- 韓国人のルーツ? エベンキ族の特徴や現在!
- エベンキ族とは?
- シベリア地方に生息
- エベンキ民族管区に住む部族
- 近代の韓国人(朝鮮人)のルーツ?
- 現在のエベンキ族と他民族の関係
- ロシアとの混血が増えた
- 信仰する宗教はシャーマニズムの他に正教も
- エベンキ族の特徴とは?
- 狩猟とトナカイの遊牧が本業
- なぜトナカイなのか
- 天幕式住居を使う
- モンゴル系の顔立ち
- ワイ族とは?
- 三国志などに出てくる古代民族
- 服に銀製の花文様の飾り
- エベンキもワイも汚れた名前
- エベンキ族の歴史と現在
- 紀元前に縄文人が住んでいた?
- エベンキ族との混血が韓国人説
- 朝鮮半島をエベンキ族が侵略
- 新羅はエベンキ族が建立?
- エベンキ族と韓国人のDNA
- 近代韓国人・朝鮮人のDNA
- エベンキ族と韓国人の共通点
- トーテムポールを立てる
- 辛い物が大好き
- 顔の特徴
- 言葉使いが似ている
- 韓国外国語大学教授による言語の研究
- かつての生活習慣が似ている
- エベンキ族の書き込みが禁止?
- 韓国では10分で削除
- 韓国人に嫌われる理由
- 興味深いエベンキ族と韓国人の歴史
韓国人のルーツ? エベンキ族の特徴や現在!
近年の研究により、韓国人のルーツではないかと話題になりつつあるエベンキ族。エベンキ族が使用している言語や独特の文化、またエベンキ族と韓国人・朝鮮人の持つDNAからもお互いの繋がりがあると示唆されています。
そんなエベンキ族ですが、彼らは現在いったいどこで暮らし、どのような生活を過ごしているのでしょうか。またエベンキ族がもつ特徴とはどのようなものがあるかをまとめましたのでご紹介します。
エベンキ族とは?
エベンキ族とはいったいどのような人たちなのでしょうか。現在は主にロシア連邦で暮らしているようです。ロシアと中国にはエベンキ族と交流を持っていたという歴史が残っており、現在もエベンキ族の居住する地区が残っています。エベンキ族はほかのツングース系の民族と混血の民族です。
オロチョン族、テュルク系のヤクート族、ウラル系のサモエード人など、他民族との混血を繰り返しています。どの民族もエベンキ族と居住地域が近く、同じロシアや中国、モンゴルなどを中心に生活をしています。そのためエベンキ族は純血ではありません。
ツングース族に属し、人口は1989年当時およそ29,900人でした。現在では人口が増加して、少数民族の中でも最大人口である70,000人弱いると言われています。
シベリア地方に生息
エベンキ族とは主にロシア国内のクラスノヤルスク地方にある旧エヴェンキ自治管区地域に居住している民族です。ほかに、ロシア国内ではサハ共和国などにも居住し、中国国内でも興安嶺山脈周辺の内モンゴル自治区エヴェンキ族自治旗・黒竜江省などに居住しています。
主要な河川は北極海に流れ込む最大の水系で、世界でも第5位の長さを持つ、エニセイ川の支流であるニジニャヤ・ツングースカ川とポドカメンナヤ・ツングースカ川の2河川です。この2河川はエニセイ川の下流であり、エベンキ族は主にこの2つの河川の河間地域を中心に生息しています。
ポドカメンナヤ・ツングースカ川の名称は、この川が水面を露出することなく小石で覆われた状態でその下を流れていることに由来します。1908年に発生した天体落下とみられるツングースカ大爆発が上流付近で起こったことで知られています。
エベンキ民族管区に住む部族
先ほどご紹介したニジニャヤ・ツングースカ川とポドカメンナヤ・ツングースカ川の河間地域はエベンキ民族管区と呼ばれています。以前よりロシア連邦にあった自治管区の一つであり、かつては独立した連邦構成主体として存在していました。
この一帯は17世紀にロシアの支配下に入り、1930年12月10日にエベンキ民族管区が形成されました。1977年には自治管区になり、2007年にクラスノヤルスク地方と統合され、その一地区となり独立した連邦構成主体ではなくなってしまいます。
現在行政の中心はトゥラに置かれており、住民の68%がロシア人、14%がエベンキ族となっています。現在ではエベンキ民族管区に定住しているエベンキ族ですが、以前は季節によって住居を移動する暮らしをしていたようです。
近代の韓国人(朝鮮人)のルーツ?
最近の研究により、エベンキ族は韓国人のルーツなのではないかという説が出回っています。エベンキ族と韓国人の使用している言語や風習、また顔つきが似ているなど、共通点が多いことからこういった説が生まれたようです。
現在、北は朝鮮人民共和国、南は大韓民国に分断されている朝鮮半島ですが、もとは一つの文化圏であり、同じ民族です。したがって北朝鮮のルーツもエベンキ族にあると言えるでしょう。
現在のエベンキ族と他民族の関係
現在のエベンキ族と他民族はどのような関係性を持っているのでしょうか。ロシア、並びに中国で暮らしているエベンキ族ですが、現在では他民族との交流を持つことでその生活様式や宗教感などに及ぼされた影響があるようです。こちらでは現在のエベンキ族と他民族の関係をご紹介します。
ロシアとの混血が増えた
現在のエベンキ族はロシアから強い影響を受けています。ロシアに在住しているエベンキ族のみならず、中国に在住しているエベンキ族もロシア人と交易を行い、トナカイや狩猟で捕まえた獲物の毛皮と引き換えに生活用品や銃、散弾、小麦粉などを手に入れているようです。
ロシアとの交流を深めたため生活様式がほぼロシア化しており、エベンキ族とロシア人の混血が増えたと言われています。
信仰する宗教はシャーマニズムの他に正教も
エベンキ族の伝統宗教はシャーマニズム、精霊崇拝、動物儀礼が中心とされています。エベンキ族のシャーマンは多数の皮紐、鐘、鈴、ビーズ、金属板などで装飾した衣装を身にまとって、トナカイ皮の太鼓を叩き、精霊と交信していたようです。シャーマンは病気の治療や予言などを行っていたと言われています。
しかし、1930年以降医療の普及に伴い、現在ではシャーマンの数も少数になってしまったようです。またシャーマニズムの他にも、帝政ロシア時代のロシア正教会の宣教師によって、キリスト教も広まっています。現在ではシャーマニズムと併せて正教を信仰するエベンキ族もいるそうです。
エベンキ族の特徴とは?
エベンキ族の持つ特徴とはいったいどのようなものがあるのでしょうか。現在の韓国人・朝鮮人とは少し違う特徴もあるようです。暮らしや仕事の特徴から外見の特徴などをまとめましたのでご紹介します。
狩猟とトナカイの遊牧が本業
エベンキ族は狩猟とトナカイの遊牧を本業として生活をしています。エベンキ族の暮らしにはトナカイが欠かせません。狩猟民族でもあるエベンキ族にとって、狩猟の際の運搬役や、騎乗して獲物を追うために使用されることもあります。トナカイのミルクを飲んだり、食用としても大切な存在として共に暮らしています。中国では漢方薬として、トナカイの角を採取しています。
トナカイの世話は主にエベンキ族の女性が行い、男性は狩猟に出て暮らしを営んでいます。交配するための種雄以外のトナカイは去勢を施されます。去勢を行うことでトナカイの雄の荒々しさを抑え、仕事スムーズに運んでいるようです。
狩猟民族であるエベンキ族の主な獲物は鹿類やテンなどで、主に皮革採取や肉・内臓を食用とするために捕獲しています。以前は弓で狩猟をしており、その際にトナカイを囮として使っていたこともあるようです。
狩猟に使用する矢じりやナイフといった金属製品はほとんどが交易によりもたらされていましたが、エベンキ族は鍛冶技術も持っていたため、作り直しや調整などは自分たちで行っていたようです。現在では銃が広まったことにより、銃での狩猟がメインとなっています。
なぜトナカイなのか
遊牧民族と聞いて、一般的に知名度が高いのはモンゴルなどに存在している騎馬遊牧民ではないでしょうか。しかしエベンキ族は馬を使わずに、トナカイを遊牧しています。その理由はエベンキ族の居住している場所がトナカイ以外の牧畜を許さなかったためです。
気候的に極寒である地域に住んでいるため、極寒を生き抜いていけるトナカイ以外の動物は飼育することが難しいようです。
天幕式住居を使う
古来からあるエベンキ族の伝統的な住居は、白樺などの細い木の幹を何本も組んで、円錐型にした天幕式住居です。夏季には風通しを良くするために樹皮で外部を覆い、冬にはトナカイなどの毛皮を使用して防寒を行っているようです。
現在では定住化が進んでおり、ベースとなる住居は近隣のロシア人や漢人と同様のものになっていますが、狩猟のためにベースの居住を離れなければいけない場合、伝統的な天幕式住居を設置して野営をしているようです。
モンゴル系の顔立ち
エベンキ族の顔立ちは、短頭に切れ長の目をもつモンゴル系の顔の典型と一致しています。極寒地方に住んでいることから、凍った肉をかみ砕くために顎と頬が発達しており、寒風を防ぐために目と鼻が小さいという特徴があります。目はほぼ一重の人が多いようです。
日本では二重のほうが見た目がいいと考えられていますが、科学的には氷河期時代に極寒に適応するために進化した一重のほうが、進化した目だと考えられています。過酷な気候のロシアで暮らすために、進化した一重の目を持つエベンキ族が多いのでしょう。
ワイ族とは?
韓国人のルーツを調べてみるとエベンキ族と、さらにワイ族という名前が出てきます。エベンキ族とワイ族、この二つの民族は同じ民族なのでしょうか。中国の紀元前5世紀頃の史書に登場したというワイ族。
このワイ族はエベンキ族から分かれた朝鮮士族と言われていますがその実態とはどのようなものだったのでしょうか。こちらではワイ族について掘り下げてご紹介します。
三国志などに出てくる古代民族
ワイ族とは中国の史書である「三国志」や「後漢書」などに登場する古代民族です。現在の中国黒竜江省西部・吉林省西部・遼寧領東部から朝鮮半島北東部にかけて、北西から南東に帯状に存在したと言われています。山と川を重要視する民族であり、みだりによその山や川には侵入してはいけないというしきたりを持っていたようです。
また病人や死者が出ると、そのたびに住んでいた家屋を捨てて、新しく住居を作り直すという風習を持っていました。
服に銀製の花文様の飾り
ワイ族が使っていた言葉や風俗は他の民族とだいたい同じでしたが、衣服だけは他の民族と違う特徴があったようです。ワイ族は男女ともに曲領(まるくび)の上衣を身にまとっていました。男性は幅が数寸の銀製の花文様を結び付けて飾りにするという特徴を持っていました。
エベンキもワイも汚れた名前
エベンキ族とワイ族、どちらも中国がつけた名前です。「汚れ」を意味する名称だと言われています。ワイ族は漢字では「穢族」と書かれます。「穢族」は「濊族」とも書きますが、「濊族」というのは糞尿を意味する言葉です。朝鮮半島に南下してきたエベンキ族、ワイ族が不衛生で汚いということから、古代中国人が「汚い」という意味で名付けたと言われています。
エベンキ族の歴史と現在
現在の韓国人・朝鮮人のルーツと言われているエベンキ族ですが、本来はロシアに分布していた民族です。ではなぜエベンキ族が韓国人・朝鮮人のルーツであるという説が生まれたのでしょうか。その理由は紀元前まで遡るようです。こちらではエベンキ族の歴史と現在についてご紹介します。
紀元前に縄文人が住んでいた?
紀元前に朝鮮半島に住んでいたのは縄文人と言われています。約7000年前に無人だった朝鮮半島に縄文人が渡りました。朝鮮半島から出土した人骨も倭人に近いものだとDNA鑑定で判明しており、また日本の縄文土器とは文様が異なるものの、朝鮮半島からも縄文土器が出土しています。
3世紀以前の朝鮮半島は、北部地方を漢民族が楽浪郡(らくろうぐん)を置いて支配し、南部地方を倭人が志良岐(しらき)と任那(みまな)という国を建国して支配していました。この時代は「和漢共栄時代」と呼ばれています。
しかし、313年から314年にかけて、満州地方からきたフヨ人が、漢人が支配していた楽浪郡を攻撃し、滅ぼしてしまったことにより「三民戦争」が起きてしまいました。
エベンキ族との混血が韓国人説
三民戦争が始まったことで、一部の倭人は日本に引き上げましたが、朝鮮半島に残っていた倭人の男性は殺され、女性は強制的に体の関係を持たされてしまったそうです。倭人とエベンキ族と混血して生まれたのが、現在に続いている韓国人と朝鮮人のルーツだと言われています。
朝鮮半島をエベンキ族が侵略
三民戦争が始まり、そこにエベンキ族が南下して朝鮮半島にやってきたと言われています。当初は旧帯方郡の東部に住んでいたエベンキ族ですが、三民戦争が始まってから朝鮮半島に南下を進め、356年に倭人が建国した志良岐を乗っ取りました。ここからエベンキ族の朝鮮半島の侵略が始まります。
新羅はエベンキ族が建立?
356年に倭人の建国した志良岐を乗っ取ったエベンキ族が新羅を建立したと言われています。新羅(しらぎ)を建立したエベンキ族は当初、高句麗(こうくり)に下り、倭人勢力と戦争していましたが、433年に高句麗に対して反乱を起こしました。そして百済(くだら)・任那といった倭人国家と同盟を結び、今度は高句麗と戦争を始めます。
しかし550年代になると倭人国家との関係が悪化し、新羅と百済の間で戦争が再開されます。643年には、敵対関係にあった倭人とフヨ人が反新羅として同盟を結び、新羅を攻撃しました。しかし660年に新羅は唐と手を組み、百済は滅ぼされてしまいます。
残った倭人の勢力も663年に起こった白村江戦争で敗北した後、朝鮮半島の領土を手放します。668年には高句麗も、唐と手を組んだ新羅によって滅ぼされました。こうして朝鮮半島はエベンキ族によって支配されたと言われています。
エベンキ族と韓国人のDNA
近代韓国人(朝鮮人)の遺伝子DNAを解析してみたところ、女性に伝わる遺伝子DNAは縄文人と似ていますが、男性の遺伝子DNAはそれと異なるものだったそうです。その研究結果によって、近代韓国人・朝鮮人は朝鮮半島に攻めてきたエベンキ族と倭人の混血により生まれた民族という説が生まれました。
女性は倭人のDNAを受け継ぎ、男性はエベンキ族からDNAを受け継いだという結論に至ったとのことです。つまり現在の韓国の女性の多くは日本人のルーツを含む遺伝子を持ち、そして男性の多くはエベンキ族のルーツを含む遺伝子を持っているということになります。
近代韓国人・朝鮮人のDNA
アメリカ人類学者のCavlii Sforza氏の遺伝子勾配データによると近代韓国人(朝鮮人)のDNAは世界でも類を見ないほどの均一なDNA塩基配列を持っていることが明らかになりました。それは韓国人・朝鮮人が過去において近親交配を重ねて人口を増加させたか、もしくは日常的に近親交配を繰り返す民族であったことを表しています。
長らく中国の支配下にあった韓国は、美しい女性を中国に献上するという習慣がありました。韓国ではその習慣のために女性の数が少ない時代が続いていたのです。女性が少ない中でも子孫を増やすために、近親交配が増えてしまったのでしょう。しかし、この近親交配は現在の韓国人・朝鮮人にとって悪い影響を及ぼすことになります。
通常は両親のどちらかに劣性遺伝子が存在していても、もう片方の優性遺伝子があるため、子に影響が出ることはありません。しかし、近親交配を繰り返したことで両親ともに同じような遺伝子を持ち、さらにどちらも劣性遺伝子を持っていた場合は劣性遺伝子を打ち消すことができず、子に影響が表れてしまいます。
現在、韓国人・朝鮮人男性の4割に発症するリスクがあると言われている火病(統合失調症)も、ご紹介した遺伝子のルーツが原因である可能性が高いと言われています。
エベンキ族と韓国人の共通点
これまで近代韓国人・朝鮮人のルーツがエベンキ族であるという説をご紹介してきましたが、その根拠となるものがたくさん見つかっています。
エベンキ族と近代韓国人・朝鮮人は現在に残る文化や生活習慣、そして使っている言語や見た目の特徴など、共通する点が多々あります。こちらではエベンキ族と近代韓国人・朝鮮人の共通点についてご紹介します。
トーテムポールを立てる
韓国には木で人型をかたどったトーテムポールが多く見られます。また、エベンキ族もトーテムポールを作る習慣がありました。中国や日本にはトーテムポールを作る文化がないため、この点から見てもエベンキ族と近代韓国人・朝鮮人は同じルーツを持つ民族であるという説が成り立つでしょう。韓国ではトーテムポールのことをチャンソンと呼んでいます。
かつて朝鮮半島から日本に移り住んだと言われている、高句麗の王族たちが祀られている高麗神社(こまじんじゃ)が埼玉県日高市にあります。将軍標と呼ばれているトーテムポールが1992年に在日本大韓民国民団埼玉県地方本部によって高麗神社に奉納されました。
しかし1992年に奉納されたトーテムポールは破損し腐食してしまったので、2005年に現在の花崗岩で制作されたものが今度は中央民団により寄贈されています。
辛い物が大好き
エベンキ族と近代韓国人・朝鮮人は食においても共通点があります。アザラシやトナカイの肉など臭みの強いものを食してきたエベンキ族と同様に、韓国人はニンニクなどくさい刺激臭のあるものや、キムチといった辛いものが大好きです。これは朝鮮人独特のDNAの影響ともいわれております。
顔の特徴
エベンキ族の顔の特徴として、彼らが住んでいたロシアの極寒の気候により、目や鼻の穴が小さいことや、硬いものを食べるためにエラが張り、頬骨が発達していることなどが上げられました。そういった特徴は現在の韓国人・朝鮮人にとても似ているポイントです。
現在では韓国は美容大国として知られ、整形手術やメイク技術の最先端を走っており、外見のイメージを簡単に変えられるようになりました。そのため外見だけではエベンキ族と韓国人の見た目の特徴を見つけられないことがあります。しかし整形手術をする前の骨格や、メイクを施さない素顔にはエベンキ族と韓国人の共通する特徴が多くみられるでしょう。
言葉使いが似ている
偶然とは思えないほどエベンキ族と韓国人・朝鮮人は言葉使いが似ていると言われています。韓国にアリランという有名な歌があります。もしかしたら一度は耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか。韓国語ではアリランの意味は不明だそうです。
エベンキ族にはアリランスリランという歌があります。こちらは「迎える」「感じ取る」という意味があるようです。両方の歌を聞き比べると「アーリアリラン、スールスーリラン」とそっくりな言葉が続いています。こうした特徴からもエベンキ族が韓国人・朝鮮人のルーツであると言えるのではないでしょうか。
韓国外国語大学教授による言語の研究
カン・トクス教授が、エベンキ族、朝鮮民族の言葉の研究をしているのですが、二つの民族の言語には偶然とは言い切れないほど、共通の言葉が発見されたそうです。
意味 | エベンキ語 | 韓国語 |
石 | デョル | ドル |
2(二) | デュル | ドゥル |
周り | デュル-レ | ドゥル-レ |
水 | ム | ムル |
父 | アミ | アビ |
母 | エニ | エミ |
若い女性 | アシ | アッシ |
おじさん | アキ | アチ |
輩 | ベイェ | ベ |
~の | ~ンイ | ~ウイ |
上の表のように、エベンキ語と韓国語で似たような意味と音を持つ言葉が、多く使用されています。カン・トクス教授は「韓国語の起源がツングース語だという学説を後押しできる実体的証拠が発見された、さらに多い研究が必要だ」という考えを示しているそうです。このことからもエベンキ族と近代韓国人・朝鮮人のルーツは同じと言えるでしょう。
かつての生活習慣が似ている
現在の韓国は経済大国とも言われており、生活習慣や衛生観念も水準が高いものに成長してきています。しかし、経済大国に発展する以前の生活習慣は、他国から批判されてしまうような、大変酷いものであったと言われています。
日韓併合前のソウルは、トイレが存在せず、道端や川で用を足していました。ソウルの南大門は大便にまみれており、悪臭がひどかったと言われています。泥のような川の水で用を足し、顔を洗い、歯を磨き、洗濯をして、食事の用意もしていたのです。この当時韓国では衛生観念が一切なく、獣に近いものだったと書かれている書物もあります。
エベンキ族は集落の広場の真ん中にトイレがあり、そのまわりで寝起きしていたと言われています。エベンキ族は川の水は泥水しか見たことがなく、その泥水を飲用していました。また古代には尿で顔を洗うなど、今では考えられない行為もあったと言われています。このことからエベンキ族も、昔の韓国と同じく衛生概念がない、汚いと酷評されています。
エベンキ族の書き込みが禁止?
韓国ではネットの掲示板などで「エベンキ族」という書き込みをするとすぐに削除されてしまうそうです。そのことから「エベンキ族」というワードが書き込み禁止になっているのではないかという噂が立っています。
「エベンキ族」の書き込みが禁止される理由とは一体どのようなものなのでしょうか。また10分で削除されてしまった理由とは、どのような理由があるのでしょうか。こちらではその理由をご紹介します。
韓国では10分で削除
韓国の会社が運営していたネット掲示板「エンジョイコリア」でエベンキ族に関する話題のスレッドが立ったことがありました。しかしそのスレッドの存在が、運営にとって都合が悪いものだったのか10分ほどで削除されてしまったそうです。
実は韓国では朝鮮民族のルーツの研究にあまり比重が置かれておらず、「韓国は長い歴史を持った国家である」という教育がなされています。5000年前に朝鮮半島に最初の王朝を建立した漢民族こそが、韓国人のルーツであるという考え方を持っているようです。韓国5000年の歴史は「半万年」という言葉を使って伝承されています。
また韓国人・朝鮮人の多くは、朝鮮民族の君主である檀君が源で、多民族と混ざりあうことなく現在まで純血であるという民族主義理論が唱えられています。こういった教育や理論の影響もあり、エベンキ族が韓国人・朝鮮人のルーツであるという話題が上がると、すぐに隠匿されてしまっていたようです。
韓国人に嫌われる理由
愛国心の強い韓国人は、自分たちのルーツがエベンキ族であるということを認めようとしません。エベンキ族のイメージが野蛮で不潔など、悪い印象が多いため、エベンキ族が自分たちのルーツであるということを明かすのを嫌がるようです。また韓国人たちが思っている半万年の歴史が、実際には浅いものであったということを認めたくないのでしょう。
特にエベンキ族に関しては現在に残っている資料に、とにかく野蛮で、衛生観念が一切なく、獣のような民族だと記述がされています。濁っている川の水でも、大小便が混ざっている水でも平気で飲み干し、その水で洗濯までしていたそうです。また病気を治すための薬として、大小便を口にしていたという説もあります。
想像を絶するような衛生観念ですが、これが事実であれば韓国人・朝鮮人が自分たちのルーツを隠すのも仕方がないかもしれません。
興味深いエベンキ族と韓国人の歴史
韓国人・朝鮮人のルーツにはエベンキ族以外にも様々な説が挙げられています。今回ご紹介したエベンキ族は未だに研究が進んでおり、これからも様々な発見が出てくることでしょう。その中には韓国人・朝鮮人と共通するものも新たに発見されるかもしれません。
隣国として日本と深い関係を持つ韓国のルーツを知り、理解することで、韓国のまた新たな一面に気づけるかもしれません。これを機会に朝鮮半島の歴史を学んでみてはいかがでしょうか。