突発性難聴の芸能人や有名人まとめ！完治したタレントなど紹介

皆さんは突発性難聴という病気をご存じでしょうか？年間で3～4万人が発症しています。そう考えると突発性難聴は案外身近な病気なんです。発症した人の中には普段テレビで見る芸能人や有名人の方もいます。

なぜ突発性難聴を発症してしまうのでしょうか？ここでは病気の症状や原因について解説し、突発性難聴を発症したことがある芸能人を紹介します。

突発性難聴とは名前の通り突然発症する難聴です。古いデータになりますが、2001年に厚生労働省が行った調査では、年間3万5000人もの人が突発性難聴を患っていると発表しました。

これは人ロ100万人に対して、275人の患者がいるということです。突発性難聴の患者は30～60代が多く特に50代が多いというデータがあります。発症する人の性別は男女関係なく、幅広い世代の男女が突発性難聴という病気に苦しめられていて、この中には芸能人も含まれています。
 

突発性難聴の明確な原因はわかっていません。ウイルス感染や循環障害、日常生活でのストレスといった説も出ていますが、突発性難聴になる原因は一つではなく、複数の原因が関わっている可能性が高いです。

症状は主に耳が聞こえない、聞こえにくくなります。耳が詰まった感じがして聞こえずらいという軽い症状の場合から、全く耳が聞こえなくなるという重い症状まで様々です。芸能人は、芸能人生活のストレスから、突発性難聴を発症することが多くなります。

突発性難聴の原因は明確にわかっていませんが、ストレスが引き金となり血液の流れが悪くなってしまい、神経細胞への栄養がいかなくなってしまうことや、発症する前に風邪などにかかっており、ウイルスに感染により発症してしまうことが原因かもしれないと言われています。

しかし、いずれも原因を特定するまでに至っておらず、謎の多い病気です。ですが芸能人で発症した人の理由を見ると、ストレス性と書かれているのを多く見かけます。

突発性難聴の主な症状は耳が聞こえなくなることです。その他にも、耳鳴りや耳が詰まったように感じることがあります。芸能人もこの症状に困らせられている人がたくさんいるのです。では、これらの症状について詳しく説明していきます。

片方の耳が聞こえない症状は突発性難聴の中でも代表的な症状です。朝起きたら聞こえなくなっていたなど、突然症状が出ることが多いのが特徴です。芸能人の中にもこの症状を持った人が多いです。

これらは軽症の人から重症の人までおり、重症になると耳が完全に聞こえなくなる場合もあります。芸能人にも重症の突発性難聴を患っている人はたくさんいるのです。また、症状は基本的に片方の耳に起こりますが、まれに両方の耳に症状が現れてしまうことがあります。

耳鳴りも突発性難聴の症状の一つです。キーンと甲高い金属音やジーとセミが鳴くような音が聞こえたりします。難聴が起こる前後に耳鳴りがすることもあるようです。突発性難聴を発症した多くの芸能人が耳鳴りを経験しています。

突発性難聴を患っている人の中には、耳が詰まった感じがするという人もいます。普段でも耳が詰まったように感じることはありますが、耳閉感が長く続くなら突発性難聴の可能性があります。

突発性難聴の症状と原因について説明しましたが、これらの症状に悩まされている芸能人・有名人もいるのです。さて、ここで突発性難聴の芸能人・有名人について紹介します。

・堂本剛のプロフィール

アイドルとして芸能人活動を行う堂本剛さんは、2017年頃から耳が聞こえずらい症状が現れて突発性難聴と診断されました。堂本剛さんは突発性難聴と診断された後、大事を取って入院しています。

入院し、退院した後はいくつかのテレビ出演を見送るなどして、芸能人活動に影響が出ました。現在症状は回復しているものの、まだ耳が痛むこともあり、完治は難しいと思われることを報告しています。

・浜崎あゆみのプロフィール

歌手として絶大な人気を誇る芸能人の浜崎あゆみさんは、2000年に左耳に突発性難聴を患いました。その時期に公演していたコンサートは一部延期しています。医師からは早急の治療を勧められましたが、浜崎あゆみさんは芸能人としてツアーを優先し、医師からの治療を受けませんでした。

そのせいで後に聴覚が弱くなる後遺症を負うことになります。浜崎あゆみさんは芸能人活動を優先し、治療のための休養を取ることがなかったため、突発性難聴が悪化しました。そして2007年頃に左耳の聴覚がなくなってしまい、今後完治することがないことを発表しました。

・スガシカオのプロフィール

SMAPに楽曲「夜空ノムコウ」を提供してから注目を集めるようになったスガシカオさんは、2012年の10月29日にブログで突発性難聴であることを告白しました。ストレス性の突発性難聴で、連日右耳の耳鳴りに悩まされ続けたと言います。

投薬治療を行っても効果は現れませんでしたが、休養すると聴力が70～80％にまでに治ったと報告。回復はしましたが、完治には至りませんでした。スガシカオさんはブログで、読者や芸能人に向けて耳鳴りがおさまらなかったら病院へ行くようアドバイスをしています。

・小室哲哉のプロフィール

現在は引退していますが、数多くの芸能人に楽曲を提供し、一時は社会現象まで起きるほどの人気を誇った小室哲哉さんは、ストレス性の突発性難聴であることを発表しました。

左耳がほとんど聞こえず、キーンと耳鳴りがしている状態だと言います。引退後も症状が悪化しているそうで、完治はしていないようです。

・明坂聡美のプロフィール

数々のアニメに出演する明坂聡美さんは2018年に突発性難聴を発症しました。しかも2度も発症しています。早期治療をしたために回復はしていますが、再発の危険を考え、「BanG Dream!」で行っていた音楽活動を卒業することになりました。
 

・相田翔子のプロフィール

元Winkの相田翔子さんさんは、Winkとしての芸能人活動間中にストレスから突発性難聴を発症しました。歌が聞きづらく、遠くで聞こえる音が反響して聞こえたりして辛かったと話しており、入院中も不安だったと言います。現在は耳鳴りがする程度の症状で、聴力は回復しましたが、完治はしていないようです。

・山口一郎のプロフィール

サカナクションのボーカル兼ギタリストとして活躍する山口一郎さんは、2010年に突発性難聴を発症したと発表しました。診断された時に医師に入院を勧められましたが、ツアーがあったために芸能人としての活動を優先して入院を断りました。

無理してツアーを行った結果、現在では右耳は低音以外はほとんど聞こえなくなってしまったと話しており、完治は難しいようです。

・坂本龍一のプロフィール

世界的に活動している音楽家の坂本龍一さんも突発性難聴を患っていると言われています。ですが、どのような症状か、今は治ったのか、などの詳しい症状などは発表されていません。

・宮本浩次のプロフィール

エレファントカシマシはのボーカルとして活躍する宮本浩次さんは、2012年に突発性難聴を発症して、ライブ活動を休止していました。

一時は左耳がほぼ聞こえなくなるまで悪化しましたが、手術を受けて聴力が治り、回復しました。現在はライブ活動を行っているため、状態は良くなっているようです。

・藤あやこのプロフィール

演歌歌手として有名な藤あやこさんは、2010年に突発性難聴の疑いで点滴治療を行い、しばらく休養していました。原因はわかっていませんがストレス性による可能性が高いと診断されたようです。
 

・大友康平のプロフィール

HOUND DOGのボーカルとして活動する大友康平さんは、2011年に突発性難聴を患ったことを2012年のブログで発表しました。手術を行いましたが、聴力は戻っていません。

どちらの耳が聞こえていないかは、共演する芸能人たちにに気を遣わせてしまうためという理由で公表していません。

さて、ここまで突発性難聴の芸能人・有名人を紹介しましたが、突発性難聴を発症した芸能人・有名人の中で、この病気が治った人はいるのでしょうか？気になるその内容についてお教えします。

結果を言うと、突発性難聴が治ったと報告している芸能人や有名人はいません。治療を行って回復することはありますが、ほとんどの芸能人が完全に治ったわけではなく、何らかの異常が残っています。その結果から突発性難聴は完治が難しい病気であることが分かります。

芸能人の場合は、芸能人としての活動を優先してしまい治療を後回しにする人もいるため、重症になりやすかったりもするのです。芸能人活動も大事ですが、休養を取り、仕事のためにしっかり治すことも芸能人としての大事な仕事ではないでしょうか。

突発性難聴は完治が難しい病気と言われています。上記で紹介した芸能人・有名人も完治した人はおらず、治療を行ったとしても、後遺症が残るか、あるいは治療を行っても回復しないケースが多いです。

また、治療を行い治ったと思っても再発する可能性がある病気です。芸能人の中にも再発してる人がおり、完治したと思っても、また耳鳴りや片耳が聞こえないなどの症状が出てくる場合があります。突発性難聴とは、完治が難しく、再発する可能性もある怖い病気なのです。

では、突発性難聴はどうやって治療するのでしょうか？治ったと思っても再発する可能性がある突発性難聴は、治療が難しい病気です。そんな病気を芸能人たちはどのように治療したのでしょうか？一般的な治療方法を次でご紹介します。

突発性難聴を患う人は、発症前にストレスを感じていることが多いため、安静第一です。そのため、突発性難聴を回復させるためには、体も心も休めることが、治ったといえるようになるまでに必要な行動なのです。

芸能人が発症した場合も治療するために、芸能人活動を休止し、安静にしていることが多いです。

また、突発性難聴で最も多い治療法は、ステロイドホルモン剤の投与です。しかしステロイドホルモン剤を投与をして症状の回復を得るためには、発症から1週間以内の投与が重要です。1週間以上経ってしまうと治癒する可能性が低くなってしまいます。

その他に、血管拡張薬、ビタミン剤、安定剤などを投与して治療を行うこともあります。

突発性難聴は、重症になると入院が必要になる場合もあります。その場合はステロイド剤、神経栄養剤などの点滴をして治療します。

芸能人の中にも治療のために入院する人がいます。芸能人の場合は難聴のせいで活動できなくなる場合もあるので、入院して治療することが大事になります。

突発性難聴は補聴器をつけることによって聞こえが改善する場合もあります。ですが全ての人に改善が見られるわけではないため、補聴器を購入する際は、試してから買った方が良いでしょう。

今回は突発性難聴の症状と原因について説明し、突発性難聴を患っている芸能人をご紹介しました。芸能人にもこの病気の人は多く、また、一度発症してしまうと完治が難しく、治ったとはいえない後遺症が残ることが分かりました。

芸能人の中には活動に影響を及ぼす危険があるのにもかかわらず、芸能人としての活動を優先し、治療を先延ばしにする人もいます。突発性難聴を患ったとしても、無理することなく、きちんと休養を取ってから、芸能人としての活動を行ってもらいたいものです。