- 東北弁の特徴は?東北県の方言を一覧でわかりやすく!
- 東北弁(東北の方言)の特徴とは?
- ①母音がは全て「い」と「え」で発音
- ②特徴的なズーズー弁
- ③英語やフランスに聞こえる
- ④東北弁は無アクセント
- 東北弁の種類
- 青森の方言
- 岩手の方言
- 秋田の方言
- 宮城の方言
- 山形の方言
- 福島の方言
- 東北弁の定番の方言の意味と使い方一覧
- 「こわい」の意味と使い方
- 「あっぺとっぺ」の意味と使い方
- 「あんこ」の意味と使い方
- 「かっちゃましい」の意味と使い方
- 東北弁の面白い方言の意味と使い方一覧
- 「いずい」の意味と使い方
- 「おしょすい」の意味と使い方
- 「ごしゃがれる」の意味と使い方
- 東北弁のかわいい方言の意味と使い方
- 「めんこい」の意味と使い方
- 「んだ」の意味と使い方
- 「ねぶてぇ」の意味と使い方
- 東北弁の日常生活に使える方言の意味と使い方
- 「投げる」の意味と使い方
- 「いだまし」の意味と使い方
- 東北弁での告白はやばい?東北弁の胸キュンフレーズ!
- 「やがねる」
- 「おしょーしない」
- 「~けれ」
- 「好きだったんだず」
- 東北弁と他の方言の違い
- 東北弁の「冷たい」
- 他の方言の「冷たい」
- 東北弁の「恥ずかしい」
- 他の方言の「恥ずかしい」
- 東北弁の「おはよう」
- 他の方言の「おはよう」
- 東北弁は訛りが可愛い
東北弁の特徴は?東北県の方言を一覧でわかりやすく!
東北県といえば方言の訛りが強いというイメージを持っている方が多くいます。東北弁は訛りのクセが強いという事で知られていますが、実は可愛い東北弁もたくさんあるのです。そこで、今回は東北県の方言を一覧で分かりやすくご紹介します。
どんな方言が東北弁にはあるのか、一覧でチェックしていきましょう。また、東北弁の一覧だけではなく、東北弁の特徴についても詳しくご紹介します。東北弁に興味があるという方は、ぜひ東北弁一覧を見てみてください。
東北弁(東北の方言)の特徴とは?
東北弁の訛りを可愛いと思ったことがある方も多いでしょう。東北弁には独特な特徴があるのです。そこで、最初に東北弁にはどんな特徴があるのか、4つの特徴についてご紹介します。
①母音がは全て「い」と「え」で発音
東北弁には母音を全て「い」と「え」で発音するという他の地域の方言とは違った特徴があります。聞いたことがある東北弁を思い浮かべると、母音は全て「い」と「え」になっているのではないでしょうか。
②特徴的なズーズー弁
東北弁は「ズーズー弁」とも呼ばれています。東北弁には鼻音が強く発音されているという特徴があり、「じ」や「じゅう」が「ず」や「ずー」と言っているように聞こえるのです。このズーズー弁は特徴的な経緯で生まれた方言だと言われています。
会話をするときに「i」や「u」を使って発音すると、エネルギーを多く消費します。そのため、エネルギー消費を少なくするためにズーズー弁は生まれたと言われているのです。
③英語やフランスに聞こえる
訛りが強いことで知られている東北弁は、なんと英語やフランス語に聞こえてしまうことがあります。過去にテレビCMでフランス語を話しているように見せかけて、実は東北弁で話しているというテレビCMがありました。
東北弁は口をあまり開けずに早い口調で話すため、フランス語を話しているように聞こえるのです。
④東北弁は無アクセント
東北弁には無アクセントという特徴があります。無アクセントとはアクセントがないという意味ではなく、アクセントの決まりがないという意味です。無アクセントの場合「一語」と「苺」、「歯医者」と「廃車」などの同拍同音語を同じアクセントで発音します。
無アクセントである東北弁は、ほとんどの場合が一定の音調か真ん中がわずかに高くなるという音調で発音されます。ちなみに、芸能人だとガッツ石松さんや磯山さやかさんが無アクセントで話しています。
東北弁の種類
東北弁には青森・岩手・秋田・宮城・山形・福島と6種類があります。東北弁と一括りにされることもあるのですが、6種類それぞれに違った特徴があるのです。そこで、それぞれの方言の特徴についてご紹介します。どんな特徴があるのか見ていきましょう。
青森の方言
青森県は奥羽山脈を境にして南部地方と津軽地方に分かれています。そのため、青森県には津軽弁と南部弁という方言があるのです。その他にも下北弁という方言もあります。下北弁とは北海道近くの下北半島で使われている方言です。
岩手の方言
岩手弁といえばドラマ「あまちゃん」で有名になりました。ドラマの中で使われていた「じぇじぇじぇ」も岩手弁のひとつです。そんな岩手県には基本的な岩手弁の他に、盛岡地方で使われている盛岡弁と気仙地方で使われているケセン語という方言の3つがあります。
秋田の方言
秋田県の方言には訛りが東北弁の中でも特に独特だという特徴があります。また、秋田県は北部地方・南部地方・中央地方の3つに分かれており、それぞれに違った特徴があるのです。さらに、江戸時代には5つの藩に統治されていたため、鹿角方言・県北方言・中央方言・県南方言・由利方言に分けることもできます。
宮城の方言
青森県だけではなく、宮城県でも独特な訛りの方言が使用されています。先ほどご紹介したように、東北地方ではズーズー弁が使われているのですが特に使っているのが宮城県です。また、宮城県には基本的な宮城弁の他に、仙台市で使用されている仙台弁もあります。
山形の方言
山形県内では庄内弁・新庄弁・米沢弁・村山弁という4つの方言が使用されています。4つの方言にそれぞれの特徴があるのですが、山形県で使用されている方言は全体的にのんびりした雰囲気だという印象があります。そんな山形弁で特に有名なのが語尾に付ける「んだ」という方言です。
福島の方言
語尾に「だべ」を付けている方がいると、福島県を思い浮かべる方も多いでしょう。福島県では福島弁と会津弁が使われています。福島県は東北弁の中でも特に語尾に独特な訛りがある特徴的な方言です。そのため、東北弁といえば福島弁や会津弁を思い浮かべる方も多いのです。
東北弁の定番の方言の意味と使い方一覧
東北弁の特徴や種類についてご紹介しましたが、東北弁の意味や使い方が気になるという方もいるのではないでしょうか。東北弁には他の県の方には意味が分かりづらいものがたくさんあります。そこで、東北弁定番の方言の意味と使い方を一覧でご紹介します。
東北弁の方言の意味や使い方をチェックしていきましょう。意味や使い方を一覧でチェックし、東北地方の方と話す時の参考にしてみてください。
「こわい」の意味と使い方
「こわい」という単語を聞いてどんなイメージを思い浮かべるでしょうか。多くの方が「怖い」を思い浮かべるのですが、東北弁でも「こわい」とは身体が疲れていることを表現するのです。体が疲れていることを表現するときに使われますが、もちろん「怖い」という意味でもあります。
東北弁で「こわい」を使うときは、「今日はマラソンをしたから特に足首がこわい。」や「もうこわいから帰ろう」と使います。これは「今日はマラソンをしたから特に足首が疲れた」や「もう疲れたから帰ろう」という意味になります。東北弁での「こわい」は他の地方と意味が大きく異なりなす。
「あっぺとっぺ」の意味と使い方
東北弁では「あっぺとっぺ」という方言が使われています。東北弁に詳しくない方は、「あっぺとっぺ」という方言の意味がよく分からないのではないでしょうか。この「あっぺとっぺ」という方言は東北弁で矛盾していることを表す言葉です。響きが可愛い方言のひとつなのですが、相手を責めるときに使うことが多い方言です。
そのため、東北地方の方と話すときに「あっぺとっぺ」を使うときには注意をしましょう。「あっぺとっぺ」を使うときの例文をご紹介します。「それはあっぺとっぺな意見だ」や「よくそげなあっぺとっぺなこと言えるな」というように使います。
これは「それは矛盾した意見だ」や「よくそんな矛盾したことが言えるな」という意味になります。相手を責める意味になってしまう場合があるので、友人に使うときは冗談を交えながら使ってみることがおすすめです。
「あんこ」の意味と使い方
「あんこ」といえば和菓子などに使うあんこを思い浮かべる方が多いのですが、東北弁での「あんこ」は脳みそという意味になります。東北弁では「あんこ足んねぇ」と使うのですが、これは話している相手の頭の回転が遅いときに使う言葉です。
東北弁での「あんこが足んねぇ」は「脳無し」という意味になりますが、東北地方以外の方に伝えると「(タイ焼きなどの)あんこが足らない」という意味でとらえられてしまいます。ちなみに、この「あんこが足んねぇ」はかなりキツイ言い方の方言です。
相手に「あんこが足んねぇ」を使うときは注意が必要です。また、相手が「あんこが足んねぇ」と言っている場合はかなり怒っている状態なので、しっかりと謝るようにしましょう。
「かっちゃましい」の意味と使い方
東北弁には「かっちゃましい」という方言があります。この「かっちゃましい」とは、やかましい様子を表す言葉です。この「かっちゃましい」を使った例文を見ていきましょう。「かっちゃましいからめざわりだ」や「かっちゃましい人が好きでね」といったように使われます。
これは「騒がしくて邪魔だ」や「私はうるさい人が好きではない」という意味になります。東北弁で「かっちゃましい」はうるさいですが、「かっちゃましい」で表現できないほどの騒がしさは「かちゃくちゃね」という方言で表すことができます。
東北弁の面白い方言の意味と使い方一覧
東北弁の定番の方言について一覧でご紹介しましたが、東北弁には面白い方言もたくさんあります。東北弁の面白い方言は東北地方の方と話すときに使うと話を盛り上げることができます。東北弁の面白い方言を一覧でご紹介するので見ていきましょう。
意味と使い方を一覧で分かりやすくご紹介するので、東北地方の方と話すときの参考にしてみてください。東北地方の方との会話をさらに楽しくすることができます。
「いずい」の意味と使い方
「いずい」という方言は東北弁のひとつなのですが、北海道の一部でも使われている言葉です。そんな「いずい」は「かゆい」を表現するときの方言なのですが、かきむしるほどのかゆみを表すときの方言ではありません。「いずい」の使用例は、「鼻がいずい」や「目がいずい」となります。
これは「鼻がかゆい」や「目がかゆい」という意味になります。このように「いずい」とは、不快感や違和感を表すときに使用する東北弁なのです。目にゴミが入って違和感があるときや、鼻にゴミが付いていてかゆいときなどに「いずい」を使います。
ちなみに、「いずい」は「ず」の発音を少し強調します。東北弁に慣れていない方は、発音しにくいのではないでしょうか。
「おしょすい」の意味と使い方
東北県に住んでいない方は、「おしょすい」と聞いても何の意味なのか分からないという方がほとんどなのではないでしょうか。「すい」とありますが、水の名前であはりません。この「おしょすい」とは「恥ずかしい」を表す東北弁です。
東北弁のひとつである「おしょすい」を使った例文をチェックしてみましょう。東北弁では「おらおしょすくてでぎねぇ」と使います。これは「私は恥ずかしくてできません」という意味になります。また、恥知らずな行為をした相手に対して、「しょすがれ」とも言います。
これは「恥を知れ」という意味になるのです。東北の方と話していて恥ずかしくなったら、「おしょすごどや」や「おしょすなっす」と言ってみましょう。
「ごしゃがれる」の意味と使い方
東北弁の「ごしゃがれる」とは、先生や親に「叱られる」という意味があります。そんな「ごしゃがれる」の例文を見ていきましょう。東北弁の「ごしゃがれる」は、「先生にごしゃがれた」と使います。これは「先生に叱られた」という意味になるのです。
また、相手に注意するときは「そんなことしてっとごしゃがれっぞ」と使います。この例文は「そんなことをしていると叱られるよ」という意味になります。
東北弁のかわいい方言の意味と使い方
方言といえば訛りが可愛い方言が多いというイメージを持っている方も多いでしょう。実際に東北弁には可愛い方言がたくさんあります。そこで、次に可愛い東北弁と意味を一覧でご紹介します。東北弁にはどんな可愛い方言があるのか見ていきましょう。
「めんこい」の意味と使い方
東北弁について詳しくないという方でも、「めんこい」という方言を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。東北弁で「めんこい」とは「可愛い」を表す言葉です。意味が可愛いだけではなく、響きが柔らかくて可愛い東北弁のひとつでもあります。
そんな「めんこい」の使用例をチェックしてみましょう。東北弁の「めんこい」は、「〇〇ちゃんはめんこい」と使います。これは「〇〇ちゃんは可愛い」という意味になります。「めんこい」は「可愛い」という意味を表す言葉のため、告白をするときにも使うことができる東北弁です。
「んだ」の意味と使い方
有名な東北弁のひとつとして「んだ」があります。この「んだ」とは東北地方で広く使用されている言葉なのですが、肯定や同意を表すことがです。そんな「んだ」の使用例をご紹介します。「んだ」の使用例は、「んだんだ、早く行こう」です。これは「そうだそうだ、早く行こう」という意味になります。
その他にも、「んだ、おらはねふてぐなってきた」と使うこともできます。これは「そうだね、私は眠くなってきたよ」という意味になるのです。「んだ」は肯定するときなど、相槌を打つときに使うこともできます。そのため、東北地方の方との会話に「んだ」という言葉は多く登場します。
「ねぶてぇ」の意味と使い方
東北弁の「ねぶてぇ」とは、「眠たい」という意味を表す言葉です。眠そうな姿は特に可愛らしいので、東北弁で「ねぶてぇ」と言われたらキュンとしてしまうかもしれません。そんな「ねぶてぇ」は「もうねぶてぇ」と使うことができます。
これは「もう眠たい」という意味になります。眠たさを訴えるときに使ってみましょう。ちなみに、「ねぶてぇ」と聞くと青森県の有名なねぶた祭りを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。実際にねぶた祭の「ねぶた」とは、東北弁の「ねぶてぇ」からきています。
青森県のねぶた祭には、「賑やかなねぶた祭で夏の忙しい時期の眠気を追い払おう」という意味があるのです。祭の由来が分かると、より一層ねぶた祭を楽しむことができるのではないでしょうか。
東北弁の日常生活に使える方言の意味と使い方
東北弁には色々な種類があり、日常生活で使うことができる方言はたくさんあります。そこで、次に日常生活に使うことができる東北弁の意味や使い方を一覧でご紹介します。
「投げる」の意味と使い方
「投げる」と聞くと多くの方が「物を投げる」というイメージを思い浮かべるのではないでしょうか。しかし、東北弁での「投げる」には違う意味があるのです。東北弁での「投げる」とは、「捨てる」という意味を表す言葉になります。東北弁の「投げる」を使うときの例文を見てみましょう。
東北弁の「投げる」は「これを投げねで取っといてけれ」と使うことができます。これは「これを捨てないで保管しておいて」という意味になるのです。東北弁での「投げる」と標準語での「投げる」は意味が大きく変わるので、東北地方の方と話すときは注意しましょう。
「いだまし」の意味と使い方
「いだまし」という東北弁は「もったいない」という意味になります。東北出身の方でないと、会話の中で「いだまし」と言われても何を意味している言葉なのか分かりにくいでしょう。ちなみに、「いだまし」とは「痛ましい」からできた言葉だと言われています。
東北弁の「いだまし」を使うときの例文をチェックしてみましょう。「いだまし」は「そげなことしたらいだましいず」と使うことができます。これは「そんなことをしたらもったいない」という意味になります。
東北弁での告白はやばい?東北弁の胸キュンフレーズ!
方言で告白されるとキュンとする方も多いでしょう。東北弁で告白すると、相手をキュンとさせることができます。東北弁で告白されてキュンとした経験があるという方も多いのではないでしょうか。そこで、次に東北弁で告白するときの例を一覧でご紹介します。
「やがねる」
東北弁で「やがねる」とは、「嫉妬」を表現するときに使う方言です。嫉妬をしたときに「やがねる」を使うと、嫉妬の強い意味を和らげながら相手に使うことができます。嫉妬がきっかけで相手のことを好きだという気持ちに気付いたという場合もあります。
そんなときに「やがねる」を使って告白をするのです。「やがねる」を使って告白をするときは、「君が他の子と楽しそうだからやがねって好きだと気づいた」と告白します。これは「君が他の子と楽しそうにしていたから嫉妬して好きだと気づいた」といいう意味になります。
「おしょーしない」
東北弁の「おしょーしない」は先ほどご紹介した「おしょすい」に響きが似ていますが、「おしょすい」とは全く違った意味を表す言葉です。「おしょすい」は「恥ずかしい」を表す言葉でしたが、「おしょーしない」は「ありがとう」を伝えるときに使う言葉なのです。
告白をしたときに聞いてくれてありがとうという感謝を伝えるときや、前向きな返事をもらったときに「おしょーしない」という方言を使ってみましょう。告白をするときに「おしょーしない」を使う例文をご紹介します。「告白を聞いてくれておしょーしない」と使います。
これは「告白を聞いてくれておしょーしない」という意味になります。告白をするときに使える東北弁として「おしょーしない」をご紹介しましたが、これは「ありがとう」という意味なので日常生活でも使うことができる東北弁です。
「~けれ」
「~けれ」とは語尾に付ける東北弁です。告白をするときに「~けれ」を語尾に付けると、可愛い印象を相手に与えることができます。それでは、「~けれ」を語尾に付けるときの告白についてご紹介します。「~けれ」を付けて告白するときは、「大好きだす、付き合ってけれ」と言います。
これは「大好きです、付き合ってください」という意味になります。東北弁の「~けれ」と標準語の「~ください」では雰囲気が大きく変わります。東北弁の方が可愛いという印象を受ける方も多いでしょう。また、語尾に「~けれ」を付けるのは告白のときだけではありません。
もちろん日常生活の会話でも語尾に「~けれ」を付けることはできます。東北地方の方と話すときには、語尾に「~けれ」を付けてみましょう。
「好きだったんだず」
告白をするときには、好きという気持ちをストレートに伝えたいという方も多いでしょう。そこで、好きという気持ちをストレートに伝えるときの東北弁についてご紹介します。ストレートな気持ちを伝えて告白するときは、「ずっと好きだったんだず、付き合ってけろ」と伝えます。
これは「ずっと好きでした、付き合ってください」という意味になります。東北弁でストレートに気持ちを伝えられたら、キュンとするという方も多いでしょう。また、東北地方の中でも岩手県では「好きだっちゃ」という場合もあります。
語尾に「~だっちゃ」が付くとさらに可愛いイメージになります。可愛い東北弁でストレートに告白をしたいときは、「好きだったんだず」や「好きだっちゃ」という東北弁で告白してみましょう。
東北弁と他の方言の違い
東北弁の訛りや意味について一覧でご紹介しましたが、他の方言との違いも気になります。そこで、次に東北弁と他の方言の違いについてご紹介します。東北弁と他の方言の違いにはどんな特徴があるのか見ていきましょう。
東北弁の「冷たい」
各地域の方言によって「冷たい」を表すときの言葉は異なります。そこで、最初に東北弁での「冷たい」を表す言葉をご紹介します。東北弁でも地域によって「冷たい」を表す言葉は違うので順番に見ていきましょう。東北弁の中でも津軽弁だと「冷たい」は「しゃっこい」となります。
岩手弁だと「しばれる」、福島弁だと「ひゃっこい」となるのです。「しゃっこい」や「ひゃっこい」という東北弁は、「冷やっとする」という言葉が変化したことによってできた東北弁のようです。ちなみに、岩手弁の「しばれる」とは、寒さで手がかじかむ様子からできた方言です。
他の方言の「冷たい」
東北弁の「冷たい」についてご紹介しましたが、次に他の地方での「冷たい」という方言についてご紹介します。土佐弁での「冷たい」は「ひやい」と言います。また、長崎弁では「つめたか」、富山弁では「ちぶたい」といった方言になるのです。
それぞれの方言によって「冷たい」は変わりますが、「冷たい」を表す方言はどれも可愛らしい印象のものばかりです。「冷たい」という言葉を可愛く伝えたいときは、方言で「冷たい」を伝えてみましょう。
東北弁の「恥ずかしい」
先ほど「恥ずかしい」の東北弁として「おしょすい」をご紹介しましたが、東北弁で「恥ずかしい」を表す方言は他にもあります。そこで、東北弁の「恥ずかしい」についてご紹介します。山形弁では「恥ずかしい」を「はずかすえ」と言います。
これは、「恥ずかしい」という言葉が訛りで変化したものだと言われています。また、秋田弁では「おしょし」、仙台弁では「めくせ」と言うことがあります。秋田弁の「おしょし」という方言は、「失笑をかって恥ずかしい」という様子から生まれた方言だと言われているのです。
他の方言の「恥ずかしい」
他の方言の「恥ずかしい」について見ていきましょう。山梨弁では「恥ずかしい」を「こっぱずかしい」と言います。そして、長野弁では「しょーしー」、愛知弁では「きまりがわりー」と言うのです。
東北弁の「おはよう」
挨拶である「おはよう」は全国共通というイメージを持っている方も多いのですが、実は地域によって「おはよう」の表現方法は違います。そこで、まずは東北弁での「おはよう」の言い方について見てみましょう。
福島弁では「おはよう」を「おはよなっす」と言い、岩手弁では「おはよがんす」と言います。また、山形弁では「おはやす」と言うのです。東北弁には標準語と大きく違う方言が多くありましたが、「おはよう」は若干原型が残っています。
東北弁の「おはよう」は3種類がありますが、どれも可愛い印象のものばかりです。少し違った言い方で挨拶をしたいときは、東北弁で「おはよう」と言ってみましょう。
他の方言の「おはよう」
東北弁の他にも「おはよう」を違う言い方で伝える方言はあります。そこで、他の方言の「おはよう」についてチェックしていきましょう。静岡弁での「おはよう」は「いあんばいです」、石川弁では「おひんなりさんでございみす」と言います。また、愛知弁では「はやいなも」と言うのです。
他の方言の「おはよう」には、初めて聞いたときは意味が分からないものが多くあります。地域によって「おはよう」の言い方が違うという点も、方言の面白いポイントです。
東北弁は訛りが可愛い
今回は東北弁の訛りや使い方について一覧でご紹介しました。訛りが強い方言として東北弁は知られていますが、初めて聞く東北弁がたくさんあったという方も多いでしょう。テレビでよく聞く東北弁もありますが、その他にも東北弁には色々な種類があるのです。
東北弁の訛りや意味・使い方を知っておくことで、東北地方に住む方との会話をさらに楽しむことができます。また、東北弁が登場するドラマや映画も楽しく見ることができるのです。今回チェックした東北弁を日常生活に活かしてみましょう。
ご紹介したように東北弁には訛りが可愛い方言がたくさんあります。そのため、少し変わった告白をしたいときには東北弁を用いるという方法もおすすめです。東北弁を告白に使うことで、可愛い印象の告白をすることができます。