- サイコパスの有名な事件10選!国内も海外も!
- サイコパスの定義
- サイコパスは「反社会的な人格を持つ人」
- サイコパスの特徴
- 社会的地位の高い職に就く
- 自慢話が多い
- 自分の非を認めない
- サイコパスの見分け方
- 要注意の特徴
- 言い訳が上手い
- 大げさに感謝する
- 日本の有名なサイコパス事件5選!
- 佐世保女子高生殺害事件
- 犯人は高校生
- 大阪姉妹殺人事件
- 犯人は山地悠紀夫
- 相模原障害者施設殺傷事件
- 犯人は植松聖
- 神戸連続児童殺傷事件
- 犯人は酒鬼薔薇聖斗
- 埼玉愛犬家連続殺人事件
- 犯人は関根元と風間博子
- 海外の有名なサイコパス事件5選!
- 殺人ピエロ事件
- 犯人はジョン・ゲイシー
- ロシアの食屍鬼事件
- 犯人はアンドレイ・チカチーロ
- ブルックリンの吸血鬼事件
- 犯人はアルバート・フィッシュ
- パリ人肉事件
- 犯人は佐川一政
- 人肉とパスタ事件
- 犯人はデヴィッド・ハーカー
- サイコパスを扱った事件に関連するアニメ
- タイトルは【PSYCHO-PASS】
- サイコパスは私たちの心の中にもある
サイコパスの有名な事件10選!国内も海外も!
みなさんは「サイコパス」と呼ばれる方々をご存知ですか?「サイコパス」とは、世界の全人口のおよそ1~3%ほどが該当するといわれており、普通の人と比べて、極めて異常な考え方を持つ人たちのことです。
他者への思いやりに欠けていたり、社会的通念を簡単に逸脱したりするような性格を持ち、自己中心的である一方で、平然と嘘をついて良識のある人間を装い、自分の有利なように立ち回ります。時にそれが、世界を震撼させる大きな事件を引き起こしたりもします。
今回は、そんなサイコパスの人の特徴や見分け方、日本・世界で実際に起こった有名なサイコパス事件とそれを行った異常な犯罪者を一覧でご紹介していきます。
サイコパスの定義
社会を逸脱するといっても、世の中にはさまざまな精神病やパーソナリティ障害が存在し、サイコパスがどのようなものであるかは、あまり知らないのではないでしょうか?したがって、まずは、科学的なサイコパスの定義からご紹介しましょう。
サイコパスは「反社会的な人格を持つ人」
サイコパスというのは、心理学用語で、反社会的な人格を持つ人間のことを指します。また、自己の人格にかかわることであることから、パーソナリティ障害の中でも、反社会性パーソナリティ障害に分類されます。
ただし、日本・海外問わず社会的に影響のない範囲でサイコパス的な傾向が見られる人間はある程度存在し、その場合は反社会的な行動を伴わなければ、サイコパスと呼ばれません。
つまり、自己の享楽や快感のために,過度に社会の規範や道徳を無視する事ができてしまう人間をサイコパスといいます。そしてこのサイコパスが、犯罪者となってしまうケースが、日本・海外問わず多数存在します。
サイコパスの特徴
では、次はサイコパスの特徴をご紹介しましょう。基本的に、自己中心的で、自分の有利なように立ち回ります。その為、自分の有利になるのであれば、他人が少し抵抗を覚えることも平気でやりますし、一方で、良識があるように振る舞って、いい人を演じたりもします。
社会的地位の高い職に就く
サイコパスは、基本的に自分が有利なように立ち振る舞います。当然、社会的地位が高いことによる権威が、自分を有利にしてくれることも知っているので、社会的地位の高い職に就く傾向があります。
そして、皮肉なことに、自分が有利になるためなら何でもできるため、案外サイコパスのほうが、社会的地位の高い職に就く確率も高くなります。
自慢話が多い
また、自己中心的で利己的なため、自分のことを「とてもできる人間」と思っており、他人を見下したりします。加えて、相手に対する思いやりというものもないため、相手が興味もない自慢話を平然としていられます。
そして、本人は、聞いてもらって当然だとも思っているため、それが相手にとって迷惑だとも感じません。
自分の非を認めない
また、サイコパスは自分の「優秀なイメージ」が崩れるのを嫌います。そして、自分が優秀であるのだから、目の前で起こった自分の非を認めず、他人のせいにしたり、運が悪いと、別の人やものに責任転嫁したります。
当然、反省することもないため、誰かが不快に思っていても、改善することはなく、周りが振り回されることになってしまいます。
サイコパスの見分け方
サイコパスの特徴を見てみると、人間的通念が欠如しており、そばにいるだけで周りの人間を振り回すような人間だということが分かります。加えて、自分をよく見せるために、普段はよい人のように見せているため、厄介だといえます。
そこで、そんなサイコパスに振り回されないために、ある程度の見分け方をご紹介しましょう。ただし、普通の人間でもある程度はこのような特徴を持つため、目安としてみておくとよいでしょう。
要注意の特徴
普通の人間もサイコパスもやはり、普通の時は見分けがつきません。しかし、ピンチになったときやひと段落ついて安心したときに、その違いが分かりやすいといえます。
言い訳が上手い
サイコパスの1つの見分け方として、「言い訳が上手い」というものがあります。サイコパスは、是が非でも自分の非を認めません。従って、自分がピンチの際、自分が悪にならない様に立ち回ることがとても上手いです。
ゆえに、自分がいかに悪くないかをでっちあげる能力もとても高く、そして異様に説得力があるのがサイコパスです。
普通の人なら、自分が悪い時に言い訳しようとすると、どうしても態度に出てしまって変に見えてしまいますがそれがなく、異常な説得力があるのがサイコパスの良くも悪くも特徴で見分けやすいところといえます。
大げさに感謝する
サイコパスのもう一つの見分け方として「おおげさに感謝する」というものがあります。やはり人間は感謝されるとうれしい生き物ですので、そこを利用して、相手のテンションをあげることで、自分の思い通りに動かそうとしているのです。
加えて、単純にサイコパス自身は、実際に感謝を感じることがないために一般人より大げさな感謝になるともいえます。従って、やってあげたことに対して、異常に感謝をされたら要警戒だといえます。
日本の有名なサイコパス事件5選!
ここまで、サイコパスの特徴や見分け方など、一般的に知られている傾向をご紹介してきましたが、ここからは、実際に起きたサイコパス事件を日本・海外と分けてご紹介していきます。
まずは、日本で起こった有名なサイコパス事件やそれを行った異常な犯罪者を一覧でご紹介していきます。
佐世保女子高生殺害事件
日本の有名なサイコパス事件とその犯罪者の一覧の内、1つ目は、2014年に長崎県佐世保市で起きた「佐世保女子高生殺害事件」です。この事件では、犯人が、友人の後頭部を鈍器で何回か殴って首を絞めて殺害した後、なんと亡くなった遺体を解体しました。
首と手を切り落とし、腹を裂いて解体したようで、殺人自体も十分以上ですが、それ以上にその殺人の内容も異常といえます。ここまでのことができてしまうのがある意味サイコパスであるといえます。
犯人は高校生
そして、このサイコパス事件の犯人は、なんと高校生でした。高校生でここまでの犯行に至ったことも驚きですが、やはり幼少期から、異常行動はしていたようでした。
どうやら小・中学生の時から感情の起伏が激しかったようで、突然大声で泣きだすこともあったそうです。さらには、給食に異物を混ぜて問題を何度か起こしたこともありました。
そして、動物の解剖をしたことがあり、中学のころから興味本位の殺人願望があったようです。この事件前には実際に父親に対して殺人未遂にまで至っていたそうで、その中で「殺すのは親でなくてもいい」と、今回の事件の犯行に及んだそうです。
大阪姉妹殺人事件
日本の有名なサイコパス事件とその犯罪者の一覧の内、2つ目は、2005年に起こった「大阪姉妹殺人事件」というサイコパス事件です。このサイコパス事件は、大阪府浪速区のマンションに住んでいた姉妹を胸や腕などを刺したり切ったりして殺害した事件です。
この事件で犯行に及んだ犯人は、「金を奪うために人を殺した」と供述した一方で、「人を殺したい気持ちもあった」と供述しており、サイコパスの性質が垣間見えました。
犯人は山地悠紀夫
このサイコパス事件の犯人の名前は「山地悠紀夫」というのですが、実はこの男、2000年に山口県の山口市で起こった、「山口母親殺害事件」の犯人でもあり、自身が16歳の時に母親を金属バットで殴り殺害していました。
山地は少年院に入った後、2004年には保護観察を終えていましたが、当時から「発達障害の疑い」を精神科医に指摘されていたほか、今回の事件でも「母親を殺害したときの快感をもう一度得たい」と裁判で証言しており、そのサイコパス性が明らかとなりました。
相模原障害者施設殺傷事件
日本の有名なサイコパス事件とその犯罪者の一覧の内、3つ目は、2016年に起こった「相模原障害者施設殺傷事件」です。このサイコパス事件において、被害者は、死者、重軽傷者すべて合わせて45人にも及びます。
事件の経緯としては、神奈川県にある知的障害者福祉施設に、当時26歳だった犯人が侵入し、入居者の部屋に入り、19人もの人の命を奪いました。また、命が奪われる状態には至らずとも、他の入居者や施設の職員21人も重軽傷を負っています。
事件が起きた後、犯人の男は、この事件の管轄であった津久井警察署に出頭し、逮捕されました。この事件は「戦後最大の大量殺人事件」として、社会に大きな衝撃を与えました。
犯人は植松聖
このサイコパス事件の犯人は、この施設の元職員、植松聖でした。この男の供述によると、最初から障害者を大量殺害するのが目的で侵入したようで、実際に「障害者などいなくなってしまえ」とも供述しています。
また、事件後に留置場で取材に応じた際も、自分には責任がある、としつつも「自分が殺したのは人ではない」と、障害者の存在そのものを否定するような発言をするなど、自身のサイコパス性をあらわにしていました。
裁判の際の精神鑑定では、複数の症状を併発したパーソナリティ障害があったようですので、生まれ育った環境が、このようなサイコパスに変えてしまったのかもしれません。
神戸連続児童殺傷事件
日本の有名なサイコパス事件とその犯罪者の一覧の内、4つ目は、1997年に起きた「神戸連続児童殺傷事件」です。このサイコパス事件は、小学校の校門前に放置されていた男子児童の頭部が発見されたことで発覚しました。
この際、犯人の犯行声明が被害者の口に挟まれており、その残虐性が社会に衝撃を与えました。この事件の予兆として、この小学校の通学路で、すでに複数の児童が被害にあっており、2人が重症、1人が死亡していました。
当初のマスコミの予想では、30~40代の男性による犯行だとされていましたが、実際に逮捕されたのは、14歳の中学生でした。
犯人は酒鬼薔薇聖斗
このサイコパス事件の犯人である中学生は、犯行声明に自らを「酒鬼薔薇聖斗」と名乗っていました。この酒鬼薔薇聖斗は、上記の男子児童を殺害する際、「誰かを殺したいから誰かいないか」と考えていたようで、明らかに普通の殺人動機ではありませんでした。
どうやら、小学5年生から猫などをはじめとした動物を多数殺害していたようです。裁判中の精神鑑定では、本来、ある程度の年齢になると分離するはずの暴力の衝動と性的衝動が分離せず、殺害によって性的快楽を得ていたことが原因であるとしました。
また、酒鬼薔薇聖斗は「自分以外は野菜と同じ「物」であるから何をしてもいい」と話しており、普通の人とは異なる思考によるサイコパス性があったことが伺えました。
埼玉愛犬家連続殺人事件
日本の有名なサイコパス事件とその犯罪者の一覧の内、5つ目は、1993年に起こった「埼玉愛犬家連続殺人事件」です。このサイコパス事件は、ペットショップを経営していた犯人夫婦が、詐欺まがいの行為を繰り返していたのがきっかけで始まります。
この詐欺まがいの行為でトラブルとなった顧客4人を、知り合いの獣医師からもらった動物の殺処分用の薬剤を使用して毒殺しました。その上、遺体はバラバラにされ、焼却し、残った部分を山や川に遺棄しました。
どうやら、バブル崩壊の影響で借金がかさんだ結果の行動だったようですが、遺体を様々な方法でなくし、証拠をなくして完全犯罪を図ろうとした異常性の高い事件として、当時多くのマスコミに取り上げられました。
犯人は関根元と風間博子
このサイコパス事件の犯人夫婦の名前は、それぞれ、関根元と風間博子といいます。夫の関根元は、どうやら独特な話術で人を引き込むことができたようですが、虚言癖があり、自分を独自の経歴がある人間に偽っていたようです。
加えて、「殺人哲学」なるものを自身の考えとして持っていたようで、普通の人とは違うサイコパス的な特徴を多く備えていました。
妻の風間博子は金銭管理能力があり、どうやら関根元と偽装結婚することによって借金の取り立てから逃れていたような、金銭に関してはやり手だったといえます。
また、取り調べにおいて、殺人に関しては黙秘するが、動物の話題になると途端に涙を見せる、という二面性で警察を困惑させるなど、こちらも自らのために大げさな演技をするサイコパス性を持っていたといえます。
海外の有名なサイコパス事件5選!
ここまで、実際に起きたサイコパス事件の内、日本で起こった有名なサイコパス事件やそれを行った異常な犯罪者を一覧でご紹介してきましたが、もちろん日本だけでなく、世界にも異常で凶悪なサイコパスは存在します。
しかも、日本より海外の方が人種差別や、資本主義による競争の歴史が長いためか、日本よりも海外の方が凶悪な事件が多いといえます。
今度は、実際に起きたサイコパス事件の内、海外で起こった有名なサイコパス事件やそれを行った異常な犯罪者を一覧でご紹介していきます。
殺人ピエロ事件
海外の有名なサイコパス事件とその犯罪者の一覧の内、1つ目は、1972~1978年に起こった「殺人ピエロ事件」です。犯人となる男が朝起きると、夜を共にした青年がナイフを持っており、格闘の末、青年を殺害してしまい、あわてて隠したところから始まりました。
その後、発覚することなく、自らのビジネスが軌道に乗ると、休日にピエロに扮して子供たちに人気になります。しかし、その裏で、「ポルノを見ないか」と子供たちを誘い、残忍な殺人を繰り返しました。
その残忍性とピエロに扮していたことから、この事件の発覚の後、犯人は世界中で「キラー・クラウン(殺人ピエロ)」と呼ばれるようになりました。
犯人はジョン・ゲイシー
このサイコパス事件の犯人、ジョン・ゲイシーは、実は海外によくあるホモセクシャリティであったようで、そのホモセクシャリティを隠すために、子供たちを殺し続けたようです。
幼少期に、父親に虐待にも近い厳しくしつけをされ、弱い自分自身を「オカマ」「ホモ」と罵倒され続けたことで、父親に自分を好いてもらいたい気持ちがホモセクシャリティにつながったと考えられます。
しかし、自分の満たされない欲求を子供たちにぶつけ、そのことが発覚しないようにするために、33人もの子供たちを殺害したことは、もうすでに彼がサイコパスの領域に達していたといえます。
ロシアの食屍鬼事件
海外の有名なサイコパス事件とその犯罪者の一覧の内、2つ目は、1978~1990年に起こった「ロシアの食屍鬼事件」です。犯人はこの12年間に52人もの人間を殺害しており、赤い切り裂き魔、ロシアの食屍鬼などと呼ばれて、世界中を驚愕させました。
何故この人数になるまで犯行が発覚しなかったかというと、DNA鑑定がなかった当時は、同一人物かどうかを判定する検査方法において、彼の血液型が異例であったために、彼が犯人として特定されるのが遅れました。
さらに、当時のロシア(ソ連)の社会体制によって殺人鬼の存在が否定され続けたため、公に大きくは捜査されず、この様なサイコパス性のある殺人鬼が12年間も殺人をし続けてしまいました。
犯人はアンドレイ・チカチーロ
このサイコパス事件の犯人の名前は、アンドレイ・チカチーロといいます。自身の性的コンプレックスが理由で、殺人気になるまでに様々な挫折を味わった結果、彼をこのようなサイコパス性のある殺人鬼と変えました。
殺人を行う前から、自分の性的コンプレックスがあり、また教師としての職歴から、子供に興味を持ちました。そして、9歳の子供に強姦しようとしましたが抵抗され、仕方なく殺害した際、コンプレックスのせいで感じることのできなかった性的興奮を感じたそうです。
その後、売春婦などと関係を持とうとしましたがやはり性的コンプレックスによって興奮することはできず、さらには売春婦に馬鹿にされたことで殺人に及び、ここから人を選ばずに殺人を行うサイコパスな殺人鬼となっていってしまいました。
ブルックリンの吸血鬼事件
海外の有名なサイコパス事件とその犯罪者の一覧の内、3つ目は、1910~1934年に起こった「ブルックリンの吸血鬼事件」です。この事件が始まったきっかけは不明ですが、あるケースでは、マンハッタンで10歳の少女が誘拐され、その当時は解決されませんでした。
しかし、数年後、その少女の家族のもとに、「少女の肉を食べた」という旨の恐ろしい手紙が届けられました。この手紙を家族は警察に持っていき、なんとか犯人は逮捕されました。
しかし、その人の肉を食べるという極めて異常な行動から、「ブルックリンの吸血鬼」と呼ばれ、世界中に知れ渡りました。本人の供述によると、400人以上の児童を殺害し、中にはその肉を食べる目的で殺害したこともあるそうです。
犯人はアルバート・フィッシュ
「ブルックリンの吸血鬼」こと、このサイコパス事件の犯人は、アルバート・フィッシュという男で、上記の手紙によると、「中国で初めて肉を食べておいしさを知った。おたくで食事させてもらった時に、お嬢さんの肉は上手いと確信した」と書いてあったそうです。
人の肉を食べるという極めてサイコパス的な行動に加えて、この事件で死刑となり、電気椅子による死刑を執行される際も、「このスリルは一生で一度しか味わえない」と、語ったそうで、相当のサイコパスだったといえます。
パリ人肉事件
海外の有名なサイコパス事件とその犯罪者の一覧の内、4つ目は、1981年に起こった「パリ人肉事件」です。この事件は当時、日本から留学していた日本人が、友人のオランダ人の女性を殺害し、遺体と性的行為を行った後、その肉を食べた事件です。
その女性の肉は、そのまま食べた他、フライパンで調理して食べたりもしており、ある程度落ち着いて犯行を行っていることから、そのサイコパス性は極めて高いといえます。
犯人は佐川一政
この犯人の日本人留学生は、名前を佐川一政といいます。彼は、犯行を認め裁判になった後、その責任能力がない心神喪失の状態であるとされ、不起訴になりました。しかし、実際には診断結果の間違いで人格障害であるため、責任能力はあったとされています。
結果的に、彼は無罪になってしまい、事件後は精神病院に入りますが、退院後には書籍を出してヒットします。そして、TVなどでたびたび姿を現してもいるそうです。
この事件の前にも人の肉を食べる目的で人を襲い逮捕されており、その際は示談金によって告訴は取り下げられていますが、この事件後に公に姿を現した際、また「人の肉を食べたい」という旨の発言をしているので、まだまだ要注意といえます。
人肉とパスタ事件
海外の有名なサイコパス事件とその犯罪者の一覧の内、5つ目は、1999年に起きた「人肉とパスタ事件」でした。ある日、とある女性が行方不明になったと警察に届けられたことで事件が発覚しました。
その時点で、警察は「人肉を食す人物」の情報を得ていたため、その人物の家を調べたところ、家からバラバラにした遺体が入ったごみ袋が見つかり、犯人として逮捕されました。
犯人はデヴィッド・ハーカー
この事件で、犯人となったデヴィッド・ハーカーは、事件が発覚する前、なんと友人に『子供を4人生んだ女性のパスタ』がとてもおいしかった、と自慢していたそうです。
また、彼によると、女性を殺したのは、「なんとなくマンネリした性行為に刺激が欲しくて」だそうで、その肉を食べたことに関しては、「捨てるためにばらばらにする際に太ももの肉がとても綺麗だったから、パスタにした」と発言しています。
自分のやったことを当然のように語るさまから、彼には明らかにサイコパス性があったといえます。
サイコパスを扱った事件に関連するアニメ
ここまで、狂気じみた日本や海外でのサイコパス事件をご紹介しました。世界にはさまざまなサイコパスがおり、自分の身の回りを気を付けたほうがよさそうです。
さて、サイコパスが取り上げられるケースは、世界中で行われる凶悪な事件だけではなく、創作物の中でもあります。2012年に放送されたアニメーションはまさにサイコパスを扱った作品でしたのでご紹介します。
タイトルは【PSYCHO-PASS】
サイコパスが取り上げられた作品は、2012年10月~2013年3月に、フジテレビのノイタミナ枠で放送されたアニメ「PSYCHO-PASS」をはじめとした「PSYCHO-PASS」シリーズです。2019年には劇場版が公開されるなど現在でも根強い人気を誇るシリーズです。
このシリーズは、「踊る大捜査線」シリーズの監督、本広克行さんが総監督を務めており、さまざまな心理状態や性格から導き出される数値「PSYCHO-PASS」が計測可能になった近未来の世界を舞台としています。
この世界において、「サイコパス」とは、誰の心にもある程度は存在するもので、犯罪行動につながらないように抑圧するために、「PSYCHO-PASS」数値の中でも犯罪にかかわる「犯罪係数」を頼りに、主人公たちは日々、作品世界を奔走しています。
サイコパスは私たちの心の中にもある
今回は、サイコパスの人の特徴や見分け方、日本・世界で実際に起こった有名なサイコパス事件とそれを行った異常な犯罪者を一覧でご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
やはり、日本で見ても、海外で見ても、その異常性は同情の余地はなく、自分本位が度を超えてしまった結果だといえます。しかし、その心も元々は私たちの心の中にある欲望が暴走したものだともいえます。
このような事件を知ったからこそ、私たちは、サイコパスのように他人を考えられなくなるほどの行動をするのではなく、自らを律して、この世界で、真っ当に、誰にでも誇れる生き方をしていくことが良いでしょう!