- ドローン少年ノエルの現在は?逮捕までの経緯などについて!
- ドローン少年ノエルとは?
- 本名は北澤聖也
- 主な活動は動画配信
- 無断配信で中学校を懲戒退学に
- ドローン少年ノエルの逮捕までの経緯
- ドローンを様々な場所で飛ばして動画配信
- ドローン配信にかかる費用は寄付で
- 過激な言動を繰り返す
- 警察からの度重なる注意
- ドローン少年ノエルが逮捕された問題の事件とは?
- 逮捕事件①祭りの進行を妨害
- 逮捕事件②性の喜びおじさんの住居へ侵入
- ドローン少年ノエルの逮捕後
- 2週間の保護措置
- 生放送動画で心境を吐露
- ドローン少年ノエルの親は?
- 最初の逮捕後に取材に応じる
- 警察は監護能力不十分と判断?
- ドローン少年ノエルの現在は?
- 現在の状況は不明
- ネット上ではいろいろと憶測が
- ドローン少年ノエルは病気だった?
- 真のジャーナリズムを知って夢を追って欲しい!
ドローン少年ノエルの現在は?逮捕までの経緯などについて!
現在では、ドローンを使った映像の撮影がさほど珍しいものではなくなってきました。そのドローンで撮影した動画が元で逮捕されるまでに至った少年が、ドローン少年ノエルです。
逮捕されたことによってニュースになり、その名が広く知れ渡ることとなったドローン少年ノエルは、現在どこでどうしているのでしょうか?逮捕の経緯とともに解説していきます!
ドローン少年ノエルとは?
ドローン少年ノエルは、ニコ生を利用していた動画配信者です。ニコ生ユーザーなら、ドローン少年ノエルという名前を聞けば、すぐに顔が思い浮かぶ人もいることでしょう。しかし、それ以外となると知らない人の方が多いのではないでしょうか?
まずは、ドローン少年ノエルとはどのような人物なのかをご紹介していきます。ドローン少年ノエルのプロフィール、主な活動内容、そして簡単な経歴をご紹介します。
本名は北澤聖也
ドローン少年ノエルの本名は、北澤聖也と言います。北澤聖也が本名であるということは、配信している動画の中で、ノエル自身が自ら公表しているので間違いはないと思われます。
ドローン少年ノエルこと北澤聖也は2000年1月20日生まれで、2019年の現在は19歳になっています。出身地は神奈川県横浜市です。
ドローン少年ノエルという呼称は、マスコミが名付けたものです。元々北澤聖也が動画配信時に使っていた呼称はノエルでしたが、その後本人もドローン少年ノエルを使用するようになりました。
主な活動は動画配信
ドローン少年ノエルこと北澤聖也の主な活動は、自分で撮影した動画の配信です。世界中のユーザーがリアルタイムで映像を共有できるサービスであるニコニコ生放送、俗に言う「ニコ生」を利用しての配信です。
ドローン少年ノエルこと北澤聖也は、ニコ生では「キチガイ系配信者」と称されていました。ドローン少年という呼称からわかるように、北澤聖也が配信する動画はドローンを使って撮影されたものが多いのですが、そのほとんどが人に迷惑をかける類いの内容でした。
無断配信で中学校を懲戒退学に
ドローン少年ノエルこと北澤聖也は、都内でも偏差値が高いことで有名な私立中学校である、東京都豊島区の私立巣鴨中学校に通っていました。
ところが、北澤聖也は配信業に専念したいという理由で、中学校に自主退学を希望したのです。北澤聖也の夢は配信業で生計を立てることでした。
しかし、事もあろうに中学校への自主退学の報告を行っているその様子を、北澤聖也は無断でニコ生に配信していました。その事実が中学校への通報によって発覚してしまい、結局のところ北澤聖也は中学校から懲戒退学処分を言い渡されてしまったのでした。
ドローン少年ノエルの逮捕までの経緯
ドローン少年ノエルは、配信していた動画が元で逮捕されることとなります。一配信者、しかも少年であったノエルが逮捕されたことには、それなりの理由と経緯がありました。
ドローンを様々な場所で飛ばして動画配信
ドローン少年ノエルは逮捕される以前から、ドローンを様々な場所で飛ばし、ニコ生で動画の配信を行っていました。そのほとんどが許可を取らず、無断で撮影したものでした。
ノエルは長野県の善光寺でドローンを飛ばし、御開帳の法要を行っていたその式典の場へドローンを墜落させたことがありました。また、有楽町駅でドローンを飛ばそうとしたこともありました。
当時は、まだドローンを飛ばすこと自体に明確なルールはありませんでした。とはいえ、ノエルの行ったことは到底常識的とは言えません。
場合によっては、ノエルは他人の住居や店舗などに不法に侵入していました。それが理由で、ノエルはたびたび通報され警察の職務質問を受けていました。
ドローン配信にかかる費用は寄付で
ノエルにとって、動画の撮影にドローンは欠かせないものでした。ドローンはインターネットや家電量販店で誰でも購入することができ、また数千円の安価なものも販売されています。しかし、当時ノエルは家族からお小遣いを貰っていなかったと言います。
ニコ生で動画の配信を行うのにも、スマートフォンやパソコンなどが必要になります。ノエルはその費用をどこから工面していたのでしょうか?
ニコ生には、視聴者が好きな配信者にアイテムを送ることができるというサービスがあります。送られたアイテムは、ギフト券と交換ができるというシステムです。動画を配信すると得られる、広告収入というものもあります。
また、ノエルは自身のホームページ上で銀行口座を公開し、寄付を募っていました。ドローン少年ノエルには熱狂的な支援者がいて、中には25万円を寄付する支援者もいました。それらをすべて合わせると、ノエルの収入は数十万円にもなったと言います。
過激な言動を繰り返す
ドローン少年ノエルが配信していた動画は、ドローンで撮影したものだけではありませんでした。しかし、「キチガイ系配信者」と称されるだけあって、事件現場に押しかけて無理やり撮影したものなど、その内容は過激なものでした。
熊本地震が発生した時には、ノエルは熊本県まで出向き、避難所に寝泊まりしながら無断で熊本市役所内を撮影しました。その際に地元住民と口論になり、ドローン少年ノエルが住民に向かって「瓦礫に潰されて死ね」と発したことが明らかになっています。
川崎市中1殺害事件の折には、事件の主犯格の容疑者の自宅に押しかけて、どのマスコミより早く容疑者の両親の姿をドローン少年ノエルが配信しています。その後ノエルは被害者の通夜にまでおもむき、出入りする親族の姿を配信し、やはり口論となりました。
ドローン少年ノエルは、決定的な事件を起こし警察に逮捕される前から、こうした過激な言動を繰り返していたのです。
警察からの度重なる注意
ドローン少年ノエルは配信のための動画の無断撮影や不法侵入を繰り返し、通報や警察官との口論は2014年頃から特にひどくなってきていました。
そのたびに、ノエルは警察官に「任意の職務質問なら答えない」や「自分の権利を行使しただけだ」と反抗しました。表現の自由を盾に取って法律違反が犯していないと主張し、まったく反省の色を見せませんでした。
ノエルは警察署への保護や連行にも慣れ切ってしまい、しまいには連行される警察車両の中からドローン少年ノエルの配信を行うなどの呆れた行動にも出ていました。
ドローン少年ノエルが逮捕された問題の事件とは?
何度警察官から厳重注意を受けても懲りないドローン少年ノエルは、その後ついに逮捕されてしまうことになります。ノエルの行為自体はそれまでと大差ないものでしたが、警察は1度しっかりノエルにお灸をすえるべきだと考えたのでしょう。
ドローン少年ノエルは、いったいどんな事件を起こして逮捕されたのでしょうか?問題の事件の概要などをご紹介します。
逮捕事件①祭りの進行を妨害
2015年5月21日、ドローン少年ノエルはニコ生である動画を配信しました。その中で、ノエルは浅草三社祭でドローンを飛ばすと判断できる発言をしていました。
ノエルは以前、御開帳の法要中の善光寺でドローンを飛ばして撮影をし、式典の最中にドローンを墜落させています。もしノエルのこの発言が本気であれば、三社祭の主催者は警備を強化する必要が出てきます。
警察はこれまでのノエルの行動から、ノエルが本気でドローンを飛ばす可能性は十分にあると考えました。しかし、ドローンを飛ばすこと自体は罪に問うことができません。警察は三社祭の妨害に当たるとして、威力業務妨害罪でノエルに逮捕状を請求しました。
ノエルは警察に「ドローンを飛ばすとは言っていない」と反抗しました。しかし、結局は逮捕され、ノエルが配信に使うパソコン2台とスマートフォン7台を警察に押収されることとなりました。
逮捕事件②性の喜びおじさんの住居へ侵入
ドローン少年ノエルが逮捕されたのは、1度きりではありませんでした。最初の逮捕から2年後の2017年6月24日、ドローン少年ノエルは2度目の逮捕をされることになります。
事件の発端は、当時インターネットで話題になっていた「性の喜びおじさん死亡説」でした。性の喜びおじさんとは元会社役員を務めていた一般人で、面白い独り言を言うとしてネット上で人気者でした。その性の喜びおじさんが亡くなったと噂になっていたのです。
その真偽を確かめるために、逮捕される3ヵ月前の3月13日、ノエルは性の喜びおじさんの自宅マンションへと出向きました。ノエルは本人と以前から面識があり、自宅の住所も教えてもらっていました。
ドローン少年ノエルはそこで配信を始めましたが、例のごとく不法侵入でした。当然、ノエルは住居侵入罪で逮捕されることとなります。逮捕される際にはツイッターに「逮捕されまーす。またお会いしましょう」と書き込み、やはり反省する様子はありませんでした。
ドローン少年ノエルの逮捕後
ドローン少年ノエルは、2度に渡り自分本位の事件を起こして逮捕となりました。ドローン少年ノエルは、どのような処罰を受けたのでしょうか?そして、その後少しは反省する様子を見せたのでしょうか?
2週間の保護措置
2015年5月の最初の逮捕後、ノエルは家庭裁判所に送致されました。ノエルは2週間の保護措置となることが、そこで発表となりました。その後、ドローン少年ノエルの熱心な支持者により署名サイトが立ち上げられましたが、結局のところ措置期間は延長となります。
逮捕時に、ノエルが配信に使用していたパソコンは警察に押収されました。ドローン少年ノエルには多額の寄付をしていた支持者がおり、彼らの逮捕もささやかれましたが、実際に逮捕されたという事実の確認はできていません。
その後、7月の審判でノエルの保護観察処分が確定しました。この一連の騒動をきっかけに、ドローン少年ノエルという名前が広く世間に知れ渡ることとなったのです。
生放送動画で心境を吐露
保護観察処分を受け自宅に戻ったノエルは、その後ニコ生で動画の配信を再開しました。そして、ドローン少年ノエルとして生放送で現在の心境を明かしました。
配信の中で、ノエルは少年鑑別所で過ごしていた間の自分に関する報道をあとからすべて確認したこと、自分を逮捕した警察に納得していないこと、また、自分の逮捕を速報としてテロップを流したマスコミへの不満などを語りました。
警察の一縷の望みもむなしく、ノエルは逮捕されてもなおまったく反省することはありませんでした。そのことが明らかになった行動でした。
ドローン少年ノエルはその後も配信を続け、ドローン少年ノエルへのアンチが増える一方で、面白がって活動を支援する人たちも増えていきました。ノエルの暴走は、留まるどころかあいかわらず継続したのです。
ドローン少年ノエルの親は?
自分の子供がこれほど騒動を起こしていたら、黙って見過ごさないのが親というものです。しかし、ドローン少年ノエルの暴走は制されることがありませんでした。ドローン少年ノエルの親はどのような人物なのか、気になるところです。
最初の逮捕後に取材に応じる
ドローン少年ノエルの父親については、ノエルが小学校の低学年の頃に離婚していますが、母親についてはノエルが勾留されている間にジャーナリストが取材を取りつけています。自宅を訪問時に何度か居留守を使われましたが、ようやく取材に応えてくれました。
母親は、ドローン少年ノエルの熱狂的な支持者からは「鬼母」と呼ばれていましたが、実際には丁寧でとても優しそうな印象でした。ノエルが起こした事件については、ノエル自身が説明をしなければいけない、と語っていたと言います。
警察は監護能力不十分と判断?
一見したところ常識人に取れる母親の対応ですが、これだけ息子が他人に迷惑をかけていることを知っていて、配信を辞めさせることができず外出を制限することもできないのは、親として疑問の残るところです。
それらのことから、警察はドローン少年ノエルの母親に対して、監護能力が不十分という判断をしたという話があります。
ドローン少年ノエルの現在は?
ドローン少年ノエルは、最初の逮捕の時にはその後も動画の配信を続けました。しかし、2回目の逮捕以降、プッツリと配信が途絶えています。ドローン少年ノエルは、今現在どうしているのでしょうか?
現在の状況は不明
ドローン少年ノエルの今現在の動向については、実はまったくわかっていません。最後の動画の配信は、性の喜びおじさんの自宅マンションに侵入した時のものです。その後に配信はなく、ドローン少年ノエルの今現在については誰も知りません。
ネット上ではいろいろと憶測が
ドローン少年ノエルの今現在について、ネット上ではいろいろな憶測が飛び交っています。最も話題となっているのは、ノエルが今現在仕事に就いているのかどうかについてです。
ドローン少年ノエルこと北澤聖也は、中学校を退学してしまったため学歴は中卒扱いです。高校や大学へ進学した人と比べると、就職は難しいものがあるのではないでしょうか?
何より、ノエル自身が引き起こした事件のために、顔も本名も知れ渡ってしまっています。アルバイトの面接ですら、合格するのは困難である可能性が高いです。
ドローン少年ノエルは病気だった?
ドローン少年ノエルには、発達障害である可能性がささやかれていました。自閉症スペクトラム障害の指数尺度で、ノエルは実際に疑わしい基準値より高い指数を出しています。
確かに、ノエルには他人の視点で物事を考えられない部分や、ドローンや配信に執着するこだわりの強い部分など発達障害の特徴と言える部分があります。本人は否定していますが、可能性は拭えないところではないでしょうか?
真のジャーナリズムを知って夢を追って欲しい!
ドローン少年ノエルの逮捕は、単なる少年犯罪に留まることはありませんでした。ジャーナリズムやマスコミの報道の在り方が問われ、ドローンの規制についても問われるきっかけとなりました。
ノエルの事件は、世の中にとっては決してマイナスの面だけではありませんでした。しかし、ノエルの夢は破れ、今は一般人として穏やかに生活していくことも難しい状態だろうと思われます。
好きなことを好きなように行っていくのには、それなりに代償がつきものです。そのことを学んだノエルが、本当のジャーナリズムを知り、再び配信の世界で夢を追いかけてくれることを願うばかりです。