ギランバレー症候群の芸能人！難病ギランバレー症の有名人を紹介！

今回は難病だと言われているギランバレー症候群についてまとめていきます。ギランバレー症候群とはどんな病気なのかというところから、ギランバレー症候群を発症したことがある芸能人や有名人も紹介します。

ギランバレー症候群の芸能人や有名人の中には、すでに死亡されている方もみえます。ギランバレー症候群が死亡の原因だったのかなどもみていきましょう。

まずはギランバレー症候群という病気について確認をしておきましょう。ギランバレー症候群というのは、死亡してしまうこともある病気のようです。

ギランバレー症候群という病気がどうして難病だと言われているのか、芸能人や有名人にもギランバレー症候群の人が多いのはどうしてなのかなど、理由もチェックしていきましょう。

ギランバレー症候群とは、「自己免疫疾患」の病気の1つになります。有名な自己免疫疾患に関節リウマチがあります。本来は体を助ける働きである免疫が、神経を攻撃してしまうという病気です。

ギランバレー症候群を発症する人は、10万人に1人か2人なのだそうです。発症をしても自然に治ってしまうという人もいれば、ずっとギランバレー症候群で苦しめられるという人も、死亡してしまう人もいます。

ギランバレー症候群になると、体の中にウイルスが入ってきた時に、免疫が末梢神経を攻撃してしまいます。末梢神経とは、指を動かしたり足を動かしたりする神経です。この神経にはウイルスに似ている構造をしている部分があります。

どういうわけか免疫がこの末梢神経をウイルスだと勘違いして攻撃をしてしまうというのが、ギランバレー症候群になります。

では難病のギランバレー症候群になるとどんな症状で苦しむことになるのでしょうか。人によって多少の違いはあるようですが、ギランバレー症候群を発症する3週間前には風邪のような症状が現われます。その後、ギランバレー症候群の感染症状がでてきます。

通常は足下から症状が出始めます。手足がしびれるとか、上手く動かせなくなり、顔の筋肉を上手に使えなくなります。ろれつが回らなかったり、食事を上手く飲み込めなかったりもします。

難病のギランバレー症候群ですが、症状が軽い人は「ちょっと体が重い」と感じる程度の場合もあります。ギランバレー症候群でも重傷の人は自分で体を動かすことができず、心臓などの動きにも影響がでることがあります。

心機能などにも影響することで死亡したり、呼吸困難のため死亡してしまうという例もあるようです。

難病のギランバレー症候群は軽度の場合はもちろん、重度であっても回復をすることもあります。しかし重度のギランバレー症候群から回復した人は、なんらかの障害が残ってしまう場合もあります。

死亡する恐れもあるギランバレー症候群は、どうして発症してしまうのか、実はあまり原因がわかってはいないのだそうです。どうして自分の体を攻撃してしまうのか、これという原因はないようです。

ギランバレー症候群を引き起こす原因の1つには、カンピロバクターという菌があります。これは鶏肉についてしまうことがある菌で、通常は食中毒を起こしてしまう菌です。

下痢や嘔吐の症状はあるものの、通常は死亡するほどの危険性はない菌です。しかしこの食中毒をきっかけに、難病のギランバレー症候群になってしまったという例があるそうです。

死亡することもある難病ギランバレー症候群の病名の由来とはどんなことなのでしょうか。ギランバレー症候群という病名が付けられたのは1900年代に入ってからのことでした。

フランス人医師のジョルジュ・ギランと同じく医師のジャン・アレクサンドル・バレーが報告した症例という言葉をぐっと縮めて、ギランバレー症候群という名前が定着したのだそうです。

発見者や報告者の名前が、病気の名前の由来になることはよくありますが、ギランバレー症候群も、医師2人の名前が由来となっているようです。

先ほどから難病のギランバレー症候群と紹介をしていますが、ギランバレー症候群は難病ではあるものの、難病医療費助成制度の対象にはなっていないそうです。死亡するほどの病気であっても、難病医療費助成制度の対象にならないことがあります。

2019年現在では、難病医療費助成制度の対象にはなっていないので、傷病手当金や高額療養費などの健康保険の範囲での保障を受けることはできるものの、ただの難病ということになります。

医療費が助成されるという制度の難病医療費助成制度は、難病の種類が徐々に増えてきています。今は難病医療費助成制度の対象になっていませんが、いずれ指定難病になるかもしれません。こまめに相談してみるといいでしょう。

それでは難病ギランバレー症候群の芸能人や有名人を紹介させていただきます。紹介する芸能人や有名人の中には、もう完治されている人もいます。またすでに死亡されている人もいます。

どんな芸能人や有名人が、難病のギランバレー症候群を克服されたのかもチェックしてみましょう。

・安岡力也のプロフィール

イタリア人の父と日本人の母のハーフである安岡力也さんはギランバレー症候群を発症した芸能人です。不良タレントのイメージが強い俳優でした。

映画｢極道の妻たちⅡ｣では、恐い極道を演じていましたが、バラエティ番組でも活躍する俳優でした。

2006年にギランバレー症候群を発症して芸能活動を休止しましたが、2010年に復帰されました。しかし2012年に容態が悪化して死亡されています。

・有村竜太朗のプロフィール

有村竜太朗さんも難病のギランバレー症候群を発症した芸能人です。ロックバンドPlastic Treeのボーカルを務めるアーティストでもあります。

2010年にギランバレー症候群を発症し、その時行っていたライブを中止されています。早期発見、早期治療だったこともあり、2011年には芸能人として芸能界に復帰されました。

・鴨下信一のプロフィール

芸能人ではありませんが、演出家の鴨下信一さんもギランバレー症候群を発症した有名人です。鴨下信一さんがギランバレー症候群の症状は、呼吸困難が起きるほどの深刻なものでした。気管切開の手術までしたものの10ヶ月で完治されています。

現在は完治をされて、普通の生活を送ることができているようです。重度であっても回復することはあるようです。

・佐藤寿人のプロフィール

ジェフユナイテッド市原・千葉で活躍をしているサッカー選手の佐藤寿人さんも、ギランバレー症候群になった有名人です。2002年頃、ギランバレー症候群を発症しましたが、回復は早くすぐにサッカー選手として復帰されています。

佐藤寿人さんの場合は、ギランバレー症候群でも軽度の症状だったと言えるでしょう。現在でも元気にプレイされています。

・石川真二のプロフィール

石川真二さんもギランバレー症候群を発症した有名人です。現在は回復して競艇選手として活躍されています。石川真二さんの症状は重かったようで、生死の境をさまよったと言われています。

4ヶ月で回復してから競艇選手として活躍されるようになり、全24場制覇も達成しているのが石川真二さんです。

・久保大樹のプロフィール

2012年にギランバレー症候群を発症した久保大樹さんは、現在もギランバレー症候群と戦っている有名人です。

競泳選手だった久保大樹さんは2012年にギランバレー症候群を発症し、障害が残りました。その後はパラリンピックで大活躍されています。

・福永泰のプロフィール

福永泰さんは芸能人ではありませんが、ギランバレー症候群を発症した有名人です。ギランバレー症候群を発症後に完治しましたが、プレイ中の怪我が原因で現役は引退されています。

・阿部守一のプロフィール

1999年にギランバレー症候群を発症した阿部守一さんも、芸能人ではありませんが有名人の1人です。阿部守一さんが発症した当時はまだギランバレー症候群が珍しい病気だったため、病名が分らなかったのだそうです。

そんな自身の経験を活かして、病院のタテ割りの弊害や、市民の視点から見ることの大切さも訴えているようです。

・兼元謙任のプロフィール

兼元謙任さんは6歳の時にギランバレー症候群を発症した有名人です。芸能人ではありませんが、｢OKWave｣創業者として有名です。

ギランバレー症候群を発症したため、6歳から高校まで入退院を繰り返したそうです。その時の闘病生活がきっかけでボランティア活動もされています。

・大原麗子のプロフィール

大原麗子さんは大河ドラマにも数多く出演された芸能人です。1975年にギランバレー症候群を発症されています。1度は回復されたものの1999年に再発して芸能活動を休止されました。

ギランバレー症候群だけではなく、乳がんもみつかり、うつ病になったと言われています。2009年に脳内出血が原因で死亡されました。

・芳根京子のプロフィール

連続テレビ小説｢べっぴんさん｣など、数多くのテレビドラマで活躍されている芳根京子さんも、ギランバレー症候群を発症したことがある芸能人です。

中学2年生の時にギランバレー症候群を発症し1年ほどで克服されたそうです。当時は顔の筋肉を上手く動かすことができなかったことから「笑顔を作ることも困難だった」と振り返っています。

今ではすっかりと回復して、素敵な笑顔で癒やしてくれる芸能人です。男性ファンも女性ファンも多い女優の1人です。

・美馬寛子のプロフィール

2008年のミス・ユニバース・ジャパン代表の美馬寛子さんも、ギランバレー症候群を発症した芸能人の1人です。美馬寛子さんがギランバレー症候群を発症したのは、中学校1年生の時でしたが3ヶ月で完治しています。

現在では後遺症もなく、モデルとしても活躍されています。またイベント会社の代表取締役社長としても活躍されています。

・表光代のプロフィール

芸能人ではありませんが、数々の報道番組で取り上げられたマラソンランナーの表光代さんもギランバレー症候群を発症した有名人です。

2017年に70歳で100キロのマラソンに参加しています。59歳の時にギランバレー症候群を発症し、全身に麻痺が残る後遺症が残りました。それでも走り続けているようです。

報道番組などで取り上げられたことで、勇気をもらったというギランバレー症候群の人も多いようです。

・川口順子のプロフィール

政治家でギランバレー症候群を発症した人というと、川口順子さんを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。2007年にギランバレー症候群を発症されましたが、車椅子によるリハビリ生活により完治されています。

・中村うさぎのプロフィール

芸能人ではありませんが、色々な意味でお騒がせな有名人の中村うさぎさんも、ギランバレー症候群を発症したのではないかと言われています。現在では回復をされているようです。

・たむらあやこのプロフィール

自身の闘病生活を漫画にした漫画家のたむらあやこさんも、芸能人ではありませんがギランバレー症候群を発症した有名人です。1年3ヶ月の入院をされたそうです。

その時の経験を悲しいお話としてではなく、面白おかしく描いた漫画｢ふんばれ、がんばれ、ギランバレー!｣が話題となりました。

・ぐれいすのプロフィール

たくさんの病気と闘いながら芸能活動を続けているぐれいすさんも、ギランバレー症候群を発症した芸能人です。今は完治されているようです。

ギランバレー症候群を発症している芸能人や有名人は国内にいる芸能人ばかりではありません。海外でもギランバレー症候群を発症した芸能人や有名人がいます。どんな芸能人がギランバレー症候群を発症したのでしょうか。

・スコット・マッケンジーのプロフィール

日本でも「Like an Old Time Movie｣などの楽曲が有名なスコット・マッケンジーさんもギランバレー症候群を発症した芸能人です。ギランバレー症候群のため、自宅療養されていましたが2012年に死亡されています。

・マルクス・バッベルのプロフィール

元プロサッカー選手のマルクス・バッベルさんも、ギランバレー症候群を発症しています。2001年リヴァプールFCへ移籍直後に発症してから、長い闘病生活を余儀なくされました。

・ロウディ・ゲインズのプロフィール

ベルリンオリンピックからロサンゼルスオリンピックまで、数々のメダルを取得した芸能人のように人気があったロウディ・ゲインズさんもギランバレー症候群を発症しています。

1991年、32歳に発症しましたが、現在では回復の方向に向かっているようです。競泳の解説者をされているそうです。

・フランクリン・ルーズベルトのプロフィール

フランクリン・ルーズベルトさんもギランバレー症候群を発症した有名人です。フランクリン・ルーズベルトさんも芸能人ではありませんが、知っているという人は多いでしょう。

1921年にギランバレー症候群を発症したと言われています。車椅子生活をみられたくなかったという理由で、当時の写真はほとんど残っていないそうです。1945年に脳卒中で死亡されています。

・ハンス・フォンクのプロフィール

指揮者のハンス・フォンクさんもギランバレー症候群を発症した有名人です。ハンス・フォンクさんは1988年にギランバレー症候群を発症して1年の療養をされています。

その後、指揮者として復帰されますが、2002年に体調不良で退任しています。日本でも活躍された指揮者でしたが、2004年に死亡されました。

・ジョセフ・ヘラーのプロフィール

第二次世界大戦中のアメリカ兵を描いた小説「キャッチ=22｣が有名なジョセフ・ヘラーさんも、ギランバレー症候群を発症しています。

1981年にギランバレー症候群を発症して入院をされています。この時の闘病生活を自伝｢笑えないこと｣に書かれています。日本でも話題の小説家でしたが1999年に死亡されています。

ギランバレー症候群の芸能人や有名人を紹介させていただきましたが、意外な人物もギランバレー症候群を発症しているようです。芸能人や有名人ではありませんが、ギランバレー症候群を発症した人を紹介します。

・デューク東郷のプロフィール

日本ではまだギランバレー症候群があまり有名ではなかった当時に、漫画「ゴルゴ13｣のデューク東郷が自身をギランバレー症候群ではないかと疑ったことで、難病のギランバレー症候群という名前が知られるようになったとも言われています。

デューク東郷は年に一度ぐらいの間隔で右腕が麻痺する症状が出るのだそうです。しかしそれ以外では麻痺が起きないことから、ギランバレー症候群とも言い切れないという話になっています。

今回はギランバレー症候群の芸能人や有名人について紹介させていただきました。ギランバレー症候群を発症した多くの芸能人や有名人は、今は回復されているようです。

しかしギランバレー症候群は、発症する原因がわからないため、誰が発症してもおかしくない病気だということも言えるでしょう。軽度の症状で済む場合もありますが、重度の場合は死亡の危険もあります。

ギランバレー症候群の病気についても理解をして、早めに症状を発見できるようにしておくといいようです。