飯田圭織のバスツアー事件が伝説級の悲惨さ！漫画にもなったひどい内容とは？

あなたには応援している芸能人がいるでしょうか。ファンであれば、応援している芸能人と会う事ができるコンサートやイベントは大金を払ってでも参加したいと思うものです。

しかし、今回紹介する飯田圭織さんのバスツアーは、語り継がれる伝説となるような事件が多発しました。ファンでもドン引きした事件とはどんなものだったのでしょうか。

漫画の題材となったり、現在でも伝説となり「アイドルのバスツアーには注意しなければいけない」とファンに知らしめた事件を紹介する前に、まずは飯田圭織さんとはどんな人なのかをまとめておきましょう。

モーニング娘。の元メンバー、2代目リーダーも務めていた、元アイドルになります。モーニング娘。としてデビュー前に、札幌で乾電池のパッケージのモデルも務めていたようです。

飯田圭織さんが、芸能人としてデビューするきっかけとなったのがテレビ東京系で放送されていた、当時の大人気番組「ASAYAN」のオーディションです。

「シャ乱Q女性ロックボーカリストオーディション」に応募して、最終審査まで残りますがこの時は落選しました。その後、「小室ギャルソンオーディション」でも最終候補まで残って落選しています。

「シャ乱Q女性ロックボーカリストオーディション」で最後まで残った、中澤裕子さんと石黒彩さん、安倍なつみさんと、福田明日香さんと共に「課題曲を5日間で5万枚完売すればメジャーデビューできる」という課題を与えられ、見事達成する事になります。

課題を達成した5人は、モーニング娘。として「モーニングコーヒー」でメジャーデビューします。もともとは飯田圭織さんがメインボーカルになるはずでしたが、学校の試験でレコーディング2日目に参加できなかった事から、ハモリとして参加しています。

モーニング娘。のリーダーに立候補していますが、この時はスタッフ判断で年長者の中澤裕子さんがリーダーに選ばれました。もしかしたら目立ちたい性格の女性なのかもしれません。

第40回日本レコード大賞最優秀新人賞を獲得して、さらに「第49回NHK紅白歌合戦」にも初出場を果たしました。

「かおりん」という愛称とともに定着しているのが「ジョンソン」です。当時人気だったTBS系の歌番組「うたばん」のMCであった、とんねるずの石橋貴明さんに、モーニング娘。をどれくらい知っているのかという質問から生まれた愛称です。

他のメンバーの名前を次々とでたらめな名前でこたえていき、飯田圭織さんを「ジョンソン」と呼んだ事が由来しています。

この時、中澤裕子さんは「中澤」、石黒彩さんは「広田」、安倍なつみさんは「山田」、福田明日香さんは「王」、市井紗耶香さんは「柴田」、矢口真里さんは「高田」、保田圭さんは「張本」と呼ばれました。

1998年からモーニング娘。として活動を続けてきた飯田圭織さんでしたが、4期生だった石川梨華と一緒にモーニング娘。の卒業を発表しています。飯田圭織さんの卒業理由は、ソロ活動に専念したいからという事でした。

ちなみに石川梨華さんの卒業理由も、ソロ活動への専念だったようですが、卒業後はあまりソロ活動はされなかったようです。

飯田圭織さんはモーニング娘。を卒業後、ソロデビューシングル「エーゲ海に抱かれて」を発表して、同時に握手会を開催するなど、積極的な活動をはじめます。

その後もシングル「ドアの向こうでBellが鳴ってた」や、アルバム「アヴニール〜未来〜」も発売されました。

2005年にはソロライブ「アヴニール〜未来〜」も開催されています。ソロとして活動しながらも、2005年の「第56回NHK紅白歌合戦」ではモーニング娘。の現メンバー&旧メンバーと一緒に「LOVEマシーン」を歌うなどの活動もしていました。

ソロ活動も積極的に行っていた飯田圭織さんですが、いよいよ漫画の題材にもなった、伝説のバスツアーについてみていこうと思います。

その伝説の事件が起こったバスツアーは、2007年の7月7日に起こります。7月7日と言えば、七夕です。普段はなかなか会う事ができないアイドルとファンをイメージした日程で、とてもいいバスツアーになるはずでした。

最初の事件は、飯田圭織さんのバスツアー前日に起こります。なんと、バスツアーが行われるという、まさに前日にデキ婚が報道されてしまったのです。デキ婚=できちゃった結婚の事になります。

一部のファンは茫然として、一部のファンは号泣したとも言われています。バスツアーに申し込みをして、抽選結果を聞いて、1日1日が過ぎるのを待ち望んで、ようやく応援している芸能人に会えるという前日に、最悪の報道を耳にする事となりました。

しかし飯田圭織さんのバスツアーが、漫画の題材となるほど、伝説の事件となったのにはまだまだ続きがあるのです。

前日に結婚する事がわかった飯田圭織さんのファンは、色々な感情もあったとは思います。嘘だと信じたいファン、気持ちよく祝福してあげようと思ったファン。

色々な人がいる中で、飯田圭織さんの伝説のバスツアーがスタートしていく事になります。バスツアーの冒頭で、飯田圭織さんからあらためて結婚の報告がありました。

動画ではファンから祝福されて涙ぐむ飯田圭織さんの姿がありましたが、全てのファンが心から喜ぶ事ができていたかどうかはわかりません。

悲惨すぎるバスツアーという事で、SNSで話題になった飯田圭織さんのバスツアーですが、後々にこのバスツアーが漫画の題材になります。

伝説のバスツアーから3年後の2010年、雑誌「週刊少年チャンピオン」に連載されていた、「キガタガキタ！～恐怖新聞より～」の「地獄の門」という作品で描かれています。

結婚の報告から食事内容、巨大迷路までも、忠実(？)に飯田圭織さんのバスツアーを再現していると言われた漫画です。

そんなこんな始まる、飯田圭織さんの伝説のバスツアーですが、まずは漫画の題材にもなったバスツアーの参加費です。飯田圭織さんの伝説のバスツアーでは、参加費は1人1万9千円でした。某会社の日帰りバスツアーで牛なべを食べるコースが7千円程度です。

アイドルの飯田圭織さんに会う事ができるツアーだとしても、かなり高めの設定であった事がわかります。ちなみに現在のモーニング娘。のコンサートチケットの代金は、調べてみたところ9千円程度でした。

コンサート+グルメツアーという事であれば、1万9千円という金額でも納得だったかもしれません。しかし、納得できない伝説の事件が、次々と起こっていく事になります。

さて参加費1万9千円の飯田圭織さんのバスツアーが始まると、バスの添乗員のおなじみのおしゃべりが始まります。

何台かのバスでバスツアーは行われていて、あるバスではバスの添乗員から「既にご存知の方もいらっしゃると思いますが」と、飯田圭織さんの結婚報告をされたそうです。ファンのテンションはここで、どん底まで叩き落される事になります。

別のバスではバスの添乗員さんが、飯田圭織さんのデキ婚の事を知っていたのか知らなかったのかはわかりませんが「七夕は一年に一度、織姫さまと彦星が出会える日です。七夕の日に、飯田圭織さんと一緒に旅行ができるなんて素敵ですね」と言い放ったそうです。

それを聞いたファンの1人が「素敵な彦星と出会えてよかったね、かおりん」とつぶやいた事で、バスの中からはすすり泣く声が聞こえたと言われています。

漫画の題材となる伝説的な事件は、こんな事は終わりません。飯田圭織さんの伝説的なツアーは、その食事の内容もヒドイものでした。飯田圭織さんがコーディネートしたわけではないのかもしれません。

お昼ご飯には、公園内でBBQ大会が開催されたそうです。男性ファンが多いので、BBQなんて最高じゃないか！ファンの多くはそう思った事でしょう。しかし目の前に出された食材がまた事件だったのです。

BBQの食材として渡されたのは、お肉1枚、ソーセージ1本、野菜少々、バナナ1/2カット。飲み物は業務用烏龍茶が1テーブルに1個でした。おにぎりも配布されたそうですが、男性にはちょっと物足りない量だったようです。

物足りなさを感じたファンの1人が、バナナを2本(テーブルに置いてあった全て)を食べてしまった事で、スタッフから「人としてどうかと思う」注意をされたとも言われています。

まだお腹が空いた状態で、次に開催されたのが巨大迷路だったと言われています。これもまた、漫画の題材になりそうな話ですが、巨大迷路には飯田圭織さんはいなかったのだとか。ただファンが、巨大迷路で迷っているというイベントでした。

しかも巨大迷路が始まった時点で、かなり時間が押していたようで、まだ巨大迷路で迷っているファンがいる状態で、次のイベントが開催されていきます。ファンが巨大迷路に残されたまま行われたのが、コンサートです。

ある意味、飯田圭織さんのバスツアーのメインともいえるイベントでしょう。このために参加費1万9千円を支払い、ありえない食事にも我慢をしたというのに、迷路で迷ってコンサートに参加できないなんて、信じられない事件です。

どうしてもコンサートに参加したいファンが、巨大迷路の壁を無理やりこじ開ける、叩き倒すなどの事件も発生していたと言われています。

当然の話かもしれませんが、飯田圭織さんのバスツアーではファンの人へのお土産もありませんでした。お土産が渡される事はありませんでしたが、現地でグッズ販売が行われていたようです。

それほどまでの、開催費用が足りなかったのでしょうか。イベントバッグやタオル、写真などが販売されていました。多くのファンは、全部セットで購入していたと言われています。健気です。

バスツアー終了時に、バスが飯田圭織さんの周りを回って解散となりました。時間が押していたという事もあるのでしょうが、飯田圭織さんからのメッセージもなかったようです。

飯田圭織さんのバスツアーが悲惨すぎると、SNSで話題となり、一気に拡散していきます。のちに漫画の題材にされるほどの、伝説的なバスツアーに参加した人にはとても辛い事件だったと思われますが、SNSを読んでいる人にとっては「面白い話」になったようです。

明らかに、伝説のバスツアーには参加していない人のツイートでしょう。参加したファンには申し訳ありませんが、漫画の題材にもなるくらいなので、やっぱり面白い話です。

ラジオで飯田圭織さん本人にも、その話が振られるほど伝説的な話なのでしょう。しかしファンにとっては、笑える話というわけでもありません。

事件とも言える、飯田圭織さんの伝説的なバスツアーですが、ファンはいまだにその伝説の聖地で、飯田圭織さんの事を思いながら、オフ会を開いているようです。

飯田圭織さんのファンが健気すぎて、少し泣けてくるお話となっています。こういう、熱い思いのファンが、アイドルを支えているのでしょう。

SNSでは飯田圭織さんのバスツアーは悲惨だったという声が大きいようですが、「大袈裟に言っているだけだ」と主張しているファンもいるようです。

せめて飯田圭織さんの誕生日、8月8日に結婚してくれていれば、漫画の題材になるような、伝説のバスツアーにはならなかったと思われます。そんな伝説のバスツアーのきっかけとなった、飯田圭織さんの結婚についてみていきましょう。

飯田圭織さんがデキ婚した相手は、7HOUSEの元ボーカルであるケンジさんでした。7HOUSEのメンバーだった事から、7月7日に入籍をしたと言われています。

7という数字が好きなのはわかりますが、少しだけ飯田圭織さんのファンの気持ちも考えてあげる事ができたらよかったのにと思ってしまいます。

7HOUSEはモーニング娘。と同じく、つんく♂さんがプロフデュースをしていたようです。つんく♂さん繋がりで出会いがあったのかもしれません。

7HOUSEは2002年に解散してしまっています。その後、ケンジさんが何をされているのか、ほとんど情報ははいっていないようです。

噂のレベルではありますが、もともと所属していたアップフロントという芸能事務所で、今は会社員をしているのではないかと言われています。

漫画化されるほどの事件にもなった、飯田圭織さんのバスツアー後、飯田圭織さんは結婚してお子さんも誕生しています。ここからは少し、飯田圭織さんのお子さんについてまとめておきます。

2007年の伝説のバスツアーからおよそ1年後、2008年に長男が誕生しています。名前などは公表されていませんが、かわいい男の子だったようです。しかし生後6ヶ月で慢性肝不全のために死去しています。

当然ではありますが、何もできないくらいに落ち込まれていたようで、毎日泣き暮らしていたようです。しかし「前向きに生きる事が供養になる」と、自分を奮い立たせて芸能活動を再開されました。

長男が亡くなった後、芸能活動を頑張っていたようですが、2013年に念願の第二子が誕生しています。さらに2017年には、女の子も出産されました。

次男と長女は大きな病気もないようで、すくすくと成長をしているようです。きっと長男くんが、2人の兄弟を見守ってくれているのでしょう。

さて、現在は旦那様と2人のお子さんに囲まれて幸せに生活されている飯田圭織さんですが、漫画の題材にもなった伝説のバスツアーはどうなったのでしょうか。

デキ婚報道があったのは、2007年の7月6日の事でした。スポーツ紙などで、スクープとして取り上げられたのです。翌日の飯田圭織さんのバスツアーは、多くのファンがキャンセルすると思われていましたが、実際にキャンセルしたファンは少数だったと言われています。

ファンの中には、本当に飯田圭織さんが結婚するのか、妊娠しているのか、旦那さんは誰なのかという情報交換をしていて、キャンセルの手続きを忘れていたという人もいたようです。

報道はあったものの、その時点ではまだ飯田圭織さん本人からの発表はなかったため、「ただのデマなのではないか」と思っていたファンもいたと思われます。

実際に伝説のバスツアーに参加したファンの中には、結婚祝福の声は多かったという人もいます。伝説のバスツアーの動画などをチェックしてみると、確かにファンからの「おめでとう」の声はたくさん聞こえています。

しかし全てのファンが祝福していたわけではないというのも事実としてあるようです。バスの中では、号泣する人もいたほど、カオスだったと言われています。

「おめでとう」といいながら泣いているおじさんをみて、一緒に泣いてしまったという話もあるようです。喜んであげなくてはいけないという気持ちがある反面、応援していたアイドルが結婚というショックもあったのでしょう。

何台かのバスでバスツアーが行われていたため、バスの中の雰囲気はその号車によっても違ったそうです。バスの号車によっては、まるでお通夜のような状態のバスもあったと言われます。

お通夜状態のバスは、飯田圭織さんがデキ婚した事を悲しむファンが多かった事と、前日の夜中まで、飯田圭織さんのデキ婚について調べていたファンが多かったために、熟睡してしまうファンもいた事が原因だったと言われているようです。

ファン号泣バスか、ファンお通夜バスか。どちらもバスツアーでは乗りたくないバスになるでしょう。

漫画の題材にもなった、飯田圭織さんのバスツアーが2007年の事でした。それ以降もアイドルのバスツアーは、色々なところで計画されているそうです。飯田圭織さんのバスツアーは、悪い見本として定着していると言われています。

バスツアーではファンをドン引きさせた飯田圭織さんですが、現在はどんな活動をしているのでしょうか。2019年現在では、歌手やタレントとしての芸能活動をされています。

飯田圭織さんのファンクラブをチェックしてみると、「飯田圭織ファンクラブイベント」として、イベントも開催されているようです。現在はバスツアーのようなものではなく、コンサート形式になっています。

飯田圭織さんは日帰り旅行のバスツアーでしたが、矢口真里さんと保田圭さんは、1泊2日のバスツアーを行ったようです。参加費用は1人6万円。高いような気もしますが、2人のアイドルと会う事ができて、1泊2日の旅行なら納得なのかもしれません。

このバスツアーも「バスツアーレポート漫画」という形で漫画化されています。飯田圭織さんの場合は、題材になっただけでしたが、「バスツアーレポート漫画」は矢口真里さんと保田圭さんの名前が使われているので、本当にツアーレポート漫画なのでしょう。

矢口真里さんと保田圭さんのバスツアーは「6万円でも安いツアー」好評だったものの、一部からは新興宗教のイベントのようだったとも言われたようです。

今回は飯田圭織さんの、漫画の題材にもなってしまった伝説のバスツアーを紹介しました。この事件が起こったのは2007年ですが、今でも語り継がれている、悲惨なバスツアーだったようです。

しかしこのバスツアーをきっかけに、アイドルのバスツアーは、ファンが楽しむ事のできる、とてもよいものになったとも言われています。