イマジナリーフレンドの意味とは?大人には見えない友達?

大人には見えないといわれるイマジナリーフレンド。その対象はぬいぐるみや身近な人形であることが多く、作り方さえ知っていれば作ることも可能だと言われています。そんなイマジナリーフレンドについて、子どもの心理との関りや、その作り方についてまとめました。

イマジナリーフレンドの意味とは?大人には見えない友達?のイメージ

目次

  1. 1イマジナリーフレンドとは?ぬいぐるみが多い?
  2. 2イマジナリーフレンドの意味とは?
  3. 3イマジナリーフレンドをもつ人
  4. 4イマジナリーフレンドとイマジナリーコンパニオン
  5. 5イマジナリーフレンドを持つ児童心理
  6. 6イマジナリーフレンドが生まれる原因
  7. 7イマジナリーフレンドの作り方
  8. 8イマジナリーフレンドがいる子どもを診断
  9. 9親はどう受け止めたらいい?
  10. 10イマジナリーフレンドにまつわる本
  11. 11イマジナリーフレンドの存在はあまり心配しなくても大丈夫

イマジナリーフレンドとは?ぬいぐるみが多い?

みなさんはイマジナリーフレンドという言葉を聞いたことがありますか?聞いたことがないという人がほとんどかもしれませんが、子どもがいる親であれば、イマジナリーフレンドというものを知っている人も一定数いるでしょう。

イマジナリーフレンドは、基本的には子どもが持つものだとされていて、大人には見ることができない存在です。しかし、イマジナリーフレンドを持つことは悪いことではなく、欧米ではほとんどの子どもがイマジナリーフレンドを持っていると言われています。

ぬいぐるみや人形、またはそれ以外のものがイマジナリーフレンドなこともあり、イマジナリーフレンドは子どもが成長していく過程の中で自然と生まれることが多いようです。

イマジナリーフレンドを持つ子どもは多いですが、中には大人になってもイマジナリーフレンドがいるという人もいます。

この記事では、大人には見えないイマジナリーフレンドというものの存在や作り方について詳しく説明していきます。

イマジナリーフレンドの意味とは?

イマジナリーフレンドは小さな子どもが持っていることが多いとされていますが、その子の親には見ることができません。いくら子どもがイマジナリーフレンドの話をしてきても、大人には誰のことを言っているのか分からずただただ困惑することでしょう。

そのため、イマジナリーフレンドを持っている子どもの親は、自分の子の発達障害や精神障害を疑い心配してしまうかもしれません。しかし、ほとんどの場合そのような心配は無用です。

では、イマジナリーフレンドとはどのような存在なのでしょうか。大人には見えないイマジナリーフレンドが一体何なのか詳しく説明していきます。

「空想の友だち」という意味

イマジナリーフレンドは直訳すると『空想の友達』と訳すことができます。そして、その訳の通りイマジナリーフレンドは架空の友達のことをいいます。現実世界で実体を持って存在している友達とは違い、見ることのできない空想上の友達です。

基本的には、普段生活をしている中で自然と生まれる存在だとされていますが、意図的に自分の脳内で作り出すことも可能だといわれています。

空想の友達といわれてはいますが、イマジナリーフレンドを持つ子どもの中には、実際にイマジナリーフレンドと手をつないだり抱き合うことができるという子もいます。

身近なぬいぐるみや人形が多い

空想上の友達であるイマジナリーフレンドは、小さな子どもの身近にあるぬいぐるみや人形がその対象になることが多いです。

ぬいぐるみや人形を使って遊んでいる中で、そのぬいぐるみ等がイマジナリーフレンドになっていくのは珍しいことではありません。

お気に入りのぬいぐるみに名前を付けて、そのぬいぐるみとおしゃべりをしていたりすると、そのぬいぐるみがイマジナリーフレンドである可能性が高いです。

無形の存在である場合も

ぬいぐるみや人形がイマジナリーフレンドであることが多いとされていますが、無形の存在がイマジナリーフレンドな場合もあります。

つまり、ぬいぐるみや人形のように形ある物に名前を付け友達として認識しているのではなく、頭の中で見た目やその存在そのものからつくり上げるのです。

そのため、無形の存在をイマジナリーフレンドとして持っている子どもの親は、子どもが話す見たことのない友達の話や、一人で見えない誰かと会話している様子を見て不安になることもあるかもしれません。

イマジナリーフレンドをもつ人

自分の子どもや知人に空想の友達がいると聞くと、精神状態が不安定なのかと危惧してしまうかもしれませんが、ほとんどの場合、特に子どもの場合は精神疾患とは無関係であることが多いです。

イマジナリーフレンドを持っている子どもは多いと前述しましたが、小さな子ども以外にもイマジナリーフレンドを持っている人はいます。では、実在しない空想上の友達であるイマジナリーフレンドを持つのはどのような人なのでしょうか。

多くの子どもが持つ存在

イマジナリーフレンドを持っている人として一番多いのは就学前の小さな子どもです。子どもはぬいぐるみや人形を使って遊ぶ機会が多いので、一人遊びをしている中で自然と生まれるのかもしれません。

自分の想像上の友達ですから、大人と遊ぶのとも、他の子どもと遊ぶのとも違い、やりたい遊びを一緒にできて欲しい受け答えをしてくれます。そのため、小さな子どもにとってイマジナリーフレンドは、ストレスを感じない付き合いやすい友達なのでしょう。

多くが小学校に入るころには消失する

イマジナリーフレンドを持っている子どもは珍しくありませんが、大人になるまでイマジナリーフレンドがそのまま存在し続けるということはほとんどありません。多くの場合は小学校に上がるくらいのタイミングで自然に消失するといわれています。

就学前の子どもは、他の同年代の子ども達と関わる機会があまりありません。しかし、学校に通うようになることで、たくさんの友達と接する機会が増え、子ども同士のコミュニケーションを学んでいきます。その過程でイマジナリーフレンドは消失していくのです。

イマジナリーフレンドは子どもの精神的な成長に伴い消失することが多いので、もしかすると未熟な子どもにとってイマジナリーフレンドは、成長する上で大事な役割を持っている存在なのかもしれません。

大人で持っている人もいる

子どもに多く見られるイマジナリーフレンドという友達の存在ですが、大人で持っている人もいます。大人でイマジナリーフレンドを持っている人は、子どもの場合とは違って精神障害などを抱えていることが多いとされています。

幼少期に受けた親からの虐待などが原因で、大人になってもその心の傷が癒えずトラウマを抱えている人などは、イマジナリーフレンドができやすい傾向にあるのです。

大人が持っているイマジナリーフレンドも、子どもが持っているイマジナリーフレンドと同様に、ぬいぐるみであったり無形の存在であったりします。

大人になっても小さいころから持っているぬいぐるみを大事にしている人もいますから、そのような人にとっては昔からの大切な友達なのでしょう。

発達障害や統合失調症との関係

イマジナリーフレンドの存在は多くの場合とくに何の問題もないと言われていて、子どもが成長していく過程で極めて自然に生まれるものだとされています。そして、自然に消滅していきます。

イマジナリーフレンドは子どものコミュニケーション能力の形成に一役買っていることもあるようですし、発達障害を持つ子どもの特徴とは一致しないことが分かっていますから、あまり心配しなくても大丈夫なようです。

ただ、大人でイマジナリーフレンドを持っている人は、過去のトラウマが原因で統合失調症などを患っている可能性が高いといわれています。

イマジナリーフレンドとイマジナリーコンパニオン

イマジナリーフレンドと似ているものとしてイマジナリーコンパニオンが挙げられます。イマジナリーフレンドとイマジナリーコンパニオンは何が違うのでしょうか?

2つの意味は同義

イマジナリーフレンドとイマジナリーコンパニオンは同じ意味を持つ言葉です。インターネット上ではどちらの言い方も見かけますが、どちらとも同じ意味で使われています。ここではイマジナリーフレンドで統一しています。

イマジナリーフレンドを持つ児童心理

子どもにイマジナリーフレンドがいてもあまり心配するようなことはありませんが、イマジナリーフレンドを持つ子どもの心理は気になるものです。

特に、自分の子どもにイマジナリーフレンドがいる場合、親としては知りたいと思うことでしょう。ここからは、イマジナリーフレンドを持つ子どもの心理としてよくあるものを六つほど詳しく説明していきます。

子どもの心理①友だちが欲しい

イマジナリーフレンドを持つ子どもの心理として一番に挙げられるのが、「友達が欲しい」というものです。その願望がイマジナリーフレンドを生み出すのだといわれています。

保育園に通っていなかったり、兄弟がいない子どもが、一緒に遊んだりおしゃべりできる友達を欲して、身近なぬいぐるみや人形などを友達として扱うようになり、イマジナリーフレンドができるといわれています。

保育園に通っておらず、一日中親と一緒にいて目一杯愛情をもらって遊んでもらっていても、やはり大人と遊ぶのと同年代の子どもと遊ぶのとでは違いがあります。そのため、同じくらいの年ごろの友達が欲しいと思うものなのです。

子どもの心理②自分のことを認めてほしい

自分の存在そのものを認めてくれる相手が欲しくてイマジナリーフレンドができることもあります。そのような心理をもつ子どもにとって、イマジナリーフレンドは無条件に自分を肯定してくれる友達なのです。

自問自答を自分とイマジナリーフレンドの二人で行い、自分の存在や考えを全面的に認めてもらおうとすることが多いようです。例えば、「私は悪くないわよね?」「もちろんよ。」というような会話をイマジナリーフレンドとするのです。

子どもの心理③親からの愛情を感じられない

虐待や育児放棄によって親からの愛情を十分に感じられず、愛情に飢えている子どもにもイマジナリーフレンドがいることが多いといわれています。

一番近くにいて愛してほしい存在である親から愛情をもらえないと感じてしまった子どもは、その寂しくてどうしようもない気持ちを埋めるために、イマジナリーフレンドをつくるのです。

子どもの心理④自己否定の気持ちが強い

自己否定の気持ちが強く、自分に自信がない子どもは、自分で自分を認めてあげることができないため、その役割をイマジナリーフレンドに担ってもらいます。

イマジナリーフレンドはあくまでも自分とは全く別の個体である友達なので、イマジナリーフレンドに自分を肯定し褒めてもらうことで喜びも感じられるのです。

例えば、「私は可愛い?」「あなたはとても可愛いわよ。」といった会話をして、強い自己否定の気持ちを打ち消そうとしているのかもしれません。

子どもの心理⑤ドラえもんのような存在が欲しい

ドラえもんといえば、のび太の親友のような存在です。いつも一緒にいて、困ったときには必ず助けてくれる強い味方であり、泣きつくのび太をなんだかんだで便利な道具で手助けしてくれます。

そんなドラえもんのように、無条件に味方をしてくれいつでも助けてくれるような友達が欲しくて、イマジナリーフレンドを生み出す場合もあります。

子どもの心理⑥異性に興味が湧き始めた

イマジナリーフレンドを持っている子どもには、異性への興味が湧いてきたという子どももいます。男の子と女の子の違いを全く分からない年齢を超えて、異性を違う生き物として意識し始める年ごろの子に見られる心理です。

多くの場合イマジナリーフレンドというのは、そのイマジナリーフレンドを持つ子どもと同じ性別だといわれています。しかし、このような心理をもつ子どもの場合は、イマジナリーフレンドの性別は異性であることが多いです。

異性のイマジナリーフレンドが、その子にとってのガールフレンドやボーイフレンドのような存在になっていることもあります。

イマジナリーフレンドが生まれる原因

イマジナリーフレンドを持つ子どもの心理をいくつか挙げましたが、次は何故イマジナリーフレンドが生まれるのかという原因をみていきます。

イマジナリーフレンドを持つ子どもの気持ちがある程度わかったとしても、そもそもそのような気持ちになった理由というものがきっとあるはずなのです。

ここからは、イマジナリーフレンドができる原因として考えられるものにはどのようなものがあるのか詳しく説明していきます。

原因①一人っ子

一人っ子であることがイマジナリーフレンドを生み出す原因となっていることがあります。これは、先ほどのイマジナリーフレンドを持つ子どもの心理で挙げた、「友達が欲しい」という心理に結び付けることができます。

親が遊んでくれていたとしても、やはり大人と遊ぶのと同年代の子と遊ぶのとでは感覚や遊び方も違います。そのため、一人っ子で遊び相手がいない子どもがイマジナリーフレンドを遊び相手にすることがあるのです。

原因②家庭環境

子どもがイマジナリーフレンドを持つのは、家庭環境が原因になっていることも少なくありません。具体的には、夫婦仲が悪かったり育児放棄を受けていたりする場合です。

育児放棄によって親からの愛情を感じられない子どもが、寂しさを埋めるためにイマジナリーフレンドをつくって遊んだりするのです。

また、夫婦仲が悪いのも子どもに多大な影響を与えます。子どもが見ていても気にせず怒鳴り合いや喧嘩をしていると、子どもは「自分が悪い子だからだ」「自分がいるせいでパパとママは喧嘩する」と思い込んでしまうことがあるのです。

原因③過保護な母親

母親は本来子どもにとってとても大事な存在です。何があっても一番の味方でいてくれる母親は、子どもの心の拠り所となっていることが多いです。

しかし、行き過ぎな干渉をする過保護な母親も存在します。そして、そのような母親をもつ子どもが、母親の過剰な干渉に嫌気がさし、母親を嫌いになってしまうことがあるのです。

すると、自分の理想の母親像をつくり上げて、その役目をイマジナリーフレンドに担ってもらうのです。

原因④コンプレックス

コンプレックスを抱えていることもイマジナリーフレンドができる原因だと考えられています。これは、イマジナリーフレンドを持つ子どもの児童心理として挙げた、「自己否定の気持ちが強い」というものに結び付けることができます。

コンプレックスがあり、自分で自分を認めてあげることができない子どもが、そのコンプレックスである部分をイマジナリーフレンドに肯定してもらい、さらには自分にも言い聞かせているのかもしれません。

原因⑤性の目覚め

子どもが成長していく中で必ず経験ことではありますが、性に目覚めたということがイマジナリーフレンドができる原因になっている可能性もあります。

今まで意識していなかったのに、急に仲のいい女友達に興味が湧いてきたり、大人の男女がキスしているのを見てしまったり。そのようなことがきっかけになっていることもあります。

イマジナリーフレンドの作り方

イマジナリーフレンドは子どもの成長過程で自然に生まれることが多いものだとされていますが、意図してイマジナリーフレンドを作ることはできるのでしょうか?

自らイマジナリーフレンドが欲しいと考えて作ろうとする人はあまりいないかもしれませんが、特殊な能力などとは違って子どもには自然にできるものなのですから、作ろうと思ったら作れるかもしれないと考える人もいるかもしれません。

そもそもイマジナリーフレンドは、必要だから作られるものです。そのため、きちんと作り方通りにやったとしても、ただの好奇心ではできないでしょう。

しかし、何か追い詰められていたり悩んでいることがあってイマジナリーフレンドを必要としているのであれば、作り方通りにやればイマジナリーフレンドができるかもしれません。

作り方①自分の理想の友だちをイメージ

子どもの場合は、友達が欲しいと思って自分で意識してイマジナリーフレンドを作っているわけではありません。あくまでも自然にできているものなのです。

そのため、大人がイマジナリーフレンドを作ろうと思って作る場合は、きちんと作り方を知りイメージから作り出さなければならないのです。

自分の欲しいイマジナリーフレンドを想像するということは、「こんな友達が欲しい」「こんな友達がいたら最高だな」という理想の友達を細かくイメージするということです。これが、イマジナリーフレンドの作り方の第一段階です。

作り方②その友達の詳細設定を考える

そして、イマジナリーフレンドの作り方の第二段階では、イメージした理想の友達をさらに細かくイメージしていきます。ふわっとしたイメージではイマジナリーフレンドはできません。現実の友達のように細かく詳細設定を考えるのです。

例えば、身長は何センチ、体重何キロ、仕事は何をしていてどんな役職なのか。髪の色や目の色、家族構成や細かな性格設定などを自分で決めてイマジナリーフレンドを作り上げます。

作り方③実際に会話をしてみる

イマジナリーフレンドの作り方の最終段階は、実際にその友達と話してみるというものです。もちろん声に出して、本心で素直に話さなければ全く意味がありません。

イメージした理想の友達が目の前にいると思って、本当の友達と会話をするように話してみてください。自分の悩みや弱い部分をさらけ出して心からの会話をしてみると、本当にイマジナリーフレンドが現れるかもしれません。

作り方④それでもできなければぬいぐるみを使う

上記の三つの作り方を試してもイマジナリーフレンドができないという人は、身近にあるぬいぐるみや人形を使うイマジナリーフレンドの作り方を試してみてください。

ぬいぐるみを使うイマジナリーフレンドの作り方は、実体があるぶん想像だけで作り上げる作り方よりやりやすいかもしれません。

ぬいぐるみや人形を用いるイマジナリーフレンドの作り方は、まずそのぬいぐるみなどに名前を付けて、そのぬいぐるみを本当に存在する友達のように思い接し、会話をします。それを何度か繰り返していると、そのぬいぐるみがイマジナリーフレンドになっていきます。

イマジナリーフレンドがいる子どもを診断

子どもはイマジナリーフレンドを無意識に作っているので、本人には空想の友達がいるというような認識はありません。子どもにとっては本当に存在している友達なのです。

しかし、イマジナリーフレンドを持っていそうな兆候があれば、親としては気になることでしょう。そこで、イマジナリーフレンドを持っているかどうか診断する方法をご紹介します。

自分の子どもや身近な子どもが、後述するような行動をしているのであれば、イマジナリーフレンドを持っている可能性が高いといえるでしょう。

診断①誰かと一人で話している

一人遊びが得意で、いつも一人で何か話しながら遊んでいるようなら、何を話しているのか内容を耳を澄ませて聞いてみてください。もしかすると、誰かと会話しているのかもしれません。

この場合、その誰かというのがぬいぐるみや人形であることも多いといわれています。お気に入りのぬいぐるみに名前を付けて、そのぬいぐるみと会話しているのであれば、そのぬいぐるみがイマジナリーフレンドの可能性があります。

診断➁存在しない友だちの話をする

存在しない友達の話をするというのも、イマジナリーフレンドを持っている子どもの特徴です。子どもの友達が多くて把握しきれていないという場合も考えられますが、そうでなければ親としては心配になってしまうことでしょう。

保育園や幼稚園の友達でもなく、ご近所の友達でもない、親が見たことも聞いたこともないどこの誰だか分からない友達の話をするようであれば、もしかするとその友達はイマジナリーフレンドなのかもしれません。

診断③何もないところに話しかける

イマジナリーフレンドは大人には見えない存在ですから、子どもがイマジナリーフレンドと話している場面に遭遇すると、大人にはとても不思議な光景に見えます。

見えない誰かと手をつないでいたり笑い合っていたり、何もない場所に向かって手を振ったりする子どももいるようです。

誰もいないところに向かって話しかけているのを見たら、幽霊が見えているのではないかと怖くなったり心配するかもしれませんが、それは霊などではなくイマジナリーフレンドかもしれません。

親はどう受け止めたらいい?

自分の子どもが空想の友達と遊んでいたら、親としてはどうしても気にしてしまうものです。多くの場合は心配ないと言われても、どう対応したらよいのか分からず悩むことでしょう。

子どもがイマジナリーフレンドと会話していたり、存在しない友達の話をしてきたときに困惑するかもしれません。では、イマジナリーフレンドを持っている子どもをどう受け止め対応していけばよいのでしょうか?

イマジナリーフレンドを否定しない

子どもが持っているイマジナリーフレンドを親が否定することは、決してやってはいけません。大人には見えない存在であっても、イマジナリーフレンドを持つ子どもにとって、その友達は確実に実在するのです。

そのため、「そんな子いないわよ」「誰と話してるの、誰もいないでしょ」などと、イマジナリーフレンドの存在を否定するような言葉をかけるのはよくありません。

子どもがイマジナリーフレンドを持つことは決して珍しいことではありませんから、寛容に受け止め、話を合わせて聞いてあげてください。

イマジナリーフレンドにまつわる本

イマジナリーフレンドを持つ人は決して珍しい存在ではありません。子どもであればイマジナリーフレンドを持っている子は少なくありませんし、大人でもイマジナリーフレンドを持っている人はいます。

そのため、イマジナリーフレンドを題材にした書籍や、イマジナリーフレンドを持つ登場人物が出てくる書籍もいくつか存在します。

そのような作品の中から、特に有名な作品を絵本、小説、漫画からそれぞれ一冊ずつ紹介します。自分が読みやすそうな作品を選んでぜひ読んでみてください。

絵本「ジェシカがいちばん」

まずご紹介するのは、ケヴィン・ヘンクス作の「ジェシカがいちばん」という絵本です。この作品は1991年に発売が開始された絵本ですが、評価の高い作品で知る人ぞ知る絵本と言えます。

この絵本の主人公である女の子には、ジェシカという名前のイマジナリーフレンドがいます。主人公が成長していく様子と、イマジナリーフレンドであるジェシカとの関係の変化などが繊細に描写されています。

もちろん、絵本なので子どもでも読みやすいように描かれています。小難しい説明などがなく読みやすいので、大人が読んでももちろん分かりやすいです。イマジナリーフレンドというものがどのような存在なのかイメージしやすいかもしれません。

小説「イマジナリ・フレンド」

ミタヒツヒトさんという作家さんの「イマジナリ・フレンド」という小説も、そのタイトル通りイマジナリーフレンドが題材になっている作品です。

ずっとイマジナリーフレンドと共に過ごしてきた主人公が、現実の世界でさまざまな人たちと関わるようになり成長していく物語です。さらに、その成長過程でイマジナリーフレンドの消失というものがやってきます。

主人公の精神的な成長とイマジナリーフレンドである友達との関係などがリアルに描かれている小説です。

成人漫画(R-18)「コロちゃん」

最後に、カワディMAXさんという漫画家さんの「コロちゃん」という漫画をご紹介します。こちらの漫画は成人漫画なので、18歳未満の人は見ることができないのですが、この作品もイマジナリーフレンドがでてきます。

この作品の中では、イマジナリーフレンドはぬいぐるみです。主人公のお気に入りのぬいぐるみがイマジナリーフレンドとして描かれており、可愛らしい雰囲気の漫画なのですが、性的虐待やトラウマ的要素を含むので閲覧する際は注意してください。

イマジナリーフレンドの存在はあまり心配しなくても大丈夫

空想の友達といわれると少し心配になるかもしれませんが、多くの場合は子どもの精神的な成長と共に自然に消滅するので心配しなくても大丈夫です。

イマジナリーフレンドを持つ子どもは集団行動が苦手で一人でいることが多いようなイメージがあります。しかし、実はイマジナリーフレンドを持つ子どもは、そうでない子どもに比べて現実での友達も多くコミュニケーション能力が高いともいわれています。

つまり、イマジナリーフレンドがいるから現実で友達ができないというわけではありません。自分の子どもにイマジナリーフレンドがいるとしたら、大人には見ることのできない存在ですから心配になって当然といえるでしょう。

しかし、子どもがまだ就学前の小さな子なのであれば、あまり気にしすぎないようにしましょう。子どもが大きくなっていく過程で消失していくはずです。

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