プラトニック不倫とは？既婚者との恋愛の実態や注意点など紹介！

今回は話題の「プラトニック不倫」について紹介します。プラトニック不倫という言葉は聞いた事があるけれど、どういう関係がプラトニック不倫になるのかわからないという人もいるでしょう。プラトニック不倫とはどんなものなのか、プラトニック不倫での注意点もみていきます。

プラトニック不倫が話題となっているのは、既婚者でも楽しむ事ができる恋愛で、プラトニック不倫をするお互いが理解をしていれば、みんなが幸せになれる不倫だからです。では、プラトニック不倫とはどういうものなのでしょうか。

不倫のイメージは既婚者と未婚者、既婚者と既婚者が肉体関係になってしまうというものです。実際に多くの場合、既婚者がパートナー以外の人と肉体関係を持ってしまう事を不倫といいます。

しかしプラトニック不倫は、肉体関係がない不倫として注目されているのです。プラトニック不倫は、肉体関係がないため、まるで学生時代の恋愛のような関係を楽しむ事ができます。

相手の言葉にドキドキしたり不安になったり、連絡が来たら喜んで、会えないと分かると寂しくなるという、恋愛のいいところを楽しむ事ができるのです。肉体関係ではないため、相手をしっかりとみる事ができるという点で、女性に人気の不倫だとも言われています。

不倫経験があるかないかというアンケートでは、既婚者の30%がありだと答えています。しかし不倫はありだと思うかという質問には、50%ほどの人がなしだと答えました。

肉体関係がないまるで学生の恋愛をしているかのようなプラトニック不倫ですが、プラトニック不倫ならありだと思うのでしょうか、それとも普通の不倫と同じようになしなのでしょうか。

プラトニック不倫ならありと答えた人は、不倫はなしと答えた人と同じおよそ50%でした。普通の不倫よりは、ありだと考えている人は多いようです。プラトニック不倫ならありと答えたのは、どんな人でどんな理由からなのでしょうか。

プラトニック不倫ならありと答えた人は、既婚者になるとパートナーとは恋人のような感覚を味わう事ができないから、プラトニック不倫で楽しめるのならいいのではないかという理由が多いようです。

肉体関係がないならいい、疑似恋愛ごっこなら問題ないという意見があります。肉体関係がないのであれば、パートナーを裏切っている事にはならないのではないかという意見もあったようです。

既婚者でもピュアな恋愛感情をもう一度楽しみたいという事が、プラトニック不倫はありだと答えた理由になります。

プラトニック不倫ならなしと答えたのも、およそ半数でした。プラトニック不倫もなしと答えたのは、女性よりも男性の方が多いようです。どうしてプラトニック不倫はなしというのは、男性の方が多くなったのでしょうか。

プラトニック不倫もなしという理由には、不倫は不倫で変わりがないという意見が多いようです。肉体関係がない不倫は、一見ただの恋愛ごっこをしているようにみえますが、肉体関係ではない方がたちが悪いという回答もありました。

体で裏切られているのもショックだけれど、心で裏切られているのは、みえない分もっとショックを受けるという意見もあります。

また男性でプラトニック不倫はなしと答えたのは、肉体関係がないなら、不倫をする意味がないという意見も含まれていたようです。

それでは改めて、プラトニック不倫と普通の不倫の違いについてみていきましょう。プラトニック不倫と普通の不倫の違いや、既婚者がハマる理由もみていきます。

プラトニック不倫と普通の不倫の大きな違いは、肉体関係があるかどうかです。肉体関係というのは、男性器を女性器に挿入するのかどうかという事になります。

ハグをする事や手を繋ぐ事は、肉体関係に含まれない事が多いようです。線引きが難しいところになりますが、グレーゾーンはキスでしょう。手を繋ぐだけでドキドキする、ハグをするだけで幸せな気持ちになるというのが、プラトニック不倫です。

不倫がバレた時の罪の重さも、プラトニック不倫と普通の不倫とでは違いがあります。どちらも不倫なので、パートナーを傷つける事には変わりはありません。

しかし民法的には、肉体関係がある不倫と肉体関係がないプラトニック不倫とでは大きく罪の重さに違いがでてきます。肉体関係がある不倫は不貞行為となるため、離婚するしないに関わらず慰謝料が発生します。

ところが肉体関係がなければ、どんなに2人が愛し合っていても不貞行為とはみなされないため、慰謝料が発生する事はないのです。

関係性の強さも肉体関係がある不倫とプラトニック不倫とでは、違いがあると言われています。全ての不倫に当てはまるわけではありませんが、肉体関係がある不倫の場合、体の関係だけが目的という不倫もあるのです。

不倫をしているのに肉体関係にはならないというのは、お互いの生活も大切にしたいという気持ちがあります。相手の生活の事も考えているのです。

体の関係だけが目的の不倫よりも、心で繋がっているプラトニック不倫の方が関係性は強いと言われています。

プラトニック不倫は万が一パートナーにバレても慰謝料を払う必要がないという点で、不倫をしたいと考えている人にとってはメリットが多そうです。しかしプラトニック不倫は、メリットだけではなくデメリットもあります。どんな事がデメリットとなるのでしょうか。

まずはプラトニック不倫のメリットからチェックしていきましょう。プラトニック不倫は、不倫をする人にどんなメリットがあるのでしょうか。

プラトニック不倫のメリットには、妊娠や性病感染のリスクがないという事があります。肉体関係がないので、不倫によって心配な妊娠のリスクがないのです。

不倫で妊娠してしまうと、当然ですがパートナーに不倫がバレてしまいます。また妊娠してしまった子供を産むのか産まないのか、産んだ後の教育費はどうするのかなどの問題も発生するでしょう。

不倫で妊娠をしてしまうという事は、不倫をする人にとっては大きなリスクとなるのです。妊娠のリスクなく不倫を楽しむ事ができるのは、プラトニック不倫のメリットでしょう。

プラトニック不倫では、肉体関係になる事はありませんが、手を繋いだりハグをする事はあります。恋愛のいいとこ取りとも言われるプラトニック不倫は、精神的に癒やされるというメリットもあるのです。

精神的に不安定な時にはプラトニック不倫の相手にハグをしてもらうだけで、幸せホルモンを分泌する事ができます。

肉体関係にはならないので、その時間を2人で話をする時間として使う事もできるのです。話す時間が多い事で、日頃の不満を発散する事もできるでしょう。

プラトニック不倫は精神的な繋がりが強いため、簡単に飽きられる事がないというメリットもあります。体の関係が目的で、不倫をしているわけではありません。

話をしていて落ち着く相手であるとか、趣味が合うとか、ただ一緒にいるだけで癒やされる相手であるという事がプラトニック不倫の相手なので、年をとったから別れるという事や、相手の体に興味がなくなったから別れるという事はありません。

プラトニック不倫のメリットが多い事は想像できますが、デメリットとなるような事はあるのでしょうか。プラトニック不倫をする人にとって、不満となる事もみていきましょう。

不倫をしたいという既婚者が、パートナーとの性生活に不満を持っているという場合には、プラトニック不倫では性的欲求を満たす事ができないというデメリットがあります。

プラトニック不倫は、肉体関係がない不倫です。ハグをする事で性的欲求を満たせる場合には問題ありませんが、多くの場合で男性がプラトニック不倫に不満を感じる事になると言われています。

プラトニック不倫は、性的欲求に関して我慢する事ができればメリットが多いようです。ではプラトニック不倫をする時には、どんな事に注意をするといいのでしょうか。

普通の不倫ではなくプラトニック不倫をしようと考える人は、多くの場合で家庭を壊したくはないけれど、心を癒やしてくれる相手が欲しいという気持ちから不倫を考えます。

今の家庭は壊したくないという気持ちがあるのであれば、プラトニック不倫に入れ込みすぎないように注意しなくてはいけません。プラトニック不倫は肉体関係はないものの、パートナー以外の人との時間を大切にするという事です。

あまり入れ込み過ぎてプラトニック不倫の相手との時間を優先しすぎると、慰謝料を請求される事はないかもしれませんが、パートナーから離婚を切り出される事があるかもしれません。

不倫の瞬間だけを楽しむようにする事も、プラトニック不倫での注意点になります。プラトニック不倫は、心での繋がりが強くなるので、会っていない時も相手の事を考えるようになってしまいます。

もしも相手の事を家族と一緒にいる時にも考えるようになってしまったら、別れる事を考える必要があるでしょう。

プラトニック不倫をする場合も普通の不倫と同じように、不倫をしているその瞬間だけを楽しむようにする事が大切なのです。

家庭を壊したくないと考えているのであれば、常に1番は家庭である事を忘れないようにしましょう。プラトニック不倫をしていると、家庭かプラトニック不倫の相手か、どちらかを選ばなければいけない場面もでてきます。

不倫相手もプラトニック不倫をする事を理解してくれているのであれば、迷わず家庭を選ぶようにする事も必要です。

「今回だけは」とプラトニック不倫の相手を選ぶ事は、プラトニック不倫を続けていく事が難しくなる原因となります。

プラトニック不倫は、肉体関係がないので純愛のように感じます。決して結ばれる事がないという切ない恋愛に、気持ちが高まる事もあるでしょう。

しかしずっとプラトニック不倫に夢中になってしまうと、パートナーの事が好きであるという気持ちが薄れてしまう事にもなります。

プラトニック不倫の相手と会っている時には、プラトニック不倫の相手を大切にする事が大切ですが、家庭に戻ったらパートナーをしっかりと愛しましょう。感情にメリハリがつけられなくなったら、プラトニック不倫を終わらせる事も必要です。

プラトニック不倫は、肉体関係がない不倫となるため法律的な罪の重さだけをみれば、普通の不倫ほど重くはないと言われています。では本当にプラトニック不倫で、慰謝料は発生しないのでしょうか。

不倫をする事で慰謝料が発生するのは、民法で禁止している不貞行為が行われているのかどうかが重要です。プラトニック不倫の場合は、肉体関係がない不倫となるため、民法でいう不貞行為はなかった事になります。

既婚者との不貞行為がないため、慰謝料の発生はありません。不貞行為の前提にあるのが、結婚している夫婦には貞操義務があるからです。

夫婦となった男女は、配偶者以外の相手と性交渉をしてはいけないという義務があります。肉体関係を持つ事は、そこに恋愛感情があってもなくても、貞操義務を違反する、不貞行為があったとされるのです。

その行為によって、精神的苦痛を償うための慰謝料を請求できるというのが、不倫による慰謝料の発生になります。

プラトニック不倫は、不貞行為がないため慰謝料は発生しないと言われていますが、慰謝料が発生したパターンが過去にはあったようです。どんなパターンで、慰謝料は発生したのでしょうか。

プラトニック不倫であっても、キスや愛撫をしていた事が発覚した事で慰謝料が発生するという場合があります。キスや愛撫をするというのは、肉体関係があるとは言い切れませんが、一般的にみて付き合っている男女の行為です。

またプラトニック不倫が、夫婦関係悪化の一因となった事が明らかな場合や、第三者が夫婦の結婚生活を破壊したと認められた場合には、慰謝料が発生しています。

例えば肉体関係にはならなくても2人きりでたびたび旅行に出掛ける行為や、家を出てしまう行為、既婚の相手に結婚を迫る行為などです。

今回はプラトニック不倫についてまとめました。プラトニック不倫は、お互いが家庭を壊さない事を納得して行う場合にはメリットが多い関係です。しかし最初はプラトニック不倫だと思っていても、うっかり肉体関係になってしまう場合もあります。プラトニック不倫から普通の不倫に進みそうになった場合には、不倫を終わらせる事も考えましょう。