葉を持つ花をご存知でしょうか。贈り物として使うことも多い花ですが、怖い花言葉がついた花は、贈り物には向かないでしょう。ここでは怖い花言葉を持つ花をいくつか紹介しますので、花を選ぶ際に参考にしてみてください。

①アザミ「復讐」

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一つ目にご紹介する、怖い花言葉を持つ花はアザミです。アザミという花はキク科アザミ属に分類される多年草の総称です。花言葉は「独立」「厳格」「触れないで」などがあります。いろいろなアザミの花言葉の中でも、ひと際目立つ怖い花言葉は「復讐」です。

では、なぜアザミには「復讐」という花言葉がついたのでしょうか。実は、これにはアザミを国の象徴の花「国花」に掲げているスコットランドの言い伝えが、深く関わっているといわれています。

アザミの花言葉の由来とされる逸話の一つに、ノルウェー軍の侵攻から、アザミの棘がスコットランドの国土を守ったという言い伝えがあります。スコットランドの象徴として扱われるようになったのも、これ以来だといわれています。

②クロユリ「呪い」

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続いてご紹介する、怖い花言葉を持つ花はクロユリです。「ユリ」と名についているため「ユリ」の色違いと思う方が多いですが、実はクロユリは、ユリ科バイモ属なのに対してユリは、ユリ科ユリ属と別種として分類されています。

そんなクロユリの花言葉には「呪い」「復讐」「愛」「恋」などが付いています。では、なぜクロユリには「呪い」「復讐」といった、怖いイメージの言葉がついたのでしょうか。

クロユリの花言葉の「呪い」「復讐」は、実は1536年から1588年に実在した大名、佐々成政(さっさ なりまさ)の勘違いによる悲劇が由来だといわれています。その勘違いとは、妻であった小百合の浮気です。しかし、それは他の側室の嫉妬による、嘘の噂でした。

しかし、噂を信じてしまった佐々成政は、小百合と小百合の一族を殺害したとされています。その際、小百合は「もし、立山に黒百合の花が咲いたら、佐々家は滅亡する」と呪いの言葉を残したといわれています。

③ロベリア「悪意」

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続いてご紹介する、怖い花言葉を持つ花はロベリアです。ロベリアという花は、キキョウ科ミゾカクシ属の花で、瑠璃色(紫色を帯びた青色)の花びらが特徴的な花です。その特徴から「瑠璃溝隠(ルリミゾカクシ)」という和名がついています。

花言葉は「悪意」「敵意」「謙遜」などがついています。では、なぜロベリアには「悪意」「敵意」といった、怖い意味の言葉が、花言葉についたのでしょうか。実はロベリアが持つ毒性が、この花言葉が由来だとされています。

④オレンジ色のユリ「憎悪」

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続いてご紹介する、怖い花言葉を持つ花はオレンジ色のユリです。ユリの花言葉は、ユリの色や品種によって様々なものがあり、その花言葉は全部で40個以上にのぼります。「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」という言葉があるように、ユリの花には良い印象があります。

しかしオレンジ色のユリには、そのイメージには合わない怖い花言葉がついています。その花言葉とは「憎悪」です。ユリの花は、贈り物として使うこともありますがオレンジ色のユリは、その花言葉から避けたほうが無難です。

⑤マリーゴールド「嫉妬」

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続いてご紹介する、怖い花言葉を持つ花はマリーゴールドです。鮮やかで冴えた色が素敵な花ですが、花言葉はイメージに反して怖いものが多いです。そんなマリーゴールドの花言葉は「裏切り」「排斥」「堕落」「嫉妬」などです。

では、なぜ鮮やかな花を咲かせるマリーゴールドには「嫉妬」といった、怖いイメージの花言葉がついているのでしょうか。実は、これにはマリーゴールドの黄色い花の色が由来しています。

ヨーロッパで黄色は「裏切り」「排斥」「堕落」「嫉妬」を表す色とされているため、このような花言葉がついたとされています。皆さんもフラワーギフトでは黄色いマリーゴールドは避けたほうがよいでしょう。

面白い花言葉を持つ花5選

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皆さんは面白い花言葉を持つ花をご存知でしょうか。ここまでは、怖い花言葉がついた花を紹介してきましたが、ここからは面白い花言葉がついている花をご紹介します。

①オケラ「金欠病」

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一つ目にご紹介する、面白い花言葉を持つ花はオケラです。皆さんはオケラという花をご存知でしょうか。オケラとは夏の終わりに白い花を咲かせる、山菜としても人気がある花です。そんなオケラには、変わった花言葉ついています。

その変わった花言葉とは「金欠病」です。オケラの花言葉が「金欠病」になった由来は、一文無しになるという意味のオケラからきているとされています。

他には、植物のオケラは薬として用いる際に、根の皮を剥いて使うため、賭博に負けて、一文無しになった人をたとえたという説もあります。

②クレオメ「想像したほど悪くない」

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続いてご紹介する、面白い花言葉を持つ花はクレオメです。クロオメは英名では「スパイダーフラワー」とも呼ばれる花です。これにはクレオメの花が、足の長い蜘蛛のように見えたことが由来だといわれています。

またクレオメは「スパイダーフラワー」という別名から、花言葉には「思ったほど悪くない」がつけられました。足の長い蜘蛛のような花と聞いていたものの、いざ見てみたら想像していたよりずっと美しいことから、この花言葉がついたとされています。

クレオメは英名「スパイダーフラワー」から「思ったほど悪くない」と、おかしな花言葉をつけられましたが、和名では「西洋風蝶草(セイヨウフウチョウソウ)」と呼ばれています。これはクレオメの容姿が、風に舞う蝶のようだったことから、名づけられました。

そして、和名のイメージからクレオメは、花言葉に「風に舞う胡蝶」ともついています。そのためクレオメは、花言葉に見る人の文化の違いが反映された花とされています。

③スイカ「かさばったもの」

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続いてご紹介する、面白い花言葉を持つ花はスイカです。スイカは馴染みの深い植物ですが、イメージするものは、花よりは果実という方が多いです。皆さんは丸ごと1玉のスイカを冷蔵庫に収納するときに思うことはありませんか?

丸ごと1玉のスイカは、切らないと冷蔵庫に収納するのは難しいです。冷蔵庫に入れずに置くにも大きくてかさばります。これらの生活の上でスイカに対して、抱く悩みこそがスイカの花言葉には反映されています。

そのスイカの花言葉とは「かさばるもの」「どっしりしたもの」などです。ちなみにスイカと同じウリ科の花は、どれもスイカとそれほど変わらない花を咲かせます。しかし、キュウリであれば「洒落」ズッキーニには「ほのかな恋」と、詩的な言葉がついています。

④セツブンソウ「人間嫌い」

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続いてご紹介する、面白い花言葉を持つ花はセツブンソウです。セツブンソウは名前の通り、節分の時期に咲く花です。短命なため、中々お目にかかれないため「春の妖精」とも呼ばれます。花言葉には、ひっそりと咲く様子から「人間嫌い」「拒絶」などがついています。

⑤キンギョソウ「憶測ではやはりNOです」

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続いてご紹介する、面白い花言葉を持つ花はキンギョソウです。キンギョソウは花の容姿が金魚に似ていることが由来しています。花言葉は「憶測ではやはりNOです」「おしゃべり」などがついています。

花言葉「憶測ではやはりNOです」は、花の容姿が仮面に似ていると言われ、西洋で生まれた花言葉だと言われています。

花言葉を意識して花を選んでみよう!

ゴジアオイとは?花言葉が恐ろしい?自然発火する?

今回はゴジアオイのような、贈り物には向いていない、怖い花言葉の花をいくつか紹介してきました。紹介してきた面白い花言葉を持つ花は、適切なタイミングであれば、面白い人と思われるでしょう。皆さんも花言葉を意識したフラワーギフトを贈ってみてはいかがでしょうか。

他にもご紹介したゴジアオイの生き様は凄まじいものがありました。ゴジアオイは自らの子孫のために自分を燃やす油を分泌しますが、このような生き方は逞しさも感じさせられます。そんな逞しさは人間も取り入れていくべきでしょう。

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