広島新交通システム橋桁落下事故!アストラムラインの事故の怖い噂とは?

広島新交通システム橋桁落下事故について!怖い噂についても

広島新交通システム橋桁落下事故!アストラムラインの事故の怖い噂とは?

1991年(平成3年)に広島市で起きた「広島新交通システム橋桁落下事故」はご存知でしょうか。この「広島新交通システム橋桁落下事故」は60トンもの橋桁が落下して一般人と作業員23人を巻き込み、そのうち15名が亡くなる大事故となりました。今回は事故の詳細や原因、更には一部で噂されている怖い噂話も合わせてご紹介していきます。

広島新交通システム・アストラムラインとは?

広島新交通システム橋桁落下事故!アストラムラインの事故の怖い噂とは?

当時「広島新交通システム橋桁落下事故」の現場では、「広島新交通システム・アストラムライン」と呼ばれる鉄道の建設が行われていました。事件の詳細をご説明する前に、この「広島新交通システム・アストラムライン」とは何なのかについて解説していきます。

ゴムタイヤで走行する鉄道

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「広島新交通システム・アストラムライン」は当時、ゴムタイヤで走る全く新しい鉄道として建設が進められていました。「アストラムライン」や「アトム」と呼ばれ親しまれており、日本語の「明日」と路面電車を表す英語の「トラム」を掛け合わせて命名されたそうです。

また、中国地方では一番最初に自動改札が導入されたこともあり、建設当初から時代の最先端を行く路線として有名でした。

住宅街とオフィス街を結ぶ通勤通学の足

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このアストラムラインは現在も運行されており、広島市中区の本通駅からエディオンスタジアム広島があることで有名な広域公園駅の間を走っています。現在のアストラムラインは滅多なことでは遅れたり止まったりしない事で有名で、日々多くの住民が利用する重要な路線として機能し続けています。

広島新交通システム橋桁落下事故とは?

広島新交通システム橋桁落下事故!アストラムラインの事故の怖い噂とは?

1991年(平成3年)の3月14日14時5分ごろ、広島市安佐南区上安2丁目の工事現場で建設中だった「広島新交通システム・アストラムライン」のレール設置工事を行う際に大事故が発生します。それが「広島新交通システム橋桁落下事故」で、前日に仮設置されていた60トンもの重さがある橋桁が突然10m下の道路へ落下したというものです。

この事故は被害規模の大きさから瞬く間に一大ニュースとなり、その日のうちに日本中で報道されることとなりました。

橋桁据え付け作業中の事故

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この「広島新交通システム橋桁落下事故」が起きたのは、レールの設置工事を行っている最中でした。建設現場で前日のうちに仮設置されていた60トンの橋桁を本来の位置へ設置するため、道路上空10mの位置へ吊り上げてジャッキ操作による作業が行われていました。

鋼鉄製の橋桁が10m下の道路に落下

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高さ10mの位置へ吊り上げた巨大な橋桁をジャッキで操作している最中に、突如としてその橋桁が下の道路へと落下します。下の道路では通行止めなどの措置は講じておらず、落下の瞬間は11台もの車が信号待ちをしていたそうです。

橋桁の重さは60トン

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落下した橋桁は非常に巨大かつ重量があり、下で信号待ちをしていた11台の車を一瞬で押しつぶしてしまいました。橋桁は長さ約65メートル、重さが約60トンもあり、下敷きとなってしまった車や人の状態は想像に難くありません。

落下した橋桁は事故から2時間後に取り除かれ、下敷きとなった車に乗っていた被害者の救出作業が進められました。

下敷きになった14名が死亡・9人が重軽傷

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この「広島新交通システム橋桁落下事故」の被害者は最終的に合計23名にも及びました。被害者の中には一般人のみならず作業員も含まれており、そのうち14名が死亡、9名が重軽傷という大事故となってしまったのです。

橋桁の設置作業中に投げ出された作業員5名ははそのまま地上へ落下し死亡、落下した橋桁の下敷きとなった車に乗っていた一般人も9名が死亡しました。特に下敷きとなった車の状態が酷く、60トンの重さに押しつぶされてしまった車の中には約50センチまで圧縮された車や、炎上した車もあったそうです。

事故から2時間後に橋桁が取り除かれると8名の人が救出されましたが、それ以外の犠牲者は全員が即死状態であったと予測されています。

事故当時の死者数は14人でしたが、重症のうち1名はその後亡くなって事故死と認定され、最終的には15人の犠牲者を出すこととなりました。

広島新交通システム橋桁落下事故の原因は?

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では「広島新交通システム橋桁落下事故」の事故原因は何だったのでしょうか。当時は天候も良く風も穏やかだったため、調査の結果すぐに事故原因が人為的なものであったと特定されました。

現代ではかなりしっかりとしたルールが確立された上でこのような作業を行いますが、当時の管理体制や作業手順はかなりずさんなものだったそうです。

借受台設置ミス

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事故の主な原因となったのは、前日から建設現場に持ち込まれていた橋桁を一時的に置いておくための借受の強度不足でした。この借受台は本来、♯状に鉄骨を組まなければならない決まりになっていますが、当時の借受台には同じ方向に一列にしか組んでいない箇所があったそうです。

一列にしか組まれていない部分は60トンの橋桁を支えるには強度不足であり、この作業ミスが引き金となり設置されようとしていた橋桁が下の道路へと落下したのです。

人手不足も原因に

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このような作業ミスが起こってしまった背景には人手不足が原因だったとの調査結果が出ており、なんと作業していた人間の大半は橋桁工事の経験が浅い初心者だったというのです。

当時現場には元請けの社員は居ない状態で、下請け会社の社員が現場監督を務めていましたが、この社員は1ヶ月前まで事務を担当していたために建設に関する知識は殆ど無い状態でした。現場監督といっても作業を見守るだけの業務でした。

加えて下請け会社自体も橋桁の作業は初めてで、現場で担当していた作業員4人のうち2人は、数ヶ月前に全く別の業界から転職してきたばかりの人間だったのです。

殆どが橋桁の工事を体験したことがない初心者ばかりの現場ですので、借受台のミスに気づく人間は一人もいませんでした。起こるべくして起きてしまった事故であるとも言えます。

広島新交通システム橋桁落下事故後の怖い噂とは?

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事故後の調査の結果、先にご説明した通りしっかりとした原因究明が行われていますが、地元住民の間ではある噂が囁かれるようになりました。なんと、「広島新交通システム橋桁落下事故」は霊的なものの仕業だと言うのです。続いてはこの怖い噂についてご紹介していきましょう。

怖い噂①墓地に建設したための祟り

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「広島新交通システム橋桁落下事故」が起こった現場は、なんと元墓地だったそうです。元々15ほどの墓があったそうですが、アストラムラインの建設が決まって作業が開始する際にその墓を全て移転させていました。

この事故で死亡した数は15人、移動した墓の数も15個という不思議な一致から、「広島新交通システム橋桁落下事故」は祟りであったと噂されるようになったのです。

怖い噂②消えた幼稚園児

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事故後にテレビで放映された話の中には、次のような怖い話もあります。本来下敷きになるであろうタイミングで走っていた幼稚園のバスが、謎の幼稚園児によって救われたというのです。

事故が起きた日、遠足帰りの幼稚園児を乗せたバスが事故が起きた道路を通過する予定で、タイミングから考えても事故に巻き込まれる確率はかなり高かったそうです。ですが事故現場に差し掛かる前にある幼稚園児が「おしっこしたい」と言い始め、仕方なく近くのパチンコ屋へ寄ってトイレ休憩を挟むことになりました。

そしてトイレ休憩を済ませ出発して間もなく、今回の事故が起こります。トイレに行きたいと訴えた園児のおかげでバスは事故に巻き込まれずに済んだのです。

当時の話はそれで終わったのですが、その幼稚園児が小学生になった頃にテレビの取材を受けた際、「おしっこしたい」と言い出した幼稚園児が誰なのか一切覚えていませんでした。もちろんその出来事があったのは覚えているのですが、元園児のみならず先生ですら言い出した園児が誰なのかわからないというのです。

調査の結果最終的に2名の園児が候補として上がったのですが、そのうち1名は当日風邪で休んでおり、もう1名は遠足の前に転校していました。もちろん両者とも集合写真に写っているはずもなく、園児たちが思い出した人物は、事故当日にバスに乗っていなかったのです。

半ば都市伝説と化したアストラムラインの大事故

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怖い噂もあったためか、現在では「広島新交通システム橋桁落下事故」は半ば都市伝説としても語り継がれています。霊的な干渉が本当かは定かではありませんが、現代においてもこのような大事故はいつ起こるかわからないものです。

遭遇する確率が低いとはいえ、用心するに越したことはありません。もしあなたが工事現場の近くを通るときは、頭上や周囲に気をつけて歩くことをおすすめします。

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