キムチの賞味期限は?日持ちする保存法など
キムチを頻繁に食べるという人も多いことでしょう。以下では、キムチの賞味期限を詳しく解説していきます。また、キムチの日持ちする保存方法や、キムチが腐っていないかを見分ける方法、賞味期限が近いキムチはどうすれば良いかについて、キムチのアレンジレシピなどを詳細に解説していきましょう。
キムチの賞味期限はどれくらい?
まずは、キムチの賞味期限がどれくらいなのかを紹介していきます。キムチの賞味期限を見ていく前に、賞味期限と消費期限の違いを整理していきましょう。また、国産のキムチと韓国産のキムチでは賞味期限が異なる、という点についても詳しく見ていきます。
そもそも賞味期限と消費期限の違い
まずは、そもそも賞味期限と消費期限には、どんな違いがあるのかを見ていきましょう。消費期限と賞味期限は非常に似ている言葉ですが、同じ意味を持つわけではありません。消費期限とは、定められた方法で保存した場合、品質が劣化しやすく速やかに消費しなくてはいけない食品について、腐敗などの劣化に伴う衛生上の危害が発生する恐れがない期限です。
一方、賞味期限とは、定められた方法で保存した場合、その食品に期待されるすべての品質を十分に保っていると認められる期限のことを言います。消費期限が切れた食品は食べてはいけませんが、賞味期限が切れた食品は食べても問題はありません。ただ、賞味期限が切れた食品は、品質が落ちている可能性が高いのです。
国産と韓国産の賞味期限の違い
賞味期限と消費期限の違いを見てきましたが、続いては、国産のキムチと韓国産のキムチの賞味期限の違いを紹介していきましょう。日本で作られているキムチは、韓国で作られているキムチと比べて、乳酸菌を少なめにして発行を抑えているものが多いと言われています。
そのため、日本のキムチの賞味期限は、韓国のキムチの賞味期限と比べて、短い場合が多いのです。商品や使っている材料にもよりますが、一般的なキムチの賞味期限は、未開封であれば約1ヶ月、開封済みのものであれば約2週間となっています。キムチの期限は賞味期限ですから、この期限が切れたら食べられなくなる、というわけではありません。
1~3日経過
国産のキムチと韓国産のキムチの賞味期限の違いを見てきましたが、続いては、賞味期限を1~3日経過した場合のキムチはどうなのかを見ていきましょう。賞味期限を1~3日経過したくらいでは、全く問題なく食べることができます。未開封であっても、開封済みであっても、安心して食べられるのです。
ただし、開封済みの場合には多少注意が必要となります。具体的には、唾液が付いたお箸やキムチ以外の食材を触ったお箸を使っていないことと、できるだけ空気に触れさせず低温で保存されていることです。この2点が守られているならば、全く問題なく食べることができるでしょう。
1週間経過
賞味期限を1~3日経過した場合のキムチが食べられるのかを見てきましたが、続いては、賞味期限を1週間経過したキムチを食べられるのかどうかを見ていきましょう。未開封のキムチであれば、賞味期限を1週間経過していても、全く問題なく食べることができます。開封済みのキムチは、上で紹介した注意点が守られているなら、食べられるでしょう。
1ヶ月経過
最後に、賞味期限を1ヶ月経過したキムチを食べられるのかどうかを見ていきましょう。未開封のキムチであれば、食べることはできます。実は、未開封のキムチの場合は、なんと半年を過ぎても食べられる場合があるのです。未開封のキムチは、かなり長い間食べられると覚えておきましょう。
一方、開封済みのキムチは、賞味期限が1ヶ月過ぎていたら食べない方が良いでしょう。上で紹介した注意点をしっかりと守っている場合は、食べられる可能性はありますが、あまりおすすめできません。お腹を下す危険性がないとは言えませんから、食べないことをおすすめします。
賞味期限切れのキムチはいつまで食べられる?
キムチの賞味期限がどれくらいなのかを詳しく見てきましたが、続いては、賞味期限切れのキムチはいつまで食べられるのかを見ていきましょう。賞味期限切れのキムチは、酸っぱくなることがあります。しかし、酸っぱくなったキムチも、料理すれば問題なく食べられるでしょう。
酸っぱくなっても料理すればOK
賞味期限切れのキムチを嗅ぐと、酸っぱくなっていると感じることがあるでしょう。キムチが酸っぱくなっていると、腐っているのではないかと心配になる人もいるかもしれません。しかし、酸っぱくなったキムチでも、料理をすれば問題なく食べられるのです。そのまま食べるより、料理に使ってしまいましょう。
具体的には、キムチ鍋にしたり、炒め物に使ったりしてみることをおすすめします。酸っぱくなったキムチを加熱すれば、酸っぱさも飛ぶので、非常に食べやすくなるでしょう。酸っぱくなる程度であれば食べられますが、変な匂いがしたり、白く変色したりしているなら、食べないことをおすすめします。
韓国産のキムチには賞味期限がない?
続いては、韓国産のキムチについて見ていきましょう。韓国産のキムチは、日本のキムチよりも日持ちします。韓国産のキムチには、賞味期限がないとさえ言われているのです。韓国のキムチは、日本のキムチと製造方法が異なるので、保存期間が長く、腐るまで楽しむことができます。
もちろん、韓国のキムチが永遠に食べられるというわけではありませんし、食べ頃も存在するのです。しかし、韓国にキムチは、非常に日持ちするので、日本のキムチより長い間安心して食べられます。韓国にキムチを食べる時は、食べる前に状態をしっかりとチェックすると良いでしょう。
キムチが腐ってないか見分ける方法
賞味期限切れのキムチがいつまで食べられるのかを詳しく見てきましたが、続いては、キムチが腐っていないかを見分ける方法を詳細に解説していきましょう。キムチを食べる時は、キムチが腐っていないかを見分けられることが重要です。以下では、具体的な見分け方を3つ紹介していきましょう。
アルコールなど異臭がする
最初の見分け方は、アルコールなどの異臭がするかどうかです。賞味期限が切れたキムチを食べようとして、アルコールなどの異臭がしたら、食べるのを控えましょう。アルコールなどの異臭がしているということは、キムチが腐り始めていることを示しているのです。
すでに見たように、賞味期限切れのキムチから、酸っぱい匂いがすることがあります。多少酸っぱい匂いがする程度なら、鍋にしたり、炒めたりして食べることができるのです。しかし、酸っぱい匂いではなくて、アルコールなどの異臭がした場合は、食べることをやめて、捨てることをおすすめします。
酸っぱくなりすぎている
アルコールなどの異臭がしたら、食べない方が良いことを見てきましたが、酸っぱくなりすぎている場合も、食べない方が良いでしょう。多少酸っぱい匂いがする程度なら、料理に使うことで食べられますが、酸っぱくなりすぎている場合は、腐敗が進行している証拠なので、食べてはいけません。
キムチが腐っているかどうかで重要なのは、匂いです。キムチからどんな匂いがするのか、を細心の注意を払って嗅ぐことが重要でしょう。アルコールなどの異臭がしたり、酸っぱくなりすぎていたりしたら、食べるのをやめることが重要です。酸っぱさをわずかに感じる程度なら、早めに料理に使ってしまいましょう。
青かびが生えている
キムチが腐っているかどうかの判断には、キムチの匂いを意識することが重要であることを見てきましたが、キムチの表面を良く見ることも重要です。例えば、キムチに青カビが生えていたら、絶対に食べてはいけません。青カビが生えているということは、キムチが完全に腐敗していることを表しています。
賞味期限切れのキムチを食べようとする時は、キムチの状態を嗅覚と視覚で確認することが重要です。キムチを良く眺めて、青カビが生えていないかどうかをチェックしましょう。ちょっとでも青カビを見つけたら、食べてはいけません。キムチは赤色なので、青かびは比較的見つけやすいでしょう。
また、キムチに白カビが生えることがあります。キムチを空気にさらしてしまうと、空気中に存在するカビの胞子によって乳酸菌が正常に活動できなくなり、白カビを生んでしまうのです。もし、白カビが発生していることに気づいたら、その部分だけを捨てれば、残りのキムチを食べることができます。
キムチに白カビが生えることを予防したければ、キムチが空気に接触しないように保存することが重要なのです。一度開封してしまったキムチの場合は、密封した容器に入れておきましょう。また、買ってきたキムチの汁は捨てないことをおすすめします。キムチを完全に汁に浸けておいた方が、カビが生えにくいのです。
キムチの日持ちする保存方法
賞味期限切れのキムチが腐っていないかを見分ける方法を詳しく見てきましたが、続いては、キムチの日持ちする保存方法を紹介していきましょう。キムチをなるべく日持ちさせたいと考えている人は多いはずです。以下では、キムチを日持ちさせる方法を3つ紹介していきましょう。
冷蔵庫で保存がおすすめ
キムチを日持ちさせたければ、冷蔵庫で保存することをおすすめします。キムチを保存するのに一番適しているのは、冷蔵庫です。特に、一度開封したキムチは、冷蔵庫で保存しましょう。開封してしまったキムチを常温で保存すると、腐敗が進行しやすくなってしまいます。
未開封なら常温保存も可
ただ、未開封のキムチの場合は、常温で保存することも可能なのです。未開封のキムチは、冷蔵庫に入れなくても、腐敗は進行しづらいでしょう。とは言え、湿度が高くなる梅雨の時期や、夏の暑い時期には、常温保存を避けることをおすすめします。
未開封のキムチは、10℃以下の場所であれば、常温で保存することができます。ただ、常に10℃以下に保たれている場所を探すのは、難しいかもしれません。こうしたことを踏まえれば、一番安全にキムチを保存できるのは冷蔵庫である、ということになります。未開封のキムチも、冷蔵庫で保存しておけば、問題ありません。
冷凍で長期保存も
キムチを冷凍で保存することもできないわけではありません。例えば、長期的に保存したいと考えている場合は、冷凍で保存するのも1つの方法でしょう。ただし、冷凍保存はそれほどおすすめしません。キムチの白菜は水分を多く含んでいます。そのため、冷凍保存をしてしまうと、白菜の食感が失われてしまうのです。
キムチの魅力の1つは、シャキシャキした食感でしょう。冷凍保存をしてしまうと、こうした魅力が失われる危険性があるのです。さらに、味自体も落ちてしまうと言われています。キムチの冷凍保存はなるべく避けるのが良いでしょう。キムチは、冷蔵保存しておくことが一番良いのです。
賞味期限が近いキムチはどうしてる?
キムチの日持ちする保存方法を見てきましたが、続いては、賞味期限が近いキムチの利用方法を具体的に見ていきましょう。賞味期限が近いキムチは、炒飯に使うことをおすすめします。以下では、キムチのアレンジレシピを紹介するので、ぜひ参考にしてみて下さい。
キムチの賞味期限が迫ったら炒飯に!
本日は賞味期限が近いキムチを使ったキムチ炒飯 pic.twitter.com/Ha9LkV6eeS
— モリヤマサヤ (@mori1226mori) March 8, 2018
キムチの賞味期限が近づいてきたら、賞味期限切れになる前に、料理に使いましょう。具体的には、キムチ炒飯にすると美味しく食べられるはずです。賞味期限が近いキムチをそのまま食べると、ちょっと酸っぱいと感じるかもしれません。しかし、キムチ炒飯のように炒めてしまえば、酸っぱさを感じることはないでしょう。
キムチ炒飯以外には、キムチ鍋も非常におすすめです。キムチ鍋にすれば、野菜もたくさん摂取することができます。多少酸っぱい程度のキムチであれば、キムチ鍋にして酸っぱい匂いを飛ばしてしまいましょう。冬の寒い日には、キムチ鍋にして、体を芯まで温めることをおすすめします。
キムチのアレンジレシピ
続いては、キムチのアレンジレシピを紹介していきます。上の動画では、キムチと肉を使った簡単レシピを紹介しています。キムチと肉との相性は抜群です。キムチは多少酸っぱくても問題ないでしょう。キムチと肉を合わせて、ご飯と一緒に食べれば、至福の時間を過ごせるはずです。
キムチを食べよう!
キムチの賞味期限について詳しく見てきました。賞味期限切れのキムチも、多少酸っぱい程度なら問題なく食べられます。賞味期限切れのキムチが腐っていないかどうかをしっかりと見分けましょう。キムチは冷凍保存や常温保存も可能な場合がありますが、冷蔵保存が一番おすすめです。