大神源太とは?ジー・オーグループ詐欺事件の大神源太を解説!

大神源太主犯のジー・オーグループ詐欺事件を覚えていますか。今から17年ほど前に起きた事件ですが、事件はもちろん、主犯である大神源太のナルシストぶりが話題となりました。この記事では、ジー・オーグループ詐欺事件の経緯と、主犯の大神源太についてご紹介します。

大神源太とは?ジー・オーグループ詐欺事件の大神源太を解説!のイメージ

目次

  1. 1大神源太とは?ジー・オーグループ詐欺事件を解説!
  2. 2大神源太とは?
  3. 3ジー・オーグループ詐欺事件とは?
  4. 4ジー・オーグループ詐欺事件の判決は?
  5. 5大神源太の活動経歴
  6. 6ジー・オーグループ詐欺事件の主犯・大神源太の現在は?
  7. 7ジー・オーグループ詐欺事件の主犯・大神源太の出所後は?
  8. 8大神源太の更生を願う

大神源太とは?ジー・オーグループ詐欺事件を解説!

ジー・オーグループ詐欺事件は、ジー・オーグループ代表である大神源太(おおがみげんた)と幹部7名が組織犯罪処罰法違反(組織的詐欺)と詐欺容疑で逮捕された事件です。

今から17年ほど前の2002年に発覚した事件ですが、主犯である大神源太の独特なキャラクターや発言が当時から話題となり、現在でもネット上では笑いのネタとされています。そんなジー・オーグループ詐欺事件の主犯である大神源太について解説します。

大神源太とは?

大神源太は、投資会社であるジー・オーグループの元社長です。会社名である「ジー・オー」とは、GENTA OOGAMIのイニシャルである「G」と「O」をとって付けられました。

自分の名前を会社名にするところから既にナルシストの香りが漂ってきますが、自分のことを「日本一カッコイイ男」と臆面もなく発言したり、自身の鍛えた肉体をメディア等で積極的に露出するなど、自己愛が強いことで知られています。

また、その独特の演技がかった振る舞いも相まって、当時マスコミからは格好のネタとして取り上げられていました。

人格障害者だった?

5年間で約480億円を不法に集め、贅沢の限りを尽くしていたとされる大神源太受刑者ですが、「自己愛性人格障害」および「演技性人格障害」が疑われています。

自己愛性人格障害とは、自分は優れていて素晴らしく、特別で偉大な存在だと異常なまでに思い込む症状ですが、反面、ありのままの自分を愛することができないという矛盾を抱えています。

一方、演技性人格障害は、演劇的な振る舞いや性的な誘惑をすることによって過度に周囲の注意を引こうとするもので、自己愛性人格障害と同様、人間関係がうまくいかなくなるのが特徴です。

犯罪精神医学者の高橋伸吾・東邦大学医学部助教授は、大神源太受刑者に対し、「精神学的にいうと、典型的な『発揚者』と思われます。米国の最新の精神学で分類するなら『自己愛性人格障害』と『演技性人格障害』が現れている。こういう人は、ウソをウソと思わず、放っておけば、また別のことを始めます。」と分析しています。

高橋助教授の分析通り、大神源太受刑者は1995年に設立した化粧品販売事業でも詐欺まがいの事件を起こして、訪問販売法違反で罰金50万円を課せられており、同じような犯罪を繰り返していることが分かります。

また、高橋助教授の説明によると、「発揚者はいつも自信満々で、誇大妄想的な話をするのも特徴。気分がいつも愉快で、ブルドーザー的な勢いがあり、周囲を巻き込む。才能さえあれば事業で成功するが、失敗しても自分の能力不足とは思わず、他者の邪魔があったせいなどと都合よく考える。」とされ、大神源太受刑者はジー・オーグループ詐欺事件においても、自分が悪いことをしたとは考えていない可能性があります。

実際に、金集めのシステムを「救世事業」と称し、「金をだまし取るつもりはなかった。」と話しているそうです。

「俺もビッグになる」が口癖

大神源太受刑者は福岡県出身ですが、県内の工業高校在学中には矢沢永吉さんに憧れ、「俺もビッグになる。」、「成り上がる。」と度々口にしていたそうです。

ちなみに、大神源太受刑者はこの高校を無断欠席で退学となっており、最後の日には咥えタバコで担任教師に啖呵を切って出ていったという話も残されています。

大人になってからも「ビッグになる。」は変わらず口癖だったようで、前述した化粧品販売事業での事件の際も、会社がつぶれた直後に元従業員に対して「見ていろよ。僕は必ず、もっとビッグになって返り咲くよ。」と宣言していたそうです。

その後、ジー・オーグループ詐欺事件で懲役18年の実刑判決を受けたことで、ある意味、世間に知られるビッグな存在になったのかも知れません。

隠しカメラと盗聴器を仕掛ける

大神源太受刑者は、人格障害を疑われるほど自己愛が強い反面、他人には気を許せなかったためか、会社の各部屋に隠しカメラや盗聴器をしかけ、会長室で監視をしていたことが元社員の話から明らかになっています。たとえ自身の会社の従業員であっても、自分以外は誰も信用できなかったようです。

ジー・オーグループ詐欺事件とは?


その尋常ではない振る舞いから、今なおネタにされることもある大神源太受刑者ですが、彼が服役することとなったジー・オーグループ詐欺事件について詳しくみていきましょう。

ジー・オーグループ詐欺事件の手口

大神源太を社長とするジー・オーグループでは、「ジー・システム」という独自の手法を用いて資金集めをしていました。

ジー・システムとは、会員がジー・オーグループの商品の広告費を出すことにより、その商品が売れると、売り上げに応じた配当金が支払われるというシステムです。

商品の広告費を出すことを「エントリー」と言い、1回のエントリーにつき2000円の手数料がかかります。具体的な手法としては、まず、ジー・オーグループ関連会社であるジー・コスモス・ジャパンが、求人情報誌や新聞折り込み広告に在宅ワークの求人広告を出します。

そして、資料請求をしてきた人に対し『ジーシステムの手引き』という冊子を送付し、「ジーシステムに登録して広告費を出すと、高額な配当が確実に得られる。」、「投資をすれば何倍にもなって戻ってくる。」と説明し、勧誘を行っていました。

また、実態がないにも係わらず、自社商品の広告やテレビCMを作成し有名人を起用するなど、会員から信頼されやすい状況を作り上げていたそうです。

ジー・オーグループ詐欺事件の経緯


大神源太がジー・オーグループを設立し、詐欺事件が発覚するまでの経緯を時系列に沿って振り返ってみましょう。

ジー・コスモス・ジャパンを設立し資金を集める

1996年頃に大神源太は自らを社長とする「ジャパンジー・オーグループインターナショナル株式会社」を設立し、その下にグループ企業である「ジー・コスモス・ジャパン」を置いて、資金集めを開始しました。前述したジー・システムという手法をウリにして、一般から投資を募ります。

ところが、ジー・システムだけでは思うように資金が集まらず、徐々に「確約エントリー」や「広告活動代金」、「買収設立活動代金」などの名目で元本の保証と高配当を謳って資金集めを行うようになりました。

警視庁によるジー・オーグループ各社を一斉捜査

2002年3月に警視庁が出資法違反容疑でジー・オーグループ各社を一斉捜索したところ、通信販売用の商品が全く発見されず、ジー・システム自体が架空の事業であったことが明らかになりました。

それだけでなく、ジー・オーグループ企業である「ジー・コスモス・ジャパン」、「ジー・ユニバーサル」、「神埼共栄開発」、「みなもと債権回収」、「ジー・オー・フィルムインターナショナル」、「大義新聞社」のうちのほとんどがペーパーカンパニーであり、企業活動が行われていなかったことも判明しました。その大半が、端から資金を集めるためだけに、名前だけ存在していた企業だったようです。
 

大神源太と幹部7名を逮捕

かくして、2002年4月、大神源太個人と「ジャパンジー・オーグループインターナショナル」、「ジー・コスモス・ジャパン」、「神埼共栄開発」、「みなもと債権回収」に破産宣告がなされ、同年9月10日に大神源太(当時39歳)と会社幹部7名が組織犯罪処罰法違反と詐欺容疑で逮捕されるに至りました。

ジー・オーグループ詐欺事件の判決は?

長引く不況の中、わずかでも収入を得たいという人々の心理につけ込み、組織的詐欺を行っていたとして大神源太は逮捕されました。このジー・オーグループ詐欺事件の判決は、どのような結果になったのでしょうか。

大神源太に懲役18年の実刑

大神源太は1996年頃から2002年にかけて、配当の見込みがないにも関わらず、「高額な配当が確実に得られる。」などと嘘をつき、会員135人から計約13億4千万円を騙し取ったとして、2007年7月2日に東京地方裁判所にて懲役18年の実刑判決を受けました。

同時に元専務ら4名も有罪判決を受けましたが、大神源太のみ控訴し、翌2008年10月20日の二審でも一審判決と同じ懲役18年の実刑判決が支持されました。

大神源太は「詐欺に当たらない」と無罪を主張し続けていましたが、最高裁判所は上告を棄却することを決定し、2010年9月27日、大神源太の懲役18年の実刑判決が確定しました。

大神源太の活動経歴

全盛期には家賃390万円の豪邸に住み、ベルサーチの服を買い込み、ロールスロイス等運転手付きの超高級車を乗り回していたとされる大神源太受刑者ですが、不法に得た金で芸能活動のようなこともしています。以下に大神源太受刑者の逮捕前の活動をご紹介します。

自作自演映画「ブレイズ・オブ・ザ・サン」に出演

大神源太受刑者が制作費5億円をかけて2001年に製作したという、自作自演映画が「ブレイズ・オブ・ザ・サン(太陽の刀)」です。

キャッチコピーは「刀は人を守るためにある」で、2002年に公開予定とされていましたが、監督および主演である大神源太受刑者の逮捕により未公開となっており、今後も公開されることはないでしょう。

この「ブレイズ・オブ・ザ・サン(太陽の刀)」の予告映像がYouTubeに残されています。

予告映像を見ると、大神源太受刑者が日本刀を振り回していたり、格闘技のような技を使って敵を倒したかと思うと、凶弾の中を走り抜け女性からパスされた銃を打つ…と、刀も拳銃も何でもありのアクション映画となっているようです。

爆発あり、カーアクションあり、ラブシーンありと盛り沢山な内容のようですが、5億円をかけただけあって、意外と本格的な作品に仕上がっていて驚きます。

また、さらに驚くべきことに、この映画にはアメリカの俳優であり武闘家であるジェフ・スピークマン氏が共演しているのです。どのような経緯で出演に至ったのかは不明ですが、ジェフ・スピークマン氏にとって黒歴史であることには間違いありません。

大神源太受刑者本人はこの映画について「世界40カ国で上映し、180億円の興行利益を上げる。」と豪語していたとされますが、大作が公開にならず残念な限りです。

自社商品のCM「ユニバG物語」に出演

大神源太受刑者は、自社商品である健康飲料「ユニバG」の販促用CMにも自ら出演しています。「ユニバG」とは、フィリピン原産のバナバ葉を成分とした健康茶のティーバッグ商品であり、1998年にジーオーグループのグループ会社であるジー・ユニバーサル社から発売されました。

この「ユニバG」のCMとして作られたのが「ユニバG物語」であり、大神源太受刑者が「ユニバG」の原材料である幻のバナバ葉を捜し求めてフィリピンのジャングルを探検するというドキュメンタリー映画のような作品となっています。

映像は、「私がアジアを救う」、「私がアジアを絶対に救う。これが私の国際貢献だ。」という謎の決意表明から始まり、ロッキーのテーマと酷似した音楽が流れ、冒頭からツッコミどころが満載です。

ヘリコプターの中での大神源太受刑者のアップの映像がやたら多かったり、半裸でトレーニングをする映像が長々と収録されていたりと、大神源太受刑者のナルシストぶりが遺憾なく発揮された作品となっています。

そして、驚くべきことに、こちらの「ユニバG物語」には、ハリウッドのアクション俳優であるジャンクロード・ヴァンダム氏が友情出演しており、彼の商品紹介により映像が締めくくられるのです。

大神源太受刑者は、「ジャンクロード・ヴァンダムから兄貴と慕われる仲」と自称していたそうですが、その関係は不明です。

前述の「ブレイズ・オブ・ザ・サン(太陽の刀)」のジェフ・スピークマン氏の共演といい、「ユニバG物語」のジャンクロード・ヴァンダム氏の友情出演といい、一体どうなっているのでしょうか。

ちなみに、「ユニバG」は現在でも時々ヤフーオークションに出品されており、マニアや笑いのネタにしたい人の間でやり取りされているようです。

自身がモデルのカレンダーを製作

自作自演の映画やCMのみならず、大神源太受刑者は自身がモデルとなったカレンダーも製作、販売しています。

カレンダーには、「セクシー編」、「アクション編」、「哀愁編」、「MIX編」の4種類があり、スーツで決めた姿や、乗馬をする姿、半裸の姿等、大神源太受刑者の様々な姿を見ることができます。

特にセクシー編は人気が高く、“水も滴るいい男”とは言いますが、濡れている写真が多いようです。こちらのカレンダーも、時折ヤフーオークションに出品されているようですので、気になる方はチェックしてみて下さい。

ジー・オーグループ詐欺事件の主犯・大神源太の現在は?

事件から17年近く経った今なお、話題とされることがある、ある意味存在感抜群の大神源太受刑者ですが現在はどうしているのでしょう。気になる大神源太受刑者の現在について調べてみました。

現在は服役中

大神源太受刑者は2010年に懲役18年の刑が確定していますので、現在はまだ服役中であると考えられます。

Facebookの「大神源太を見守る会」ページには、管理人の方が日本各地の刑務所に「大神源太様」宛に手紙を出したところ、本人から直接返事がきたと書かれてありますが、刑務所の場所等の詳細は伏せられており不明です。

ジー・オーグループ詐欺事件の主犯・大神源太の出所後は?

現在まだ服役中の大神源太受刑者ですが、出所後の予定はどうなっているのでしょうか。逮捕当時39歳でしたので現在は56歳、まだまだ若いと言える大神源太受刑者の出所後は?

出所後はフィリピンに行くという噂も

大神源太受刑者は出所後はフィリピンに行くのでは?という噂が広まっています。これは、大神源太受刑者の奥さんがフィリピン人であることや、認可されませんでした。

しかし、フィリピンのユニトラスト・ディベロップメント・バンクを買収しバンク・オブ・オーガミ(大神銀行)と改称しようとしたことがあったこと、自社製品である「ユニバG」の原料がフィリピンのバナバ葉であったこと等、大神源太受刑者は何かとフィリピンとの関係が強いためです。

逮捕の直前も、奥さんと国際電話をして「Love you.」と言っていたようですし、出所したらフィリピンの奥さんの元へ行くのかも知れません。

ちなみに、逮捕直前の国際電話の後に、マスコミから「大丈夫ですか」と尋ねられた際に言った「俺だから、大丈夫だ。」というセリフと、警察車両に乗せられる直前に最後に言い残した「会員は家族です。」と言うセリフは、大神源太受刑者を揶揄するネタとしてよく使われています。

大神源太の更生を願う

数々の迷言と迷作を残し、事件から年数が経った今でも話題に上る大神源太受刑者。その性質上、嘘を嘘と思わず、同じような犯罪を繰り返しやすいとも言われますが、出所したらまっとうに生きていって欲しいものです。

関連するまとめ

人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ