クリフォトとは?クリフォト(邪悪の樹)とセフィロトの関係とは?

セフィロト(生命の樹)と対になる木とされるクリフォト(邪悪の樹)は、広く知られているセフィロトに比べて未だに詳しく解明されてはいません。クリフォト(邪悪の樹)とは何なのか、セフィロト(生命の樹)とどのような関係があるのか詳しく掘り下げていきます。

クリフォトとは?クリフォト(邪悪の樹)とセフィロトの関係とは?のイメージ

目次

  1. 1クリフォトとは?邪悪の樹とセフィロトとの関係も!
  2. 2クリフォトとは?
  3. 3クリフォトの樹(邪悪の樹)の概念とは?
  4. 4クリフォトとセフィロトの関係
  5. 5魂の外殻で構成されるクリフォト
  6. 6クリフォトの世界に入ると?
  7. 7邪悪の樹の奴隷になる?他者へ与える影響も
  8. 8クリフォトの世界に入らないために!
  9. 9クリフォトは人が持つ負の感情

クリフォトとは?邪悪の樹とセフィロトとの関係も!

クリフォトとは、セフィロト(生命の樹)の対になるとされるものであり、日本語では「邪悪の樹」といわれています。

善と美徳の象徴とされるセフィロト(生命の樹)は、クリフォト(邪悪の樹)よりも広く知られていて研究も進んでいます。しかし、悪と邪悪の象徴とされるクリフォト(邪悪の樹)は未だに解明されていないことが多く、あまり研究が進んでいません。

クリフォト(邪悪の樹)とは一体どのようなものなのでしょうか。今回は「邪悪の樹」と呼ばれるクリフォトについて、その概念や対になる存在であるセフィロト(生命の樹)との関係性についてまとめました。

クリフォトとは?

クリフォトはユダヤ神秘主義からうまれた思想概念を、木に見立ててあらわしたものだとされています。人間がいる物質世界から高次の光へと向かっていくセフィロトとは反対に、物質世界から虚無の世界へと向かっていくのがクリフォトです。

未だ詳しく解明されていないクリフォトとは、いったいどのようなものなのでしょう。さまざまな観点から見ていきます。

クリフォト=邪悪の樹?

人間には誰しも長所と短所があるように、善(良い面)と悪(悪い面)があるものです。その善の部分にあたるのが「生命の樹」ともいわれるセフィロトであり、悪の部分にあたるのが「邪悪の樹」といわれているクリフォトなのです。クリフォトが指し示す「邪悪」とは、人間が持つ負の感情やネガティブな思考のことだとされています。

逆さまの木とも呼ばれる

クリフォトはセフィロトが指し示す10個の「光」とは正反対の、10個の「邪悪」を意味していると言います。

セフィロトは物質世界から高次の光へと伸びるように描かれる木です。それに対して、クリフォトはセフィロトを水面に映したように物質世界からさらに下へ逆さまに描かれることから、「逆さまの木」とも呼ばれています。

クリフォトの樹(邪悪の樹)の概念とは?

「邪悪の樹」と聞くとかなり不穏で恐ろしいもののように感じますが、クリフォトが意味する「邪悪」は人間が生きていく上で抱くことのある負の感情やマイナス思考な考えを指します。では、クリフォトの概念とはどのようなものなのでしょうか。

カバラ神秘主義との関係

「カバラ神秘主義」とはユダヤ教の教えに基づく思想で、「カバラ」とはヘブライ語で「伝承」を意味する言葉です。そのため、神から伝承されてきた知恵であると考えられているユダヤ教の神秘主義は、「カバラ神秘主義」と呼ばれるようになったと言われています。

カバラ神秘主義では、セフィロトを構成する10個の「光の球(セフィラ)」と22個の「小径」は、神が世界を創造する際に放出させたエネルギーであるとされています。そのため、そのエネルギーは神のいる世界から人間のいる物質世界へ伸びていると考えられているのです。

自らの存在を高次にする

カバラ神秘主義の思想は、自らが神に近い存在になるべく物質世界から遠のき高次の光へと近づこうとするものです。

神が世界を創造する際に放出した恵の光であるエネルギーを、物質世界から逆にたどっていくことで、自らの存在を高次にすることができると考えたのです。

ユダヤカバラに基づく思想

カバラには大きく分けて「ユダヤカバラ」と「クリスチャンカバラ」の2つが存在します。「ユダヤカバラ」が旧約聖書を基にした本来のカバラであり、その思想を新約聖書に当てはめキリスト教を発展させるため、後に派生したのが「クリスチャンカバラ」です。

「クリスチャンカバラ」が生命の樹を詳しく研究し始めたとされていますが、セフィロトとクリフォトはもともと「ユダヤカバラ」から生まれた思想概念だと言われています。

クリフォトとセフィロトの関係

クリフォトはセフィロトの対になる性質を持つとされていますが、人間が誰しも善悪の両面を持っているように、セフィロトが持つ側面なのだとも言われています。

クリフォトとセフィロト、この二つの木は表と裏のように正反対の関係でありながら、クリフォトについて詳しく解明するには切っても切り離せない関係なのです。

生命の樹=セフィロトは逆の意味

クリフォトはセフィロトが「光」に向かっていくのとは逆に、「闇」に向かっていくとされています。もちろん、それと同時にそれぞれが持つ意味も真逆の意味になると言われています。

セフィロトは物質世界から高次の光へ向かって上方向に描かれますが、クリフォトは物質世界から虚無の世界へ向かって下方向に描かれます。

クリフォトには上中下の悪魔がいる

セフィロトを構成している10個の「光の玉(セフィラ)」には、それぞれに対応する天使がいます。同じように、クリフォトを構成している10個の「外殻(クリファー)」にもそれぞれに対応する悪魔がいます。

人間がいる物質世界に一番近いクリファーの象徴とされている悪魔が最下位悪魔とされていて、虚無の世界に最も近いクリファーの象徴とされる悪魔が上位悪魔となります。

以下の表は、10個のクリファーとそれに対応する悪魔、そして、それぞれの悪魔が司る邪悪を一覧にしたものです。数字が小さいほど深いクリフォトの世界だとされていて、数字の後ろに表記されている「i」は虚数単位を意味します。
 

1i サタン 無神論
2i ベルゼブブ 愚鈍
3i ルキフグス 拒絶
4i アスタロト 無感動
5i アスモデウス 残酷
6i ベルフェゴール 醜悪
7i バール 色欲
8i アドラメリク 貪欲
9i リリス 不安定
10i ナヘマー 物質主義

上位悪魔

上位悪魔は1iのクリファー「無神論」を司るサタンです。サタンは神に仕えていたにもかかわらず堕落し堕天使になったとされていて、ユダヤ教において最大級の悪魔と言われています。

2iのクリファー「愚鈍」を司るベルゼブブ、3iのクリファー「拒絶」を司るルキフグスもサタンに次ぐ上位悪魔だとされています。

中位悪魔

4iのクリファー「無感動」を司るアスタロト、5iのクリファー「残酷」を司るアスモデウス、6iのクリファー「醜悪」を司るベルフェゴールは中位悪魔とされています。

下位悪魔

7iのクリファー「色欲」を司るバール、8iのクリファー「貪欲」を司るアドラメリク、9iのクリファー「不安定」を司るリリスは下位悪魔とされています。

最下位悪魔

10iのクリファー「物質主義」を司るナヘマーは最下位悪魔とされています。クリフォトの世界において「物質主義」は、お金や物にしか価値を見出さないことを言います。人間のいる物質世界に最も近い10iの「物質主義」は、かなり身近な虚無と言えます。

魂の外殻で構成されるクリフォト

セフィロトが10個の「光の球(セフィラ)」と22の「小径(パス)」から構成されているのに対して、クリフォトは10個の「外殻(クリファー)」と22の「(パス)」で構成されています。

ヘブライ語でクリファーは「殻」や「皮」という意味があり、クリファーの複数形がクリフォトになります。では、その「外殻(クリファー)」とはいったい何なのでしょうか。

正確には虚無

クリフォトは「邪悪の樹」呼ばれていますが、10個のクリファーが指し示す「邪悪」とはすなわち「虚無」だとされています。クリフォトの最下層は地獄の王サタンが司る「虚無の世界」であり、闇に深く落ちていくほど虚無になっていくのです。

人間が持つ闇の要素

10個のクリファーに対応している「邪悪」は、人間が持っている闇や暗い感情のことだとされています。つまり、クリフォトの世界は遠い世界ではなくごく近くにある世界なのです。

人は誰しもネガティブな思考やマイナスな感情をもつ生き物ですから、いとも簡単にクリフォトの世界に足を踏み入れることができるのです。

虚無に近づくほど上位の悪魔

クリフォトにおいて、10iの「物質主義」が人間のいる物質世界に一番近いとされていて、1iの「無神論」が最も深い虚無の世界だとされています。

そしてその最も深い闇を司る悪魔が地獄の王サタンであるように、10iの「物質主義」から1iの「無神論」へ近づくにつれて対応する悪魔の位も上がっていきます。

クリフォトの世界に入ると?

人間はいとも簡単にクリフォトの世界へ落ちると言われています。頑張るより怠けるほうが楽なように、光に向かうより闇に落ちるほうが楽だからです。

しかし、楽なほうに流されてクリフォトの世界に入ってしまうと、さまざまな感情や生きる活力が吸い取られてしまい、セフィロトの世界へ戻ることが困難になってしまいます。では、クリフォトの世界に足を踏み入れるとどうなってしまうのでしょうか?

生命エネルギーの流出

クリフォトの世界に足を踏み入れると、生命エネルギーが吸い取られていきます。闇に深く落ちていくにつれ、人間が生きていく上で必要な活力やエネルギーが流出し虚無へと近づいていくのです。

生命エネルギーが流出し虚無になったらどうなるのか。例えるならばゾンビのような、または、廃人のような人としての感情の起伏や希望を持たない存在になってしまいます。

やる気の喪失

生命エネルギーが吸い取られてしまうと、活力がなくなりやる気が起きなくなります。何か行動を起こすことが面倒になり、動くことすらしなくなって引きこもりになると言われています。

サイコパスは生まれつき持っている?

サイコパスとは、人間的な感情や善悪という概念を持たない存在のことを言います。サイコパスは他人を傷つけることや痛めつけることに何のためらいもなく、悪徳とされることを平気で実行できるのです。

深い虚無の世界に入るとサイコパスになるとされていますが、そもそも、サイコパスを生まれつき秘めているとする考えもあります。

邪悪の樹の奴隷になる?他者へ与える影響も

クリフォトの世界に落ちてしまった人は、邪悪の樹の使い魔のような奴隷的存在になるとされています。そうなってしまうと自身だけでなく他者へも影響を与えると言われていますが、具体的にどのような影響を与えるのでしょうか。

自分以外のエネルギーの奪う存在になる

クリフォトの世界に入り虚無になってしまうと、生命エネルギーが吸い取られていきます。すると、失くした生命エネルギーを求めるようになります。他者が持つ生命エネルギーに惹かれ、そのエネルギーを欲するのです。

他者に依存し、無意識に自分に足りないもの(生命エネルギー)を他者から奪って補おうとするのです。まさにゾンビのようですよね。

周りも不幸せにする

他者のエネルギーを吸い取る存在を「エナジーバンパイア」と言いますが、このようになってしまうと自分の周りにいる人を不幸にしてしまいます。

一緒にいると疲れてしまう人や、話しているだけでイライラする人っていますよね。他人にこのような影響を与える人はエナジーバンパイアであり、クリフォトの世界に落ちてしまっている可能性が高いです。

このように、クリフォトの世界に落ちた人は他者をもクリフォトの世界に引き入れることから、邪悪の樹の奴隷とも呼ばれているのです。

クリフォトの世界に入らないために!

悩んだり落ち込んだりネガティブな感情になったとき、いとも簡単に落ちていくとされるクリフォトの世界。では、深い闇と虚無であるクリフォトの世界にはいらないためにはどうすればよいのでしょうか。

善と悪は表裏一体

天才とバカは紙一重とよく聞くように、善と悪も表裏一体だと言われています。セフィロトは善でありクリフォトは悪だとされていますが、この二つの樹は対極的でありながらも互いに深く関わりあっています。

セフィロトについて研究する上でクリフォトは必要ですし、もちろんクリフォトについて研究する上でもセフィロトはなくてはなりません。

片方を切り離してはいけない

誰しも長所と短所があるように、善と悪は人間が生まれながらにして持っているものです。短所があるから長所があり、悪とされることがあるから善とされることがあるのです。

そもそも悪と定義されるものがなければ、善とされるものなど存在しえないのですから、どちらかを切り離すことはできないのです。

自身の悪に気づくこと

クリフォトの世界に陥らないためにはまず、自身の悪に気づくことです。気づかないままにズブズブと闇に引き込まれてしまったら取り返しがつかなくなってしまいます。自身の悪に気づき認めることで、自分自身を客観的に見つめなおすことができるのです。

そして、自身の悪を受け入れ光を目指すことで、クリフォトの世界ではなくセフィロトの世界へ近づけるでしょう。

クリフォトは人が持つ負の感情

「邪悪の樹」と呼ばれているクリフォトは悪の象徴とされていますが、そのクリフォトが指し示す「邪悪」とは、人間が持つ負の感情やネガティブな思考です。

深く落ちてしまうと虚無の世界にたどり着くとされているクリフォトの世界は、生きていく上で常に近くにあるものです。クリフォトは生命の樹と対になる木ですが、この二つの木は切っても切り離せない関係と言えます。

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この記事のライター
ゆり

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