赤ちゃん製造工場の実態とは?タイやナイジェリアの人身売買!

海外旅行が好きな方は多いでしょう。しかし私達が観光目的で訪れる国の中には人身売買が横行していたり、赤ちゃん工場が乱立していたりする国があります。タイやナイジェリア、インドなどの闇ビジネス、赤ちゃん工場や人身売買を紹介します。

赤ちゃん製造工場の実態とは?タイやナイジェリアの人身売買!のイメージ

目次

  1. 1恐怖の「赤ん坊製造工場」!人身売買の実態とは?
  2. 2赤ちゃん製造工場とは?
  3. 3隠されている赤ちゃん製造工場
  4. 4ナイジェリアの赤ちゃん製造工場の実態
  5. 5タイ人身売買の実態
  6. 6インドにはカースト制度に基づく差別が残っている
  7. 7目を背けてはいけない現実が身近にある

恐怖の「赤ん坊製造工場」!人身売買の実態とは?

世界には商品を製造するように赤ちゃんを作る工場というものがあり、人身売買などで取引される子ども達の供給源となっています。よく知られているのがタイやナイジェリア、インドといった国々です。

いわゆる赤ちゃん工場が実在している国々では「非道徳的だ!」と非難するだけでは解決できない貧困や歴史的な問題があり、人身売買などが闇ビジネスとして成り立ってしまっています。いくら摘発されても無くなることがなく、毎年、数多くの子ども達が犠牲となっています。

赤ちゃん工場から外へ出て行った子ども達の多くが行方不明になったり、命を落としたりしています。性奴隷として扱われたり、売春を強要されたり、過酷な労働を強いられたり、臓器を取り出されて命を落とすなど、目を覆いたくなるような扱いを受けているのです。

赤ちゃん製造工場とは?

赤ちゃん製造工場とは、まさに赤ちゃんを商品のように製造する施設です。人身売買を行うブローカーなどに赤ちゃんや子どもを販売しています。赤ちゃん工場には「需要があるから供給する」「生まれた命を大切にする」といった建前があるのです。こうした赤ちゃん工場に集まる人々の事情や背景などを紹介しましょう。

赤ちゃん工場の目的

赤ちゃん工場には、子どもを望むカップルに赤ちゃんを提供したり、人身売買に利用したり、臓器提供のために臓器保管庫のように子どもを利用したり、魔術の儀式に使う生け贄にしたり、兵士にするといった目的があります。

言い換えれば、こうした需要があるため赤ちゃん工場が存在し続けるのです。赤ちゃん工場の赤ちゃんや子どもは国内だけでなく国外にも提供されていきます。赤ちゃん工場がある国だけでなく、世界中の国々が人身売買などに荷担している現実があるのです。

いわゆる里親の元へ行き、幸せな人生を送る子どもは極わずか。ほとんどの子ども達が、望まない売春や労働、臓器売買の道具、使い捨ての兵士にされるといった非道な世界に送り込まれています。

妊娠を望まない妊婦が売買

赤ちゃん工場では少女や女性達が施設内で赤ちゃんを産む道具として利用される以外に「望まない妊娠をした妊婦が赤ちゃんを赤ちゃん工場に売る」という実態があります。レイプで妊娠したり、未婚で妊娠してしまったりした女性が赤ちゃんを売りに来て、お金を得るのです。

日本では中絶という方法がありますが、中絶が法律によって禁じられている国もありますし、宗教によって中絶が禁忌とされていることもあります。

このため、例え望まない妊娠であっても赤ちゃんを産まざるを得ない状況に置かれてしまう女性が居り、やむを得ず赤ちゃん工場を利用します。このように赤ちゃん工場が女性達の悩みを解決しているという複雑な状況になっているのです。

中絶を望む妊婦に声かけ

望まない妊娠をした女性が赤ちゃん工場に赤ちゃんを渡す以外に、医師の方が妊婦に声をかけて赤ちゃんを引き取ることもあります。法律や宗教で中絶が禁止されていて望まない赤ちゃんを産まざるを得ない女性を「助ける」という言葉で体裁を取り繕い、産婦人科が赤ちゃん工場になることがあるのです。

しかも、こうした病院の中には女性を監禁して強制的に赤ちゃんを産ませるケースもあります。女性は劣悪な環境下で監禁され、時には麻薬中毒にされてしまって逃げ出すことができず、エイズや梅毒といった病気や精神的に病んでしまって家に戻れなくなり、命を落とすことも珍しくないのです。

インドにはベビー工場がある

世界的に問題になったベビー工場がインドにあります。そこでは何十人という赤ちゃんが産み出され、高値で海外へ売られています。しかも赤ちゃんを産んでいる母親は自ら望んで赤ちゃんを産み、人助けになると考えているのです。

これは「代理母」という仕事としてインドに根付いているビジネスです。代理母というのは、母の代理を務めること。つまり、赤ちゃんを産むことができない女性に代わって受精卵を子宮に着床させ、赤ちゃんを産んであげることです。

インドの赤ちゃん工場には、世界中の子どもに恵まれないカップルから「赤ちゃんを産んで欲しい」という依頼が来ており、代理母がその望みを叶えています。まさに、注文を受けて商品を製造するように赤ちゃんを産み出すベビー工場です。

倫理的な問題や国籍問題など社会的な問題が山積している代理母ですが、無くなる気配がありません。理由は、莫大なお金が動くビジネスになっているから。依頼者から施設にお金が渡され、施設は赤ちゃんを産んだ代理母に報酬を渡します。

代理母が9か月かけて赤ちゃんを出産して受け取る報酬は、インドで働いている男性の年収の20倍以上!このため例え非難されても無くならないのです。

隠されている赤ちゃん製造工場

自分の家の近くに赤ちゃん工場があるとなれば、必ず誰かが指摘・通報するものです。ですから、すぐになくなってしまうのでは?と思ってしまいます。しかし、そうならない理由を紹介しましょう。

周囲の人には保護施設と説明

多くの場合、赤ちゃん工場は「妊婦を保護する施設」「ホームレスを助ける施設」「産婦人科」といった仮の姿を持っています。周囲の人は「人を助ける福祉施設」というように思い、人身売買などの温床になっていると知りません。

赤ちゃんを引き渡す妊婦には望まない妊娠という弱みがありますし、お金を受け取ることもあります。また、赤ちゃん工場に監禁されてしまう女性もいるので、周囲の人は工場で商品を製造するように赤ちゃんを産ませ売買している施設だとは想像もしないのです。

普通の職場に見立てる

赤ちゃん工場の中には、そうとばれないように服などの製造工場や保育園といった「普通の職場」を取り繕っているところもあります。このため、周囲の人に気付かれることがなかったり、政府の摘発を逃れることもあります。

あからさまに「赤ちゃん工場です」という体裁は取らず、普通に存在する一般的な職場という姿で赤ちゃんを製造する人身売買の源に行っているのです。

ナイジェリアの赤ちゃん製造工場の実態

赤ちゃん工場や人身売買でしばしば取り上げられる国のひとつにナイジェリアがあります。ナイジェリアの法律や文化が赤ちゃん工場を生み出してしまう実態を紹介しましょう。

ナイジェリアでは中絶は違法

まず、ナイジェリアでは中絶はNGとなっています。理由は法律と、イスラム教やキリスト教といった中絶を禁忌とする宗教があるから。レイプや未婚の状態で望まない妊娠をしたとしても赤ちゃんを産まざるを得ず、生まれた赤ちゃんの行き場がないという現実があります。こうした望まれずして出生した赤ちゃんが赤ちゃん工場を支える源になっているのです。

小さなクリニックが多い

ナイジェリアの赤ちゃん工場の多くは「産婦人科」という特徴があります。実は、ナイジェリアには「赤ちゃんを産めない女性は呪われている」という考え方があり、様々な理由で赤ちゃんを授かれない女性が赤ちゃんを欲しがる現実があります。

このため、産婦人科が「望まない妊娠をした女性」と「赤ちゃんを授かれない女性」の仲介者となって、赤ちゃんを売るビジネスが根付いてしまっています。また、貧困が理由で自分の赤ちゃんを売ってお金を作らざるをえない人もいます。

人々の考え方や貧困が産婦人科を赤ちゃん工場にしています。産婦人科は小さなクリニック。ナイジェリア各地に小規模の赤ちゃん工場が点在しているため、なかなか全てを摘発できず、赤ちゃん工場をゼロにするということができないのです。

男児の方が高額

ナイジェリアの赤ちゃん工場では男の子の方が高値で取引されます。これは危険だったり過酷だったりする労働力として使え、犯罪組織の手足として利用できたり、兵士にすることができるから。

男の子は貴重で有用な労働力であり、紛争地で必要不可欠なものになります。女の子とは違う用途で需要があり、高値で取引されるのです。

魔術の道具という利用方法がある

赤ちゃん工場から売られていく子ども達は、性奴隷や労働力、臓器売買に利用されますが、ナイジェリアでは「魔術用の生け贄」という用途があります。

ナイジェリアなどアフリカでは、未だに魔術や呪いが信じられていて魔術師や霊媒師といった職業の人がいます。魔術師などが行う儀式によって特別な力を得ることができる、という考えがあるのです。

儀式にはしばしば生け贄が必要になります。恐ろしいことに、生け贄は羊などの動物だけではなく人も利用されます。しばしば赤ちゃんや幼い子どもが利用され「神などに捧げる神聖なもの」という形で命を奪われています。いわゆる儀式殺人はアフリカ各地で今も現実に発生している殺人です。

生け贄の首や手、性器といった体の一部は「超人的な力や富、権力を与えてくれるもの」として重宝されます。特にアルビノの子どもは異常な高値で取引され、首や手、足といった体が信じられないような高額で売買されています。

こうした魔術に利用される生け贄が、赤ちゃん工場で製造されて出荷されているというおぞましい現実があるのです。

製造工場が摘発

赤ちゃん工場が乱立し、多くの需要があるナイジェリアでも政府が動いて赤ちゃん工場を摘発し、赤ちゃんや妊娠させられていた少女達を保護したことがあります。少女達は10代。様々な理由で赤ちゃん工場に連れて来られ、売買される赤ちゃんを産まされていたのです。まさに製造機の役割を担わされていました。

しかし、これはほんの一部。先にも紹介したとおり、ナイジェリアでは赤ちゃん工場の数が多すぎることや、権力者の中に「特別な力を得るために魔術に頼る」という者が居て、需要がなくならず、なかなか赤ちゃんや子どもを製造品のように扱う状況がなくならないのです。

タイ人身売買の実態

日本から多くの観光客が訪れるタイも、実は人身売買が大きな問題になっている国です。日本人に身近なタイの人身売買の実態を紹介します。

日本のテレビ局でも報道

タイの人身売買については、テレビ東京の水曜エンタ「今知っておきたい世界のキケン地帯に住む人々」という番組で2016年2月に放送されましたのでご存知の方も多いでしょう。元AKB48の高橋みなみが人身売買被害者を直接取材したことで大きな反響を呼びました。

また、タイから日本へ送られる被害者もおり、2012年には伊香保温泉でタイ人女性を売春で売買したブローカーが摘発される事件もありました。

タイの人身売買は、私達の耳に入ってくるほど大きな問題なのです。

明るみに出るのは氷山の一角

タイでは、貧しい家庭の子どもが借金が原因で売られたり、両親が離婚してしまった子どもが人身売買の被害に遭ったり、仕事の斡旋する業者に騙されて人身売買の被害に遭う子どもが少なくありません。

赤ちゃん工場やブローカーが摘発されることはあっても、それは氷山の一角。タイにはミャンマーやラオスといった周辺国からも子どもを集める闇業者もいて、アジア、アメリカ、中東、ヨーロッパなどへ売る世界的な人身売買の供給源となっています。

誘拐された子供の末路

タイでは、赤ちゃん工場や若い女性達を欺して人身売買に利用する以外に、誘拐した子どもを売買に利用することもあります。こうした被害者は、次のような末路を辿っています。

物乞い

お金や食料、衣服などをもらうために「物乞い」するように強要されます。より同情してもらうために腕や足を切断されたり、全裸にされたりすることもよくあります。

肉体労働

過酷な労働を強いられたり、まともな食事を与えられず長時間働かされることもあります。働けなくなったら別の者を買えばいい、と考えている人も少なくなく、使い捨てのように利用されます。

売春

朝から晩まで客を取るよう迫られ、売春を強要されることもあります。お金はほとんどもらえず、性病や暴力、精神病などで命を落とすこともあります。

インドにはカースト制度に基づく差別が残っている

インドでは貧しい家庭では売春でお金を稼ぐのは当然のことで、自分が育てている子どもを売って生計を立てるのが当たり前と考えている人も居るのが現実です。しかも、売られる子どもも「売られるのが当たり前」と考えているのが恐ろしいところ。

一度、売春を始めると抜け出すことはできず、麻薬漬けになって廃人になってしまう子も珍しくありません。

また、ネパールなど外国から騙されてインドへ売られてきている少女もいます。こうした子は、逃げだそうとすると「家族に危害を加える」などと脅されることもしばしば。

そんなインドには非人道的な行為が正当化されてしまう古い制度が人々の心から消えていない現実があります。

カースト制度は廃止されたが社会や人々の心に残っている

インドにはかつて、カースト制度という制度がありました。バラモン、クシャトリア、ヴァイシャ、シュードラという4つのカーストがよく知られています。身分や職業がカーストによって定められていて、社会的地位や貧富に大きな差がありました。

1950年に廃止されましたが、今でもカーストの考え方は根強く残っており、差別や暴力、人身売買が正当化されてしまう原因になっています。

カーストの外のダリットに人権はない

カーストを紹介しましたが、実はカーストの中にさえ入れない人「ダリット」に分類される人もいます。ダリットには人権がなく、なにをしても咎められないと考えている人が少なくありません。

ダリットの人が暴行されようが、レイプされようが、人身売買されようが全く気にも留められない現実があります。こうした人達は奴隷のような扱いを今も受けることがあります。

売春を正当化するデーヴァターシーというカースト

あまり知られていませんが、インドにはデーヴァーターシーというカーストがあります。デーヴァターシーとは神の召使いのこと。デーヴァターシーのカーストの少女は12歳で神に仕えることになりますが、神に仕えるというのは建前。実際はカースト上位の男性の性奴隷にされるのです。

カースト制度が廃止された今でもインドにはカーストの考え方が根強く残っており、少女でも売春の道具にされてしまい、それが当たり前のようになっています。

目を背けてはいけない現実が身近にある

日本にいると売春は極一部の地域にあるけれど、法律に基づいて行われている合法的なものと考えられがちです。しかし、外に目を向けると売春どころか人身売買や赤ちゃん工場といったものが闇ビジネスとして成り立っており、多くの子ども達が犠牲になっています。楽しい観光地とだけ見るのではなく、暗い現実にも目を向けるようにしたいものです。

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