姫島村とは?大分県の姫島村は怖い?殺人事件も?

大分県の姫島村は、他の市町村にはない独特の風習がある島です。また、凄惨な殺人事件が起きた現場としても知られており、怖い島なのではという噂があります。姫島村は本当に怖い島なのでしょうか?殺人事件の詳細も含め、姫島村についてご紹介します!

姫島村とは?大分県の姫島村は怖い?殺人事件も?のイメージ

目次

  1. 1大分の姫島村は村長固定のおかしい島!?殺人事件も
  2. 2大分県の姫島村とは?
  3. 3姫島村の地名の由来
  4. 4姫島村は村長選が半世紀以上無投票
  5. 5姫島村リンチ殺人事件とは
  6. 6姫島村は漁業と観光の島
  7. 7姫島村は美しい島!

大分の姫島村は村長固定のおかしい島!?殺人事件も

大分県の姫島村(ひめしまむら)をご存知でしょうか?名前だけ見ますと、なんだかとても美しい島のような雰囲気です。しかし、村長が長年交代しないなど、他の自治体にはない少し変わった特徴がある島です。

姫島村では昔、島民のリンチによる殺人事件が発生しており、「おかしい島」「怖い島」などの噂もあります。

姫島村は本当におかしい島、怖い島なのでしょうか?そして、殺人事件の真相とはどのようなものなのでしょうか?謎が多い大分県の姫島村についてご紹介していきます!

大分県の姫島村とは?

大分県の姫島村は、2005年3月31日以来、大分県内で唯一の村です。そして、2006年以降、大分県東国東郡に属する唯一の自治体です。姫島村とは、大分県のどの辺りにあるのでしょうか?姫島村の位置、総人口などをご紹介します。

人口約2,000人の離島

姫島村は、大分県にあります国東(くにさき)半島の北の瀬戸内海の西端、周防灘と伊予灘の境界に位置する離島です。大分県国東市国見町の中心部から約6kmの海上にあります。

離島には姫島村以外に自治体はありません。一島一村の島です。長さは東西に約7km、南北に約4kmで、東西に細長い姫島村には現在約2,000人の島民が暮らしています。

島の中央部には標高266mの矢筈山、西端には標高105mの達磨山、西北部には標高62mの城山と3つの山があり、その山の間が姫島村の中心集落となっています。

姫島村の地名の由来

姫島村の地名の由来は、奈良時代に成立しました、日本に伝存する最古の歴史書「日本書紀」に記述があります。

現在の韓国南部に位置します「意富加羅国」の王子の夢枕に、「比売語曽(ひめこそ)」という美女が立ちました。比売語曽は日本に逃げました。

姫島村には比売語曽を祀った「比売語曽社」があり、姫島村の地名はその伝説からきているという説があります。

姫島村は村長選が半世紀以上無投票

姫島村が独特と言われる理由は、村長がほぼ固定しているという点です。姫島村の村長選では1955年に投票が行われたのを最後に、1957年から2012年まで無投票での当選が続いているのです。

1957年から2012年の間の16回の村長選のうち、最初の1回を除く15回は、前村長の藤本熊雄氏と現村長の藤本昭夫氏が当選しています。村長選での無投票当選の回数は、それぞれ7回と8回です。

姫島村では、実に半世紀以上も村長選での無投票当選が続いているということになります。これは、自治体の首長選としては、大分県だけに留まらず全国でも最も長期です。

かつて村長選で島が割れた

姫島村の村長選で、なぜこんなにも長く無投票での当選が続いているのかと言いますと、過去の苦い経験が理由の1つでした。

1955年の村長選では、藤本憲吉氏と鹿野亀太郎氏が立候補しました。その選挙は、島内を二分する激しいものとなりました。

当選したのは藤本憲吉氏でしたが、熾烈を極めた選挙戦は島内にしこりを残してしまいました。敗れた鹿野家は姫島村から追放され、鹿野亀太郎氏の支援者もまた姫島村から追放されたのです。

それ以降親子2代で村長を独占

村長選で嫌な思いをした経験から、次の村長の藤本熊雄氏からは無投票での当選が続き、姫島村ではそれが当たり前になりました。現村長の藤本昭夫氏は、藤本熊雄氏の長男です。つまり、親子2代で50年以上もの長い間村長職を独占しているということになります。

藤本熊雄氏は、姫島村の湾岸整備やクルマエビの養殖事業、ワークシェアリングの推進などを積極的に行いました。長男の藤本昭夫氏は漁礁の整備などを行いました。

2人ともとてもリーダーシップがあり、人望もありました。姫島村のような人口2,000人ほどの小さな自治体では、他に村長職を担える人材がいないということも、無投票当選が続いている理由です。

2016年に因習を変えようとした人も

村長選の無投票当選が続いている姫島村では、村長選でも村議選でもポスターの掲示条件が存在しません。村長は告示日に遊説することはなく、通常通りに公務を続けます。

そのような因習はおかしいと感じ変えようとしたのか、2016年11月の村長選では、現職の藤本昭夫氏の他に新人が立候補しました。

姫島村の村長選では実に61年ぶりの投票となりましたが、当選しましたのは藤本昭夫氏でした。結局、続いてきた因習を変えることは叶いませんでした。

ネットでは「リアルひぐらし」との揶揄も

姫島村は、ネットで「リアルひぐらし」だと揶揄されています。「ひぐらし」とはサウンドノベルゲームの「ひぐらしのなく頃に」のことを指していて、姫島村がまるでそのゲームの世界観そのままだと言われているのです。

「ひぐらしのなく頃に」は、昔ながらの村落で発生した怪死事件や失踪事件の顛末を描いた、ちょっと怖いミステリーサウンドノベルゲームです。その村の閉鎖感が、姫島村とそっくりだというわけです。

姫島村はのどかな離島ですし、昔から続く変わった村長選など、確かに独特な雰囲気はあります。しかし、実際に姫島村は官僚の視察がとても多い島で、行政的な閉鎖性はまったくない島です。

姫島村リンチ殺人事件とは

姫島村が怖い島だと言われている要因には、かつて姫島村で島民によるリンチ殺人事件が起きたことが関係していると思われます。リンチ殺人事件が起きた島と言いますと、確かに怖い印象を与えられます。

姫島村リンチ殺人事件には、その背景に起こらざるを得なかった理由がありました。どのような理由で、どのような経緯で、姫島村リンチ殺人事件という怖い事件は起きてしまったのでしょうか?

姫島村リンチ事件の詳細

姫島村リンチ事件は、1962年3月29日に起きました、姫島村の島民39名が男性2名をリンチして死亡させたという事件です。殺害された男性は、大分県の別府市から姫島村へと移り住んできた、映画館経営者の兄弟でした。

兄弟は元々姫島村の出身でした。幼い頃に別府市へと移っていましたが、当時21歳だった兄が事件の6年前に姫島村へ戻ってきました。兄弟の叔父が村議会議員を務める有力者であり、何か商売を始めようとその叔父を頼ってやってきたのでした。

兄は姫島村で映画館を開き、事件の3年前には4歳下の弟も戻ってきました。弟は兄の映画館の隣に喫茶店を開きましたが、すぐに閉めました。その後パチンコ店を始めますが、それも失敗します。リンチ事件が起きた当時は酒場をやっていました。

兄弟の暴力がひどかった

別府市で育った兄弟は、姫島村の若者を田舎臭いと見下していました。それだけでなく、気に入らない人を見かけると因縁をつけたり暴力を働いたりしていたのです。

別府市にいた頃は暴力団関係者とも繋がりがあったという兄弟は、格好も行いも派手でした。兄弟の暴力のひどさに警察も2人を逮捕しますが、2、3日で戻ってきては「お礼参り」をされました。兄弟に殴られた島民は100人はいたと言います。

姫島村の青壮年39人で殴る

リンチ事件の半月ほど前、青年クラブが姫島村の西浦港開設30周年記念行事として、入場料無料の少女歌劇団公演を主催しました。そのせいで自分の映画館の客入りが悪くなったと兄が怒り、「必ず落とし前をつけてやる」と因縁をつけてきました。

この日から、青年たちは兄弟の報復を恐れて公民館の若者宿に集団で寝泊まりするようになりました。そこに、事件当日に兄弟が乗り込んできました。兄弟は土足で宿に上がり込み、青年たちの9人が踏んづけられ蹴られました。

島民たちはその場で緊急会議を開き、兄弟を懲らしめることを決めました。そして、午後7時頃、島の幼稚園前の公園にて決行したのです。

棒切れを持った島民39人は兄弟に襲いかかりました。袋叩きにし、兄弟が動かなくなると立ち去りました。兄弟の死因は頭蓋骨骨折でした。2人とも頭や顎が完全に砕かれていたと言います。

判決は軽い刑罰

総勢39名で兄弟に暴行をしてしまった島民たちですが、当初から殺すつもりはありませんでした。犯行のリーダー格だった消防団の副団長は「どうして死ぬまで叩いたのか、自分でもサッパリわからない」と言っています。

その点は裁判でも加味され、また被害者側にも責任の一端があったとされ、傷害致死罪で起訴されたのは39名の内15名でした。

大分地裁はリーダー格だった消防団の副団長に懲役2年の実刑判決、残りの14名については執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。2人の人間をリンチして死に至らしめた刑罰としては、軽いものでした。

怖い事件はドラマ化もした

姫島村リンチ事件は、その後ドラマ化されました。1964年の11月27日、TBS系の「近鉄金曜劇場」枠で「目撃者」という単発テレビドラマとして放送されました。

実際にあった姫島村リンチ事件をベースに、架空の事件を検証しながら映像化するという内容です。主演の演出家を内藤武敏さんが演じました。このドラマは、昭和39年度芸術祭において奨励賞を受賞しています。

姫島村は漁業と観光の島

姫島村は離島ですので、主な産業は漁業とそれに関連する観光業です。近辺の海域ではカレイやタイ、その他にもたくさんの水産物が獲れます。かつて塩田があった跡地では、クルマエビの養殖も盛んです。

大分県国東市の国東港から姫島村までは、姫島村営のフェリーが運航しており、夏の盆踊りシーズンには多くの観光客が姫島村へ渡ります。

人気の「姫島かれい祭」

姫島村で5月に開催されます「姫島かれい祭」は、とても人気があり有名です。姫島村の特産物である「姫島かれい」を存分に味わえるイベントです。

「姫島かれい」は周防灘の潮流と豊かな漁場に育まれ、まるまると太っておりとても活きが良いです。ひとたび味わえば、その新鮮さと脂の乗りに虜になってしまうことでしょう。

「姫島かれい祭」では、賞味会の他にキツネ踊りやアヤ踊りなどのアトラクション、海産物が当たる抽選会などが開かれます。

アサギマダラの生息地としても知られる

姫島村は、アサギマダラの生息地としても広く知られています。アサギマダラは渡り鳥のように渡りをする優雅な蝶で、「旅する蝶」とも呼ばれています。

アサギマダラは毎年5月上旬から6月上旬、姫島村に自生するスナキビソウの蜜を求めて南の地からやってきます。そこで休息したあと、涼しい北の地へ向かって飛び立ちます。

10月中旬には、世代交代を終えたアサギマダラが北の地から南の地へと向かう途中で、やはり姫島村へと飛来します。フジバカマの花が自生しているためで、その蜜を吸いながら休息します。

可憐な蝶が群舞している様子は、とても美しい光景です。姫島村は怖い島などではなく、美味しい海産物と華やかな風景が楽しめる島なのです。

姫島キツネ踊りも有名

姫島村で最も有名なものと言えば、姫島盆踊りです。毎年8月14日、15日に開催されます。姫島村の盆踊りは、鎌倉時代の念仏踊りが発展したものと言われています。昭和20年代、大人から子供の踊りとなりました。

中でも可愛らしいのがキツネ踊りです。顔を白く塗ったキツネの化粧をほどこした子供たちが、ユーモラスなしぐさで踊ります。

姫島村の盆踊りは一般のものよりも規模が大きく、島の外でもとても有名です。国選択無形民俗文化財にも指定されています姫島のキツネ踊りを、一度楽しんでみませんか?

夏は姫島海水浴場キャンプ場も賑わう

夏の姫島村は、海水浴場やキャンプ場も賑わいます。姫島海水浴場は弓状に弧を描いた約500mの海岸で、島内で最も美しい砂浜と言われています。

青年団キャンプ場には海の家があります。入村料込みの大人1,500円、子供500円を支払えば、バーベキューグリルや炭、釣り竿にテントやタオルケットまでレンタルできます。手ぶらでキャンプが楽しめてしまいます。

ペンションも点在

キャンプはちょっと、と言う人にはペンションもあります。ホテルや旅館、民宿などもあります。夏の盆踊り開催時期には混み合ってしまいますので、早めにネットでチェックをすると良いでしょう。

レンタカーで回るのがおすすめ

島内の移動には、観光タクシーや村営の巡回バス、レンタサイクルやレンタカーなどを利用することができます。おすすめはレンタカーです。雨天時や夏の暑い日にも快適に島を巡ることができます。

村営のフェリーで自家用車を運ぶことも可能ですが、それですと少々割高になってしまいます。レンタカーなら、2人乗りの電気自動車を1時間2,000円で借りることができます。

姫島村は美しい島!

怖いと噂のある姫島村ですが、実際はそんなことはありません。名前の通り、とても雅な美しい島です。姫島灯台や観音崎など名所も多く、旅行にはおすすめの島です。

特に観音崎には、高さ40m、東西120mの広い黒曜石の断崖があります。姫島村の黒曜石はとても特徴的な灰白色で、観音崎は黒曜石産地として国の天然記念物に指定されています。他にも見どころがたくさんの姫島村に、友達や恋人を誘って遊びに出かけてみませんか?

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