世田谷一家殺人事件の真相とは?殺害事件の犯人は?時効は撤廃?

世田谷一家殺人事件をご存知でしょうか?2000年の年末に起き、いまだに犯人は逮捕されておらず、未解決事件となっている事件です。一体、なぜ未解決のままなのでしょうか?事件の概要や犯人像、犯人が捕まらない理由など、世田谷一家殺人事件の真相に迫っていきます。

世田谷一家殺人事件の真相とは?殺害事件の犯人は?時効は撤廃?のイメージ

目次

  1. 1世田谷一家殺人事件の犯人や時効は?真相に迫る!
  2. 2世田谷一家殺人事件とは?
  3. 3世田谷一家殺人事件の概要
  4. 4世田谷一家殺人事件の犯人による異常な行動とは?
  5. 5世田谷一家殺人事件の被害者とは?
  6. 6世田谷一家殺人事件の犯人の動機は?
  7. 7世田谷一家殺人事件の犯人像は?
  8. 8物証が多いのに犯人はなぜ捕まらない?
  9. 9時効撤廃で世田谷一家殺人事件の捜査は続く!
  10. 102019年時点の捜査状況
  11. 11遺族のためにも真相解明を!

世田谷一家殺人事件の犯人や時効は?真相に迫る!

2000年の大晦日に発覚した世田谷一家殺人事件。その家に住んでいた家族4人が殺害されるという、凄惨な事件です。家族4人を殺害した犯人は、一体どんな人物で動機は何だったのでしょうか?また、この世田谷一家殺人事件の時効は成立しているのでしょうか?世田谷一家殺人事件の真相に迫っていきます。

世田谷一家殺人事件とは?

世田谷一家殺人事件とは、東京都世田谷区上祖師谷3丁目にある会社員の自宅で起きた殺害事件です。警視庁では、正式には「上祖師谷三丁目一家4人強盗殺人事件」と呼ばれています。

一家4人が惨殺された未解決事件

この世田谷一家殺人事件は、上祖師谷3丁目の自宅に住む、父親である会社員の宮澤みきおさん(当時44歳)、母親の泰子さん(当時41歳)、長女のにいなちゃん(当時8歳)、長男の礼くん(当時6歳)の一家4人全員が殺害された事件です。

2000年の12月31日、20世紀最後の日に発覚し、さまざまな情報は寄せられましたが、2019年3月現在、犯人が逮捕されていないばかりか、犯人の特定にも至っておらず、真相は解明されないまま未解決事件となっているのです。

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世田谷一家殺人事件の概要

いまだに解決されていない、世田谷一家殺人事件は一体どんな事件なのでしょうか?世田谷一家殺人事件の概要をみていきましょう。

2000年12月30日に世田谷区に住む一家4人が殺害される

事件は、2000年12月30日23時頃から31日未明に起きたとみられています。被害者の胃の内容物から、殺害された時刻は30日の23時30分頃と推定。まず、2階にある子供部屋に寝ていた礼くんを殺害し、異変に気付いて2階に上ってきていた、みきおさんを殺害。その後、屋根裏部屋で寝ていた泰子さんとにいなちゃんを殺害したと予想されています。

12月31日に隣に住む母親の実母が発見

2000年12月31日の10時50分頃に、宮澤さん宅の隣に住んでいた泰子さんの実母が、宮澤さん宅へ内線電話をかけました。しかし、誰も電話に出ず、不審に思った泰子さんの実母は、宮澤さん宅を訪ね、そこで4人の遺体を発見したのです。

発見時、宮澤さん宅の2階にある浴室の窓が開き、網戸ははずれ、窓の下に犯人の靴跡に似た跡があったため、犯人はこの浴室の窓から侵入したとみられています。

殺害現場からなくなったもの

殺害現場からなくなっていたものは、被害者である父親みきおさんのトレーナーです。犯人が持ち去ったとみられています。このトレーナーは、1991年から1996年頃に販売されていたことがわかっています。そして、現金が約20万円なくなっています。母親の泰子さんが経営していた塾の授業料や財布などから抜き取られていたようです。

カードや書類などを仕分けしていた痕跡があり、さまざまな場所を物色していた形跡もありました。しかし、1階の書斎にあった約6万円が入った封筒は手を付けられておらず、財布の中のキャッシュカードや貴金属なども持ち出されてはいませんでした。

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世田谷一家殺人事件の犯人による異常な行動とは?

世田谷一家殺人事件の犯人は、犯行現場で通常では考えられないほどの異常な行動をしています。一体、犯人はどんな行動をしていたのでしょうか?

子供もめった刺し

犯人は、長男の礼くんの首を手で絞めて殺害しており、父親のみきおさんと母親の泰子さん、そして長女のにいなちゃんは、柳刃包丁や文化包丁で殺害しています。

特に、泰子さんとにいなちゃんは、顔や首などを中心に切りつけられており、死後にも何度も刺していた形跡がありました。泰子さんやにいなちゃんに対しては、みきおさんや礼くんよりもひどい殺害の仕方だったといえます。

犯行後長時間現場で過ごす

犯行後は、すぐに立ち去る犯人が多いですが、この世田谷一家殺人事件の犯人は、殺害現場に長時間滞在していた可能性があります。これは、犯人が机や戸棚などの引き出しを物色していただけではなく、カードや書類などを仕分けしていた形跡があったからです。

また、2階の居間で犯人が仮眠をしていた形跡もあることから、犯人は殺害現場に数時間滞在していたとみられているのです。

アイスを食べたりパソコンを触っている

宮澤さん宅の居間や浴槽などから、アイスの容器が発見されており、一家4人を殺害後に犯人は、冷蔵庫内にあったアイスを食べていたとみられています。また、犯人の唾液が付いたコップも台所で発見されおり、麦茶を飲み、メロンも食べていた形跡がありました。

そして、犯人は1階の書斎のパソコンを触っていた可能性もあります。キーボードから犯人の指紋は検出されていませんが、マウスからは指紋が検出されています。通信記録を調べた結果、12月31日の1時18分にインターネットに接続したことがわかり、死亡推定時効の後であることから、犯人がパソコンを触っていた可能性が高いのです。

実は、12月31日10時5分にもインターネットに接続していた記録があるため、事件発覚の数分前まで犯人は殺害現場に滞在していたとみられています。しかし、再現実験をしてみると、マウスが落下したりして、自動でインターネットに接続する可能性があることがわかりました。

また、1時18分の接続時には検索履歴がありましたが、10時5分の接続時にはサイトが表示されただけで検索履歴はありませんでした。そのため、犯人は、1時18分以降、10時5分以前に逃走していた可能性が浮上したのです。

多くの証拠を残している

犯人は、飲食をしたり、パソコンを触っていただけではなく、殺害時に怪我した右手の治療も行っています。血を拭き取ったタオルや指紋が付いた絆創膏などが散乱していました。また、トイレも使用しており、残された大便から野菜のごま和えが検出されています。

他にも、犯人が身につけていたとされるトレーナーやジャンパー、帽子、マフラー、手袋、ハンカチ、ヒップバッグが残されていました。また、犯人の靴跡も発見されました。このように、犯人はDNAや指紋など、多くの証拠を殺害現場に残していたのです。

世田谷一家殺人事件の被害者とは?

異常な犯人によって殺害された被害者の宮澤さん一家は、どんな人たちだったのでしょうか?ここでは、世田谷一家殺人事件の被害者にまつわる噂などを紹介していきます。

元統一教会信者

実は、世田谷一家殺人事件の被害者である宮澤さん一家は、統一教会の信者だったといわれています。みきおさんと泰子さん夫婦が出会ったのが、この統一教会のセミナーだったようです。宮澤さん一家は、熱心な信者だったようですが、事件発生時には統一教会を脱退していたとみられています。

祖師谷公園拡張工事のため引越し予定だった

被害者の宮澤さん宅の隣には、都立公園の祖師谷公園がありました。事件当時、この祖師谷公園の拡張工事が計画されており、祖師谷公園周辺に住むほとんどの人はすでに転居をしていました。宮澤さん一家も、2001年の3月に引越しをする予定だったそうです。事件当時は、周辺に宮澤さん宅を含む4軒しかありませんでした。

騒音問題でトラブルがあった

宮澤さんは、騒音問題でトラブルがあったともいわれています。事件当時、宮澤さん宅の近くにある広場では、夜間でもスケートボードを滑ったりなど、ルールを守らない若者がいました。住宅も少ない閑静な場所であり、夜間で音が響くため、宮澤さんは何度か若者たちに注意をしていたようです。

実際に、世田谷一家殺人事件の数日前に、スケートボードをする若者と宮澤さんが揉めていたという証言もあります。また、暴走族が公園に出入りしていたようで、宮澤さんはこの暴走族ともトラブルになっていたともいわれています。

世田谷一家殺人事件の犯人の動機は?

被害者の宮澤さんには、さまざまな噂がありますが、なぜあれほどまでに無惨に殺害されなければいけなかったのでしょうか?なぜ、犯人は家族全員を殺害したのでしょうか?世田谷一家殺人事件の犯人の動機について迫ります。

統一教会を脱退したための見せしめ

被害者の宮澤さん一家は、統一教会の熱心な信者でしたが、なんらかの理由で脱退し、その見せしめとして殺害されたといわれています。実は、宮澤さんは北朝鮮のスパイであり、謀反活動のために日本に住んでいたとみられているのです。統一教会は、韓国発祥の宗教で、宮澤さん夫婦が出会ったセミナーは、北朝鮮系が行うセミナーだったといわれています。

また、宮澤さんはイギリスのコンサルティング会社の日本支社でCI部門のリーダーとして、日本や韓国で仕事をしていた経歴があります。実は、イギリスでは仕事に見せかけ、謀反活動をする企業が多く、宮澤さんが働いてたこの会社も、世界中で謀反活動をする組織だったようなのです。

以上のことから、宮澤さんは北朝鮮との関わりが深く、謀反活動に関わっていた可能性が高いといわれています。おそらく、この謀反活動をする中で、統一教会本部との間でトラブルが起こり、その見せしめで宮澤さん一家は殺害されたという見方がされているのです。

朝鮮総連の元幹部逮捕に被害者が関与していた

世田谷一家殺人事件の約1ヶ月前に、日本在住で朝鮮総連の元幹部である康成輝(カン・ソンヒ)が逮捕されるという事件が起きました。康成輝が逮捕された容疑は、保険金詐欺や有印私文書偽造などです。公安警察への情報提供によって逮捕に至ったとみられており、その情報提供者が世田谷一家殺人事件の被害者である宮澤さんだった可能性があるのです。

康成輝は、北朝鮮の工作員であり、日本や韓国にいる北朝鮮工作員の司令塔的な役割をしていたといわれています。そのような人物が逮捕され、それが仲間の裏切りによるものだとわかったら、組織のトップは黙っているはずはありません。この宮澤さんの裏切り行為がトラブルの元であり、見せしめとして殺害されたといわれているのです。

騒音を注意された復讐?

世田谷一家殺人事件の犯人の動機は、騒音を注意された若者たちによる復讐ではないかともいわれています。現場に残されていた証拠から、犯人は若者の可能性が高く、被害者の宮澤さんは、騒音問題で若者たちとのトラブルもあったことから、若者たちの復讐とも考えられているのです。

犯行時刻前後に、宮澤さん宅周辺や隣の公園で、現場に残されていたものと似た、ヒップバッグやトレーナーなどを身に付けた不審な若者を目撃したという証言がいくつかあります。そのため、宮澤さんとトラブルになった若者の復讐による犯行という説が挙がっているのです。

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世田谷一家殺人事件の犯人像は?

世田谷一家殺人事件の犯人は、犯行現場にさまざまな痕跡を残しています。それをもとに、警察はいくつかの犯人の特徴を公表しているのです。世田谷一家殺人事件の犯人像は、どのようなものなのでしょうか?

身長170cm前後の痩せ型

世田谷一家殺人事件の犯人は、殺害現場にトレーナーやジャンパーなどを残しており、そのサイズなどから身長は170cm前後だとみられています。また、犯人が残していったヒップバッグは、使い古した形跡があり、ベルト跡が残っていたことから、ウエストが70~75cmの痩せ型の人物と想定されるのです。

血液型はA型

犯人は、自らの血液や唾液などを殺害現場に残しており、DNA鑑定の結果、犯人はA型ということがわかっています。宮澤さん一家にはA型の人はいないため、このA型の血液は犯人のもので間違いありません。また、このDNA鑑定によると、犯人は男性だということも判明しています。

タバコや薬は使っていない

犯人が残した血液を詳細に調べた結果、犯人はタバコを吸わない人物ということもわかっています。また、薬物反応もみられず、風邪薬をはじめ、向精神薬などの薬、そして覚醒剤などの使用も見受けられませんでした。

右利き

被害者の傷跡や、犯人が残した指紋の状況などから、犯人は右利きの可能性が高いとされています。犯人は、現場でアイスを食べていますが、スプーンなどを使わず、かぶりついた跡がありました。犯人は、一家を殺害時に右手を怪我していたため、利き手の右手を使えなかったため、スプーンを使わずにかぶりついたと考えられます。

過去の犯罪者履歴に該当する指紋なし

パソコンのマウスや絆創膏など、犯人は殺害現場に十数個もの指紋を残しています。犯人の指紋は渦状紋で、親指の指紋には真ん中に、豚の鼻のような2本の線があることも分かっています。

ただ、その指紋を過去の犯罪者履歴と照合しても、一致する指紋はありませんでした。そのため、世田谷一家殺人事件の犯人は、過去に犯罪歴(逮捕歴)がない人物とみられています。

犯人は韓国人の可能性も

世田谷一家殺人事件の犯人は、韓国人の可能性があるといわれています。殺害現場に残されていた犯人の血液をDNA鑑定し、人類学的解析によって、犯人の父系がアジア系、母系が南欧系の民族の血が含まれていることがわかったのです。ただ、南欧系の血と判断されたものの、それが母親かどうかは明確ではないとされています。

父系を示すアジア系の血も、父親とは限りませんが、この血の種類は日本人には少ないとされ、日本人の約33人に1人、中国人の約10人に1人、韓国人の約5人に1人がこの血を含んでいるのです。そのため、韓国人の可能性が高いといわれているのです。

李仁恩がもっとも犯人として有力

あるジャーナリストが独自で調査した結果、韓国人の李仁恩という人物が、犯人として有力だといわれています。事件当時、宮澤さん宅周辺では、公園の拡張工事の話を悪用するブローカーが頻発しており、宮澤さん宅の土地を手に入れるためにある人物が指示し、李仁恩に殺害させたとみられているのです。

この情報をつかんだジャーナリストは、独自で入手した指紋を非公式で照合した結果、殺害現場に残された指紋と一致したと語っています。ジャーナリストは、李仁恩に会ってインタビューを試みますが、失敗に終わり、真相は聞き出せていません。

顔見知りによる犯行の可能性も

遺体を発見した泰子さんの実母によると、被害者たちの顔を隠すかのように、布団や洋服などが掛けられていたと証言しています。実は、殺害後に被害者の顔を隠す行動は、犯人と被害者が顔見知りのケースが多いのです。

被害者の宮澤さんは、騒音問題で若者とトラブルが起きていたという証言もあるため、すでに顔見知りだった若者たちによる犯行の可能性も指摘されています。

物証が多いのに犯人はなぜ捕まらない?

世田谷一家殺人事件の犯人は、殺害現場にさまざまな物証や痕跡を残しているため、すぐに犯人は逮捕されるとみられていました。しかし、2019年時点でも真相は解明されておらず、犯人は逮捕されていません。なぜ、いまだに犯人は捕まっていないのでしょうか?

容疑者は次々とあがるものの犯人特定はなし

事件発覚から2019年現在までの間に、世田谷一家殺人事件の容疑者は次々と浮かび上がってきました。そして、その容疑者に任意で事情聴取を行い、DNAや指紋も提供してもらい鑑定もしました。しかし、犯人のものと一致せず、犯人の特定には至っていません。

初動捜査ミスがあった?

世田谷一家殺人事件の犯人がいまだに捕まらないのは、警察の初動捜査にミスがあり、真相から遠ざかっていたことが1つの要因だとされています。警察は当初、現場に犯人が怪我をし治療をした形跡があったことから、朝になったら病院へ行って治療を受けるはずと考えました。

そのため、現場付近の病院へ張り込みをしたり、右手の治療に来た人物がいないか医療機関へ情報提供を呼び掛けていました。複数の医療機関から、「右手を負傷し、治療に来た挙動不審な男がいる」という情報はありましたが、すべて事件とは無関係だったのです。結局、犯人はどの病院にも現れませんでした。

警察は、張り込みや提供された情報の事実確認に時間や人員を使い、聞き込み捜査などは後回しになってしまったのです。真相からかけ離れた捜査をしていたため、捜査が難航してしまったと考えられます。

犯人像の固執

警察は、現場に残された証拠などから、犯人像を絞り込みましたが、その犯人像に固執していたのも、いまだに犯人が捕まっていない要因だといえます。最初に浮かんだ犯人像は、さまざまな証拠を残しているという理由で、「粗暴で賢くない若者」でした。しかし、当てはまる容疑者はいなかったのです。

次に警察が考えた犯人像は「精神障害や性格異常者」で、このような人物による通り魔的な犯行と断定しました。性格異常者は、動物虐待をする傾向があり、宮澤さん宅周辺では2000年8月から12月にかけて数件の動物虐待事件が発生していたのです。宮澤さん宅周辺の人物を調査し、動物虐待の犯人は捕まるものの、世田谷一家殺人事件とは無関係でした。

実は、警察は当初から、「犯人は日本人」という考えに固執していたのです。宮澤さん宅のトイレに残された大便からインゲンの胡麻和えとみられる物が検出されたり、書類などが仕分けされていたため、和食を食べ、日本語を読める日本人が犯人だと考えたのでしょう。しかし、前述のように、DNA型から日本人以外の可能性もあることがわかったのです。

このように、次々に浮かぶ犯人像に固執するあまりに、真相をつかめず、いまだに未解決事件となっているのでしょう。犯人像に固執せず、幅広い視野で捜査していれば、真相にたどりついていたかもしれません。

韓国警察の捜査協力拒否

あるジャーナリストの調査により、韓国人の李仁恩という人物が犯人として浮上したため、警視庁に情報提供をします。警視庁は、現場に残されていた韓国製とみられるスニーカーの足跡や提供された情報などから、韓国警察にも李仁恩に関する捜査協力を要求しました。

しかし、韓国警察は「それだけでは、韓国国民を疑う証拠にはならない」という理由で、この捜査協力を拒否したらしいのです。そのため、韓国に居住してる可能性がある犯人の迅速な捜査ができず、真相にたどり着けていない原因ともいわれています。

時効撤廃で世田谷一家殺人事件の捜査は続く!

日本では、さまざまな犯罪に時効というものがあります。殺人に関しても、以前は時効がありました。しかし、現在は殺人や重大事件に関しては時効が撤廃されています。実は、時効撤廃にはこの世田谷一家殺人事件の遺族の力があったからなのです。

被害者遺族の訴えによる時効撤廃の法改正

2008年11月、全国犯罪被害者の会によって、殺人などの事件の時効の廃止を求める決議が行われ、事件の遺族はもちろん、世間でも時効停止・廃止を訴える声が高まっていました。

そんな中、世田谷一家殺人事件の被害者遺族は、2009年2月28日に、他の事件の遺族とともに、殺人事件の公訴時効の停止や廃止を目標に「殺人事件被害者遺族の会(宙の会)」を結成したのです。

その後、2010年3月12日に、殺人罪などの法定上限が死刑に値する罪の公訴時効廃止などを含む刑事訴訟改正案が、政府で閣議決定されました。翌月の27日に、この改正刑事訴訟法が可決成立し、即日施行され、世田谷一家殺人事件に関しても時効が廃止されたのです。

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2019年時点の捜査状況

世田谷一家殺人事件は時効が撤廃され、真相を解明するために現在も捜査が行われています。2019年時点での捜査状況はどうなっており、真相に近づいているのでしょうか?事件発生から2019年までの捜査状況などを紹介します。

現場に残された物証についてわかったこと

2010年、犯人が現場に残していったトレーナーやヒップバッグ、帽子、柳刃包丁などが神奈川県の本厚木駅周辺の店で扱われていたことがわかりました。また、2011年には、犯人が残したトレーナーや帽子、手袋と同じデザインのものが、静岡県内でも販売されていたのです。

そのため、犯人は神奈川県厚木市もしくは、静岡県内に生活拠点がある人物の可能性が高いとみられています。

韓国警察による協力

当初は、韓国警察は捜査協力を拒んでいると報道されていました。しかし、2005年に、韓国警察は捜査に協力し、「犯人は韓国で育った人間ではない」という結果に至り、警視庁も断定しています。ただ、あくまでも韓国で育った人間ではないというだけで、DNA鑑定などを見ると、日本で育った韓国人という線は捨てきれません。

犯人像について

2018年5月に、捜査本部は新たな犯人像を公開しています。その犯人像は、「事件当時、15歳から20代の瘦せ型の男性」です。この年代であれば、2階浴室の窓から侵入することが可能だと、検証結果も出ています。

世田谷一家殺人事件から約18年が経っているので、犯人が現在もどこかで生きているなら、現在の年齢は30代半ばから40代くらいになっているでしょう。

懸賞金

世田谷一家殺人事件は、捜査特別報奨金制度(公的懸賞金制度)の対象になっており、2007年に警視庁により指定されています。犯人逮捕や事件解決に繋がる有力情報を提供した人に最大300万円が支払われるというものです。

2010年以降、「事件の捜査に協力する会」によって、私的懸賞金(700万円)も支払われることになり、公的懸賞金と合わせると最大1000万円が支払われます。2014年には、私的懸賞金の1000万円増額が決まり、犯人の逮捕に結びつく情報提供者には、最大2000万円が支払われるのです。

遺族のためにも真相解明を!

世田谷一家殺人事件は、約18年経った今でも、多くの人の心に残っている傷ましい事件です。そして、遺族にとっては、大切な人たちを奪われ、いつまでも忘れられない出来事なのです。

年月が経つにつれ、遺族も年を重ね、宮澤さんの母親はすでに80代という高齢です。宮澤さんの母親をはじめ、すべての遺族のために、できるだけ早く真相を解明してほしいものです。

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