伊藤リオンの今現在は？沖縄での喧嘩や海老蔵暴行事件・死亡説など！【画像】

通常では考えられないほど凶悪な手口・手法で暴行し、被害者を死亡させたトーヨーボウル事件に加担した伊藤リオンさんは、今現在に至るまで数多くの事件に関与し何度も逮捕されました。度々事件に関わっていたことから、伊藤リオンさんの名前が出ない期間があると死亡説が浮上するほど有名な人物となっています。

ここでは、そんな伊藤リオンさんが現在に至るまでに浮上した死亡説の理由とその真意、及び、伊藤リオンさんが関与し大きな話題となった事件とその真相を探っていきます。

また、伊藤リオンさんには「礼儀正しい」「優しい」「律儀」「筋が通っている」という声と「喧嘩最強」「残虐」という声があることから、彼の人物像にも迫ってみました。伊藤リオンさんの過去と今現在を知った上で、「伊藤リオン」という人物がどのような人物なのか見てみましょう。

伊藤リオンさんは有名人とも言える人物ですので、動画や画像が拡散されています。今現在もネット上に多くの動画・画像残されており、Twitter、Instagram、YouTubeや、報道記事などでも確認することができます。どこから提供されたものかはわかりませんが、子供の頃の画像も残されています。

「伊藤リオン」という名前に聞き覚えがあるでしょうか？おそらく「誰？」と思う人が多いかもしれませんが、今現在に至るまで様々な事件を起こし実刑判決を受けたこともあり、雑誌やニュースなどで報道されることもあったため1度は耳にしたことがある人物です。

凶悪と言っても過言ではないくらい危険な人物像を持った伊藤リオンさんは、一体どのような人物なのでしょう。ここでは、伊藤リオンさんが加入していた組織についてご紹介していきます。

宮前愚連隊は、東京都杉並区にあった暴走族「久我山狂乱恋命」の派生チームとして結成されました。しばらく休眠状態でしたが、五代目宮前愚連隊を復活させ、自らを「都内最強無情殺人集団」と謳い、単独硬派として活動していました。

敵対するグループに所属する者を狙う時は、グループ全体を相手として喧嘩を売っていましたが、八代目からは喧嘩のスタイルが変化し、1人または少人数で居るところを拉致して恐怖感を植え付ける戦略に変わったようです。

抗争相手の家族や恋人、知人等にも手を掛け、暴力団顔負けの手口・手法で周囲の団体を恐れさせました。宅配便を装い待ち伏せしたり、新聞屋を装って実家まで行き襲い掛かり金品を奪ったりと、残虐非道だったようです。

現在の伊藤リオンさんにどれほどの残虐性があるかはわかりませんが、喧嘩最強と謳われる伊藤リオンさんが確立されたのは、宮前愚連隊に加入したことが原因と考えられるのではないでしょうか？

宮前愚連隊の現在について調べてみましたが、情報がないため解散時期どころか、完全に解散しているかどうかもわかりませんでした。しかし、昭和55年世代がメインとなっていた時期に、宮前愚連隊のOBである柴田大輔さんによるヤキが行われ、全員が逃げ出したと言われていることから、この時に解散したと考えられます。

関東連合は東京都世田谷区や杉並区の暴走族の連合体として1973年に結成されました。渋谷、六本木、西麻布、新宿などの地下社会において一定の勢力を誇り、半グレ（暴力団ではないが暴力的な犯罪を行う集団）の象徴的な存在と言われています。

関東連合は2003年に解散していますが、解散後も元メンバー同士が強い絆で結束しており、六本木周辺などで発生した事件の関係者として度々関東連合の名が登場してきました。しかし、2012年に起こった六本木クラブ襲撃事件の結果、2013年には既に解体の危機と言える状況に陥り、2014年には壊滅状態となっています。

関東連合は先に述べたように2003年に解散となっていますが、メンバーの強い絆により解散後も度々事件に関わっていました。しかし、2014年に壊滅状態となり今現在は「関東連合」の名を出して活動しているメンバーはいないため、今現在関東連合の名を耳にすることはありません。ただ、メンバー同士の強い絆は現在も残っているようです。

山口組は、兵庫県神戸市に本部を置く暴力団で、日本最大規模の指定暴力団とされています。組員数は、構成員約4,700人、準構成員約5,600人となり、国家公安委員会から主要暴力団に位置付けられています。

伊藤リオンさんは、この暴力団山口組の構成員でした。しかし、伊藤リオンさんが加入していた関東連合から暴力団に所属するメンバーはごく少数で、メンバーの多くが暴力団を敬遠ないし軽蔑する傾向があったようです。

関東連合が暴力団を毛嫌いする理由はわかりませんが、伊藤リオンさんに限っては異なる考え方を持っていたのかもしれません。

以前は、関東連合から暴力団に所属するメンバーはごく少数でしたが、今現在は関東連合OBが山口組、住吉会、幸平一家、山建組に所属しており、構成員や幹部となっているようです。

元関東連合や暴力団山口組に深く関わってきた伊藤リオンさんの凶悪ぶりは目を見張るもので、喧嘩最強と恐れられる人物ですが、子供の頃は意外な一面をもっていたようです。その意外な一面を含めて、伊藤リオンさんの生い立ちと経歴をご紹介します。

伊藤リオンさんは1983年に誕生し、東京都杉並区で育ったとされています（生まれた日や出生地はわかっていません）。中米パナマ人の父親と日本人の母親との間に生まれましたが、両親は離婚しており母子家庭で育ちました。

伊藤リオンさんが住んでいた場所の近所の主婦が夜中に伊藤リオンさんと会った際、野良猫をなでていたため「猫、好きなの？」と聞いたところ、「はい」と答えたと言われています。もちろん、理由はこれだけではないと考えられますが、これらの様子から、心優しい少年と近所でも評判だったようです。

これは、伊藤リオンさんが母子家庭で育っていたことも関係しているのかもしれません。一般的に母子家庭で育ち、家庭環境が悪くなると、その中で育った子供は犯罪に手を染めてしまうことが多いと考えられています。

しかし、苦労しながら家庭を守ってきた母親の姿を見て育ったからこそ野良猫に対しても優しく接することができる少年に育ったのかもしれません。

伊藤リオンさんは、小学校5年生頃にサッカーのヴェルディジュニアに所属し、中学に進みジュニアユースに所属するとFWのポジションを獲得しました。たった2年でレギュラーの座を獲得したのです。

これは、伊藤リオンさんがもつ驚異の身体能力によって獲得したものです。伊藤リオンさんは運動神経が良すぎて、練習をしなくても誰よりもサッカーが上手かったようです。練習中にゲームボーイをしていたくらいと言われています。サッカー少年だった頃の伊藤リオンさんの画像はネット上に拡散されています。

伊藤リオンさんは中学生の頃、よくノーヘルで原付に乗り環八通りを走っており、このことを耳にした元関東連合の石元太一さんが「暴走族に興味があるのか？」と、伊藤リオンさんに声をかけました。

当時、石元太一さんは世田谷を本拠地とする暴走族に所属していたため、自身が所属する暴走族に誘ったのです。おそらく、関東連合傘下である「千歳台ブラックエンペラー」であり、後に「宮前愚連隊」へ移籍したようです。この暴走族加入が、現在の凶悪な伊藤リオンさんを作ってしまった原因と言えるのではないでしょうか？

伊藤リオンさんの体格は格闘家のようにガッチリしており、いかにも強そうなイメージですが、見た目だけではありませんでした。中学時代から喧嘩が強く、喧嘩最強の「黒い狂犬」と言われ恐れられていました。

しかし、一般人には理由なく喧嘩を売るようなことはなく、常に自分たちと同じ立場の人達だけに向けて喧嘩を売っていたようです。このことから、筋の通ったワルとして周囲から一目置かれる存在になり、伝説的不良となったのです。

伊藤リオンさんは1999年に中学を卒業し高校に入学しましたが、間もなく退学しました。後に関東連合へ加入することになるのですが、中学時代の伊藤リオンさんはヴェルディジュニアユースに所属し、将来を嘱望されるサッカー選手でした。そんな伊藤リオンさんがなぜ関東連合へ加入することになったのでしょう。

実は、伊藤リオンさんはサッカーと暴走族を両立していたのですが、次第に暴走族の面白さにのめり込んでしまい、1998年に公務執行妨害で逮捕されたのです。この逮捕がきっかけで、ヴェルディジュニアユースを解雇されていたのです。

その後、自称「都内最強無情殺人集団」の宮前愚連隊の上部組織である関東連合へ加入しました。この関東連合加入がなくても伊藤リオンさんの人生は今現在とさほど違いはなかったかもしれません。

しかし、暴走族加入がなければ逮捕されることもなくサッカーを続けていた可能性もあり、今現在の伊藤リオンさんの人生とは全く別の人生があったのかもしれません。

運動神経のよさと、練習せずともレギュラーの座を獲得できるほどのサッカーセンスが仇となってしまい、サッカーに楽しみを見いだせなかったのではないでしょうか？その結果、関東連合加入に繋がってしまったのかもしれません。

トーヨーボウル事件で関東連合の幹部の多くが逮捕されたことで壊滅状態になったため、伊藤リオンさんは2001年から関東広域アウトロー連合に加入しました。

関東広域アウトロー連合は、六本木や麻布などで飲食店、クラブ、アパレル、芸能、音楽、風俗などのお店を経営する組織で、喧嘩をすることはなかったようです。

伊藤リオンさんは2008年まで関東広域アウトロー連合に加入していましたが、関東広域アウトロー連合から抜けた後、市川海老蔵暴行事件を起こしたことにより服役しました。出所後、六代目山口組「大同会」傘下「笹原會」の構成員となりましたが、山口組に加入した経緯や理由などはわかっていません。

噂では、当時の関東連合リーダーが海外へ逃亡したことで、関東連合が壊滅状態になったため後ろ盾が欲しかったのではないかと言われています。

伊藤リオンさんは2000年に「トーヨーボウル」で起こった暴行事件に加担していました。このトーヨーボウル事件は死亡者が出ており、殺人事件となった事件です。ここでは、伊藤リオンさんが加担したトーヨーボウル事件がどのような事件だったのかご説明します。

トーヨーボウル事件とは、2000年5月13日午前1時頃、東京都大田区池上にあるボウリング場「トーヨーボウル」に、伊藤リオンさんと石元太一さんを含む23人の暴走族メンバーが襲撃し、駐車場でダンスの練習をしていた少年5人を暴行した事件です。

暴行された5人の少年のうち4人は血まみれになりながらも散り散りに逃げ出しましたが、すし職人見習いの少年（18）は、自分の車に飛び乗り逃げようとしたところ、慌てていたためギアを入れ間違えてガードレールに乗り上げてしまい、身動きが取れなくなりました。

その際、伊藤リオンさん達が金属バットでガラスを割り運転席から無理矢理引きずり出し、殴る蹴るの暴行を加えた上、後頭部を殴打し、ぐったりした少年を車に押し込み、世田谷区にある「世田谷市場」の空き地へ連れて行きました。

凶器で顔面を殴り、頭部を踏んで路面に打ち付け、至近距離で大型のエアガンを乱射、頭髪をライターで焼き、舌をハサミで切るなど壮絶な暴行を加えたのです。その後、動かなくなった被害者を車の荷台に載せ慈恵医科大学の看護婦寮前に運び放置して逃げ去りました。

トーヨーボウル事件の現場となったトーヨーボウル池上は、2008年に突如閉鎖され廃墟となっていましたが、2011年に解体され現在は残されていません。現在、トーヨーボウル池上跡地は巨大パチンコ店になっているため、今現在現場を確認することはできませんが、事件現場となった当時の画像はネット上に拡散されています。

トーヨーボウル事件の現場となったボウリング場「トーヨーボウル」で、伊藤リオンさん達が5人の少年を暴行したのですが、実は、敵対する暴走族メンバーと間違えていたのです。つまり、暴行された5人の少年は伊藤リオンさん達が狙っていた暴走族メンバーではなく、全く関係のない少年だったのです。

しかし、事件の首謀者である石元太一さんは、この事件を「自分のしでかした人生最大の過ち」としていますが、暴行した少年を勘違いで殺害したことは認めておらず、あくまでも敵対する暴走族メンバーであるとしています。

敵対する暴走族メンバーと間違って伊藤リオンさん達から暴行を受けた5人の少年のうち、ただ1人連れ去られたすし職人見習いの当時18歳の少年が約1時間半に及ぶ暴行により、14日午後9時半頃、脳挫傷とクモ膜下出血で死亡しました。この殺人事件で伊藤リオンさんは逮捕されましたが、未成年だったため名前は出なかったようです。

「彼はそんなに芯から悪い人間じゃないと思いますよ。ワルはワルなんだけども、筋は通っている。あの男だけは正直だった。」と、トーヨーボウル事件で死亡した少年の父親が、事件から10年経った2010年に伊藤リオンさんについて語りました。

被害者の父親は犯人グループ23人に対して、1人一律500万円の損害賠償請求の裁判を起こしたのですが、この時にしっかり500万円を払ったのは伊藤リオンさんとグループのリーダーの両親だけで、他5～6人の家族からは200万円くらい支払われたそうです。

他のメンバーやその家族からは今現在までに一銭も払ってもらっていないとのことです。このような経緯があったため、被害者の父親は伊藤リオンさんに対して恨み言を言うことはなかったようです。

全てを包み隠さず正直に供述すれば許されるというわけではありませんが、つじつま合わせをし反省もせず全く誠意を見せなかった他のメンバーと比べるとまともに見えたのかもしれません。

トーヨーボウル事件で使用された車が、女優の三田佳子さん名義の車だったことから、当時は大きな話題となりました。しかし、女優の三田佳子さんが事件に関わっていたわけではなく、三田佳子さんの次男である高橋祐也さんが関東連合のメンバーで、事件の際、車を貸し出していたのです。

伊藤リオンさんは、2010年に「市川海老蔵暴行事件」、通称「灰皿テキーラ事件」を起こし実刑を受けました。しかし、この市川海老蔵暴行事件を知った近隣住人は驚いた様子で、「あの子がそんなワルとは初めて知った」と、一様に首をひねったようです。

また、「海老蔵さんの方をよく調べなさい！暴力を振るうような子ではなかったけど、殴ったのであれば、それなりにワケがあるはずよ」という声もあり、正当防衛説や無罪説を唱える声が多かったのです。

このような正当防衛説や無罪説が挙がった市川海老蔵暴行事件とは、どのような事件だったのでしょう？市川海老蔵暴行事件の概要と真相についてご説明していきます。

市川海老蔵さんは2010年11月24日の午後11時頃から歌舞伎役者の仲間らと飲食していましたが、その後日付が変わった11月25日の明け方知人たちと別れて、東京都港区西麻布にあるバルビゾン27の11階にある会員制カラオケバー「マーキス」で1人で飲んでいました。

その途中で6階にあるダーツバー「フィオレット」に行き、伊藤リオンさんから暴行を受けました。市川海老蔵さんは、「飲食店で知り合った仲間と飲んでいて、その後酔い潰れた人を介抱していたらいきなり殴られた」と語りました。

市川海老蔵さんによると、自分には非が無いというニュアンスで語っていましたが、その後の報道などで暴行事件の真相が明らかになりました。暴行された原因は市川海老蔵さんにあったようです。

酔った市川海老蔵さんは、モデルの藤井リナさんを発見し、しつこく口説いていたそうです。しかし、藤井リナさんは市川海老蔵さんの誘いには乗らず軽くあしらいました。このことが原因で市川海老蔵さんは不機嫌になり、奇声を上げながら罵声を浴びせるなど手に負えない状態だったと言われています。

気分を害した市川海老蔵さんは、タバコの吸い殻が入った灰皿にテキーラを入れ同席していた人物に飲むように強要しました。このことが通称「灰皿テキーラ事件」と言われる理由となりました。お酒に酔っていたとはいえ、やりたい放題だった市川海老蔵さん自らが招いた事件だったのです。

市川海老蔵さんは以前から酒癖の悪さが有名で、「人を怒らせる天才」とも言われていました。この事件をきっかけに変わるのではないかとも思われていましたが、その後、舞台発表会見を体調不良でキャンセルしたにもかかわらず飲み歩いていた事実が発覚しました。

また、今は亡き妻の麻央さんが第1子を妊娠した際は、妻を置いて夜遊びをしていたのです。しかし、その後変わったようで、今現在は「酒ほど無駄なものはない」とし、元旦を除いてアルコールは1滴も飲んでいないそうです。

更には、「面白いと思うことの角度が変わった」とし、現在は女性がいるような場所（クラブなど）に行くこともなくなったそうです。現在、市川海老蔵さんはシングルファーザーとして2人の子供を献身的に育てているため、そのような状況が市川海老蔵さんの生活を変えたのでしょう。

市川海老蔵さんは、飲食店（バー）で知り合った仲間と飲んでいたのですが、実は、この時に同席していたのが元関東連合のリーダーである石元太一さんと伊藤リオンさんだったのです。

市川海老蔵さんがタバコの吸い殻が入った灰皿にテキーラを入れて飲むように強要した人物というのが、元関東連合のリーダー石元太一さんで、他にも髪を引っ張ったり、頭を叩いたり、頭にお酒をかけるなどしていたと言われています。

石元太一さんが吐き始めると、市川海老蔵さんは伊藤リオンさん達に「お前らがしっかりしないからだ。てめえらが先輩の面倒を見るのが筋だろ」と罵倒したのです。伊藤リオンさんは、市川海老蔵さんに殴る蹴るの暴行を加えたため加害者となりましたが、加害者にさせられた被害者なのかもしれません。

市川海老蔵さんは、伊藤リオンさんから暴行を受けたことで、前頭部左側頭部打撲、左上顎骨粉砕陥没骨折、更に前歯の損傷、左目内出血、鼻や顔全体の腫れなど、顔面全体に大けがを負い、これらの怪我により三叉神経の知覚障害と上顎洞血腫、内臓打撲による血尿もあり、全身多発外傷で全治2か月と診断されました。

市川海老蔵さんが怪我を負った際の画像はありませんが、怪我を負った箇所を示す画像はネット上に上がっています。気になる方は画像を確認して見ましょう。

石元太一さんは横柄な態度の芸能人との酒の席は慣れていたため、市川海老蔵さんの態度にも我慢することができたようですが、兄貴分である石元太一さんに対してやりたい放題だった市川海老蔵さんの態度は、伊藤リオンさんには我慢しきれなかったようです。

2010年12月10日、市川海老蔵さんを暴行したことにより伊藤リオンさんは逮捕され、午後9時頃に身柄が目黒警察署に移されました。

市川海老蔵暴行事件の加害者となった伊藤リオンさんは、市川海老蔵さんが石元太一さんに対する頭突きに対応した過剰防衛を主張し、裁判所は「被害者（市川海老蔵さん）の行動が犯行を誘引したことも否定できない」と市川海老蔵さんの落ち度を認めました。

しかし「状況から頭突きを認めることは困難」とした上で「仮に頭突きされたためだったとしても、被害者（市川海老蔵さん）が更に攻撃を加えようとした事実はない」として過剰防衛を否定しました。

更に暴行の程度については、「被害者（市川海老蔵さん）に相当量の出血があり、意識不明に陥った場合は窒息死する可能性もある危険な犯行だった」と認定し、2011年3月14日、伊藤リオンさんに対し懲役1年4か月の実刑判決を下しました。

伊藤リオンさんは2011年に起こした市川海老蔵暴行事件によって、連日ニュースなどで報道され一躍有名になりましたが、その後、噂に上がることがなくなり今までに何度か死亡説が浮上しました。どのような理由で死亡説が浮上したのか見てみましょう。

伊藤リオンさんは市川海老蔵暴行事件で1年4か月の実刑を受け服役した後、全く名前が出なかったことから死亡説が浮上しましたが、2014年に山口組を破門となり、破門状の画像が拡散されたことで暴力団に所属していたことが判明したと同時に死亡説が誤りであることも判明しました。

しかし、この破門の理由が明らかになっていなかったため、何か問題を起こし、組員とトラブルになったため破門されたのではないかと言われていたことや、破門後に名前が出なかったことから、組員から命を狙われて死亡したのではないかと、再度死亡説が浮上したのです。

次々と事件に関与し、喧嘩が強く、凶悪、狂暴というイメージの伊藤リオンさんですので、名前が出なかったり噂がなかったりするだけで、すぐに死亡説が浮上してしまうようですが、伊藤リオンさんは今現在も死亡しておらず生存しています。

伊藤リオンさんが暴力団山口組を破門された際の破門状の画像が拡散されたことがきっかけで、彼の死亡説が誤りであったことが判明しましたが、それまでの伊藤リオンさんはどのような生活をしていたのでしょう。ここでは、市川海老蔵暴行事件のその後と今現在について追っていきます。

伊藤リオンさんは、市川海老蔵暴行事件で先輩である石元太一さんのために身体を張り服役することになりました。そのため、組織内では賞賛され、出所後は「シノギ」が用意されていたと言われています。このシノギで成功した伊藤リオンさんは、都内で飲食店を経営するなど、着実に経済力をつけていったようです。

空港までヘリコプターを利用して元関東連合のメンバーを迎えに行ったことや、気軽に借りることができなそうな都内の高級マンションを借りようとしていたなど、伊藤リオンさんの豪遊ぶりが窺えます。

ちなみに、シノギとは主に暴力団関係の団体や人物が収入を得るために使う手段で、港湾業務や興行の元締めなどの合法手段や、用心棒、賭博、違法薬物密売、ノミ屋、ダフ屋、闇金融、詐欺集団の元締めなどの違法手段があります。

伊藤リオンさんは市川海老蔵暴行事件を起こしたことにより実刑判決を受けて服役していました。その出所後に暴力団山口組の構成員となりましたが2014年に破門されました。組から破門される際は「破門状」が作成されるため、伊藤リオンさんにも破門状が作成されています。

破門状には文字が赤字で印刷されている場合と黒字で印刷されている場合があり、組織に対する迷惑の度合いによって決まり、赤字の方が重いとされています。伊藤リオンさんの破門状は黒字で印刷されていることから軽いものだったようです。この破門状の画像はネット上で拡散されているため簡単に見つけることができるでしょう。

伊藤リオンさんの破門の理由などはわかっていませんが、噂では、行動が子供じみていて言い訳や泣き言が多かったことから破門になったと言われています。また、山口組の看板を抑止力として利用しながら、組には貢献しようとしなかったとも言われています。

「破門」は組長の顔に泥を塗った場合や、組長や組織への造反や抵抗と判断されるような行為があった場合に「破門」となるため、伊藤リオンさんの場合は「言い訳や泣き言」や「組に貢献しようとしない」ことが「抵抗」と見なされたのかもしれません。

2018年7月に伊藤リオンさんの破門は取り消され、今現在は自分自身の意思で暴力団を脱退したという扱いの除籍に変更されています。

次々と事件に関与し、極悪非道と思われた伊藤リオンさんは結婚しており妻がいました。前科があった伊藤リオンさんを結婚相手に選ぶような女性がいるのかと疑問に思う方もいるのではないでしょうか？

しかし、伊藤リオンさんは子供の頃は心優しい少年と言われ、大人になってからも筋が通った律儀な人物だったと言われていることから、喧嘩をする時は徹底的に極悪になり喧嘩をしても、根はしっかりした優しい人物だったのではないでしょうか？

そのような性格の伊藤リオンさんだったからこそ、妻は結婚相手として彼を選んだのかもしれません。ここでは、伊藤リオンさんの家族についてご紹介します。

伊藤リオンさんには妻がおり、専業主婦のようですが、いつ結婚したのかはわかっていません。2010年に起きた市川海老蔵暴行事件の初公判の際には、妻が証人として出廷しており、妻への尋問の際に「理由がないことでは怒らないタイプです。手を出さないといけない状況が起こったのだと思っています」と語りました。

度々事件に関与していた伊藤リオンさんが結婚していたことは意外ですが、実は伊藤リオンさんは面倒見がよく優しい人物のようです。妻は前科があったことを認識していましたが、妻に対する接し方などから結婚しても問題ないと思い結婚したそうです。

伊藤リオンさんは妻との間に双子の子供がいます。2010年に起きた市川海老蔵暴行事件の公判の時に1歳3か月だったことから、今現在9歳になっているでしょう。

市川海老蔵暴行事件での服役をきっかけに、まだ小さい子供のために真っ当な生き方ができる道を選ぶという選択肢はなかったのかと考える方もいるでしょう。

しかし、この事件での服役は組織内で賞賛されるほど名誉な服役ですので、今までとは異なる道を選ぶことはできなかったと考えられ、また、伊藤リオンさん自身にもその選択肢はなかったのかもしれません。

伊藤リオンさんは2014年に暴力団山口組を破門された後、伊藤リオンさんの名前が出ることがなかったことから、再度死亡説が浮上していましたが、またしても死亡説が誤りであったと判明されるきっかけになったのが、2017年7月2日に起こった沖縄での喧嘩騒動でした。

伊藤リオンさんは沖縄で地元組員とトラブルを起こし、喧嘩をしているところを動画で撮影され、TwitterやYouTubeで公開され話題になったのです。しかし、沖縄での喧嘩はこの1度だけではありませんでした。そこで、ここでは伊藤リオンさんが関与した沖縄での喧嘩騒動についてご説明します。

伊藤リオンさんを含め元関東連合の親しいメンバーで沖縄へ旅行をしていた2017年7月2日、沖縄の歓楽街である松山で地元組員に因縁をつけられトラブルになり殴り合いの喧嘩になりました。

この喧嘩騒動の動画や画像が拡散されるまでは伊藤リオンさんの死亡説があったため、突如拡散された動画や画像によって彼の死亡説が消えましたが、それと同時に、伊藤リオンさんは沖縄に住んでいるのではないかと言われるようになりました。

しかし、先に述べたように、沖縄にいたのは旅行目的だったためであり、沖縄在住というわけではありませんでした。2017年時点に沖縄に住んでいると言われていた情報は誤りのようです。

沖縄で起こった喧嘩騒動の原因は、伊藤リオンさんたちの態度があまりにも酷いものだったからではないかと言われています。しかし、喧嘩の原因の真相は明らかになっていません。

また、伊藤リオンさんはトラブルが起こった際は現場におらずホテルで休んでおり、トラブルになったことを聞いて現場に駆け付け、喧嘩に参加したようですので、伊藤リオンさんがトラブルの原因というわけではないようです。

ネット上に拡散された喧嘩の動画や画像に伊藤リオンさんが映っていたため、伊藤リオンさんが起こした喧嘩のように見られがちですが、仲間を助けるために駆け付けたと言えるかもしれません。

2018年5月30日の午前3時頃、沖縄県那覇市松山の路上で元関東連合の伊藤リオンさん達男女6人が、飲食店を出た直後、沖縄の暴力団「旭琉會」系組員ら数人に襲撃され、乱闘になる事件が発生しました。

この乱闘事件の際、伊藤リオンさん側の暴力団組員とみられる男性が乱闘時に牛刀1本を持っていた疑いで現行犯逮捕されていますが、伊藤リオンさんは2014年に暴力団山口組を破門となっていることから、山口組の組員ではなく、関東屈指の武闘派組織の人物ではないかと言われています。

この関東屈指の武闘派組織が、どのような組織なのかはわかっていませんが、関東広域アウトロー連合ではないかと言われており、今現在伊藤リオンさんは関東広域アウトロー連合に所属しているのではないかとも言われています。しかし、あくまでも噂であり、今現在本当に所属しているかどうかはわかりません。

この乱闘事件の動画や画像はネット上に拡散しており、20代の伊藤リオンさんの画像と比べると太りましたが、動画に映る伊藤リオンさんは、殴りかかられても素早く避けるなど、太っても運動神経の良さは変わっておらず喧嘩慣れしている様子が窺えます。

2018年6月3日、伊藤リオンさんと関係者が金属バットやスタンガンのようなもので暴行される事件が発生しました。伊藤リオンさん及び関係者が頭や腕などに打撲の怪我を負ったことで、旭琉會二代目ナニワ一家組員の男性4人が、凶器準備集合と傷害の疑いで逮捕されました。

2018年に起こった2件の事件の発端は、2017年に起こった地元組員とのトラブルによるものとされています。このトラブルに関しては既に話し合いが行われているため、今現在は終止符が打たれています。

伊藤リオンさんは、2017年及び2018年の5、6月と立て続けに沖縄で事件に遭っていることから、沖縄在住ではないかと言われていましたが、沖縄県警が2018年6月3日に起こった伊藤リオンさんが暴行された事件を発表する際、「県外に住む飲食店従業員男性」としていることから、伊藤リオンさんが沖縄在住ではないことが判明しました。

また、沖縄の事件の際に関東屈指の武闘派組織が乱闘騒ぎに終止符を打つために話し合いをしていることから、関東在住ではないかと考えられます。しかし、関東屈指の武闘派組織とは言え、大きな組織であれば全国に傘下組織があっても不思議ではないため、今現在伊藤リオンさんがどこに住んでいるのかは不明です。

今現在伊藤リオンさんの情報は2018年6月3日の沖縄での暴行事件が最後となっていますが、真っ当な生き方を選んでいる可能性は考えにくいため、近い将来、再度伊藤リオンさんの情報が浮上してくることとなるでしょう。

伊藤リオンさんが次にどのような事件に関わって世間に出てくるのか気になるという人もいるようですが、一般市民を巻き込むような事件を起こすことだけは避けて頂きたいものです。